『和歌山の街』は、城、寺、そしてラーメン?

夫のマシュウです。

和歌山は「夕陽」のきれいなところでした。

そうだ!これから和歌山城へ行こう!と思い立ったのが、

午後に和歌山に到着して、一日の行程をこなした夕方近くのこと。

天気予報では快晴は今日だけで、翌日以降は曇りか、雨の日が続く様子💦

駅前通りの案内板には「和歌山城まで1.6km」とあります。

よし!夕暮れまで歩いてみよう!ということになりましたが、

この時、バス移動した方が効率の良いこと・・・それがすっかり頭から抜けていました💦

駅前から行けども行けどもお城は見えません💦

「いったいどこまで歩けばいいの~?」

夕暮れも近づき、後ろをついてくる妻の怒りのボルテージがどんどん上がってきますが、

なんとか抑えているようです(爆発しないでくれよ)💦

ようやく到着!

ん?天守閣はどこだ?

城内は広そうだなー。まぁ、そう簡単に天守閣にたどりつけるお城なんて、

無防備ということでしょうけど。

妻をひとり置いて、天守閣の見える所までせっせと、はせ参じる私(ちと焦る?)💦

おおーーー!間に合ったーーー!夕陽をバックに天守閣が神々しく輝いて見えます!😊

やったねー!(この時、ベンチに置いてきた妻の事が頭から消えていた私)💦

ここで携帯電話が鳴り響きます(^^;)

妻「どこまで行ってるの?もうだいぶ暗くなってきたでしょ」(かなりご立腹)

「私、下で待ってるんだけど、誰もいなくて怖いよ」😭

わかった!わかった!

城主(私)も、姫(妻)には弱かった・・・(ふざけてる場合ではなかった)

アンの定?・・・もとい案の定、妻はむくれてプンプン😡

口もきいてくれません。

お城の前からバスに乗り、無言のまま駅前のホテルに向かうことになってしまいました💦

旅行初日から先が思いやられます(私が悪いのね。反省)

帰り際に仰ぎ見た、お堀の上には飛行機雲が尾を引いてます。

夫婦げんかも尾を引かなければいいのですが・・・💦

この事件の起こる数時間前のこと

和歌山に着いてすぐに、ふたつ隣の「紀三井寺駅」からほど近いところにある

「紀三井(きみい)寺」を訪れていました。

関西随一の「早咲き桜の名所」だそうですね。もうこの時、西日が射していました。

参道のお店はGW明けでほとんどがお休み

楼門前

ケーブルカーは今春、参拝客の便を図るために作ったそうです。

楼門前では閻魔大王様が鎮座!果たして我らはどんなお裁きを受けるのでしょうか?💦

結縁厄除坂に来ました。これから願掛けながら上ります!😊

ここは、若き「紀伊国屋文左衛門」が母を背負って観音様にお参りしようと

石段を上っていたときのこと・・・履いていた草履の鼻緒が切れてしまい困っていたところ、

偶然通りかかった玉津島神社の宮司の娘が鼻緒を直し、これが「縁」で二人は結ばれ、

これまた宮司の出資金による「みかん船で大儲け」をした、

ということからこの坂を「結縁坂」と呼ぶようになったとのこと。

結婚と出世の契機となる「出逢い」も、

観音様に願を掛けることから始まるということでしょうか。

二十五段、三十三段、四十二段、六十一段と「厄年」を踏み越える石段が続きます。

(*´Д`)ハァハァ 息が上がりますー💦

途中、三井水のひとつ、清浄水です。

二つ目の揚柳水

偶然、真新しいケーブルカーが頭上を通り過ぎて行きました。

女厄除坂は三十三段!頑張る妻ですが、厄年じゃないよね??

男厄除坂を前にして、子供にオーラ?を送ってるの?母親だねー!😊

わー!ずいぶん上がってきましたよー!

六十段の還暦厄坂を上らねば!行くぞー!気合い十分の妻である😊

上りきると六角堂

横に立つのは紀三井寺新仏殿。駅から見えていたのはこの建物でした。

中に入れさせていただき、木造立像では日本最大という大千手面観音像を拝観!

夫婦円満、家内安全を祈願しましたが・・・さて??

新仏殿から「和歌の浦」の彼方に沈みゆく夕陽をしばし眺めます。穏やかないい景色です!😊

鐘楼の横を通り、

紀三井寺本堂へ・・・桜は終わり初々しい緑葉がきれい!🍃

紀三井寺は「西国霊場第2番札所」でもあります。合掌!

御朱印もいただきました。

本堂のそばには、ソメイヨシノの「標本木」があり、

和歌山地方の桜の開花宣言時に活躍するようですよ🌸

多宝塔

開山堂

こうして紀三井寺の拝観は終わり、来た道を引き返し和歌山駅へと向かいます。

和歌山といえば?

妻が仕入れた情報の第一弾が「和歌山ラーメン」🍜のことでした。

和歌山ではテーブルに「早(はや)寿司」という押し寿司と「ゆで卵」が置いてあり、

食べたら自己申告制で料金を払うことになってると言います。

札幌のラーメン屋「白樺山荘」だとゆで卵は無料サービスだったけど是非食べてみたい!

だけど行列に並んでまではNGという条件付き!

幸い、待ち列もなくすぐに入店できました。

店内は16席ほどしかなく肩を寄せ合って食べる?これがいいんだとか(超狭かったー)💦

注文したのはコレ!トッピングで煮卵と早すしを頼みます。

豚骨スープのお味は?

んーん?💦

妻の口にはイマイチだったようで、ちょっとガックリ!💦

ご機嫌ななーめのまま?店を後にして、私が思いつきで「夕日の沈む和歌山城が見たい」

歩きだしたものですから、冒頭の悲しい結末に至ったのです(;´д`)トホホ

まあ、なんとかホテルに帰る頃には修復できましたが(妻は切り替え早し)😊

ところで、その和歌山城

和歌山の街なかに白亜の天守が美しくそびえ立つ平山城です。

最終日に、あいにくの雨のなか訪れましたよ😊

和歌山といえば徳川御三家のひとつ、紀伊徳川家の領地。

暴れん坊将軍の8代将軍吉宗から14代将軍家茂まで紀州家から将軍を出していたという

由緒ある家柄だったんですね。

その吉宗が紀伊徳川家の当主だった頃、居城していたというのが和歌山城。

一の橋と大手門

苔むした石垣が時代をくぐり抜けてきた歴史を物語っています。

お堀のそばにこんな看板を見つけました。桜の季節限定の運行なのですね。

お城といえば、姫路城が白鷺城という別名が付けられていますよね。

和歌山城は何と呼ばれたんだろう?

妻とそんなことを話しながら歩いていると「伏虎の像」を見つけました。

そう、この地が虎伏(とらふせ)山だったので「虎伏城」とも呼ばれるそうです。

その由縁は、

お城の立っている山が海から見ると虎が伏しているように見えたからだそうです。

へぇ!なるほどー!面白いですね!

築城の名手と言われた藤堂高虎の初期の作品?だそうですよ。

ここでも妻は、石垣からパワーをもらいます。

石垣好きの我らには、たまらない野づら積みや打込みハギなど、どこを見ても美しい!

妻アンは強まる雨をもろともせず?喜んでます。石垣LOVE💕だもんね!

真下から見上げるとこんな表情をしています。

本丸御殿跡のフォトスポットから大小天守を望みます!いいお城ですー!👏

天守です。さすが紀伊徳川家の居城ですね!👏

城内の拝観はこちらから

天守二の門(楠門)

乾櫓(いぬいやぐら)

大天守と小天守

天守閣からの眺望

暴れん坊将軍もここから和歌山の街や海を見ながら

<ああ、外に出てひと暴れしたい!>なんて思っていたんでしょうか?(^^)/

眼下にお堀に掛かる御橋廊下が見えます。

広場にお天守茶屋(茶色の建物)

ここでちょっと寄り道

お茶屋さんで一服・・黒蜜ときな粉がかかった「よもぎ団子」とほうじ茶です🍵

よもぎの風味が効いた美味しいお団子でした。ごちそうさまでした😊

お茶屋さんの土産物売り場で「いいもの見~つけた!」

妻がおばあちゃん(私の母親)にと買い求めたのが肌触りの良いガーゼ製のストール。

「ピンクがお気に入りだし、若返るかも?」😊

さて本題に戻って・・・

天守二の門を入るときには気が付かなかったのですが、階段上から見ると、

なんと「ハート形」ではありませんか!

吉宗もキュン💕としてたんでしょうか?(そんな訳ないか)(笑)

石垣には、いろんな「印(しるし)」の入った石が積まれています。

お城の造築のとき寄進した部下が「これは私が寄進したものです!」って

アピールでもしてたんでしょうかね?😊

石垣をぐるりと巡り、西之丸庭園に向かいます。

途中の「鶴の渓」というところには、早くも一輪のアジサイが!

西之丸庭園は紅葉渓(もみじだに)庭園ともいわれます。

秋は紅葉が美しいのでしょう🍁

茶室紅松庵と御橋廊下

御橋廊下の入り口。靴を脱いで無料で渡れます。

斜めっていて、上りは足に力が入ります💦

御橋廊下の格子窓越しの天守。額縁効果を狙いましたが・・・

堀の石垣と天守

橋を渡り(上り)切ったところから振り返るとこんな感じ。

下って行くのはちょっと怖いかな?斜めですからね💦

御橋廊下越しに天守を仰ぎ見ます。

御橋廊下と茶室

お城の周囲をサクッと一周したという感じです。

西之丸広場に出て、天守と乾櫓、そこを結ぶ多門が圧巻です!

以前、旅行雑誌で見て、一度は是非と思っていました。念願達成~!😊

和歌山城のいちばんの絶景ポイントは市役所の14階のレストランからだと

ガイドブックでは紹介していましたが、今回は時間切れで断念!⤵

こうして、私たち夫婦の「和歌山三大名所」を巡る旅はミッションを無事クリアしました。

行き先々でご親切にして下さった方々、ありがとうございました!\(^o^)/

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コメント

  1. EVANS より:

    前に一度書き込みをさせていただいた中部地方、日本海側・地方都市在住のEVANSです。
    お二方の和歌山旅行のブログ、とても興味深く拝見いたしました。熊野古道には私たち夫婦も「一度行ってみようか」と、2018年の春に訪れました。(全て車で移動です)
    その時の旅行行程は、
    ■一日目:自宅→奈良・大神神社→阿部文殊院(国宝・騎獅文殊菩薩・国宝・善財童子)→聖林寺(国宝・十一面観音)→石舞台古墳群・飛鳥寺(重文・飛鳥大仏)→談山神社→九度山・真田庵、慈尊院→和歌山城→和歌山泊(425キロ)
     九度山・関ヶ原の戦に敗れた真田が家康の命で幽閉されていた真田庵。また慈尊院は空海(弘法大師)のお母さまが女人禁制の高野山に入山できずに暮らした場所。空海は一か月に九度、高野山を降りて母の元に顔を見せにいらっしゃったとか。
    ■二日目:和歌山→高野山観光(大門、六角経蔵、壇上伽藍、金剛峯寺、霊宝館、奥の院)→龍神温泉泊(美人の湯)妻、大満足。(105キロ)
    ■三日目:龍神温泉→大斎原・熊野本宮大社→神倉神社→熊野速水大社→大門坂(徒歩)→熊野那智大社→南紀勝浦泊(135キロ)
     神倉神社、お天気にも恵まれ、何とか登頂できましたが、妻はさておき、私は膝はガクガク、ゼイゼイ・ハーハーでした。毎年2月6日に勇壮な火祭り、お燈まつり(おとうまつり)が行われます。白装束の2,000人もの男性(子供もいます)が一斉に、松明片手にあの急な石段を駆け降りる様はすごいと思います。是非、そのタイミングにもう一度訪れたいと妻と話しています。
    ■四日目:南紀勝浦→花の窟神社→ライオン岩→世界遺産・鬼ケ城→家路(440キロ)
     神倉神社のご神体「ゴトビキ岩」が「陽石」であるのに対し、花の窟(いわや)神社のご神体「盤座(いわくら)」は「陰石」で両者で一対をなすと言われています。
     鬼ケ城には断崖絶壁の岩場にすれ違うのもやっと、まさに鬼の棲み家といったところでしょうか。
    と、盛り沢山で忙しい行程でしたが、コロナ禍の今となってはとても懐かしい思い出です。
    お二方のブログ、今後も楽しみに拝見させていただきます。

    • ともに白髪の生えるまで より:

      EVANSさん、お久しぶりです。マシュウです。コメントありがとうございます。
      EVANSさんのクルマ旅いいですね(^^)
      奈良・和歌山の旅もいろんなところを周られて、
      まさに自分だけの行程で旅行プランがたてられてうらやましいです。
      私たちの旅では和歌山県内も地方路線は列車もバスも本数が少ないので
      どのように巡るか脳みそに汗をかいてしまいます(笑)
      EVANSさん、こんにちは。妻のアンです(*^-^*)
      コメントありがとうございます!
      コロナ前はのびのびと旅行を楽しめましたよね~。
      EVANSさんの行程を拝見して私も懐かしい想いです。
      ずいぶん同じところを巡っていましたので・・・
      そうそう、神倉神社の石段は手ごわかったです(^_^;)
      結局、参拝を諦め途中で引き返しましたが正解だったと思います。
      雨降りの後でしたし、滑りましたのでね。
      おとうまつりはホントに勇壮ですね!
      今までで一番怖かったあの石段を駆け降りるなんて
      もう信じられな~いです(^^)/
      札幌は桜が終わり、今はライラックが花盛り!
      これからまさに百花繚乱のいい季節を迎えます。
      足腰が丈夫なうちに、ドンドン旅に出たいと思っていますので
      これからも読んでいただけると嬉しいです(^_-)-☆