ディープな東京の旅(2)

夫のマシュウです。

ディープな旅の「深大寺」を満喫して、東京の奥深さに触れた私たち夫婦は、

またもや、ディープな?スポットへとやって来ました!

我ら、ミーハーなお上りさんです(笑)

江戸東京たてもの園へ

そこは、たまたまテレビで観て知った小金井市にある「江戸東京たてもの園」です。

東京には、江戸時代から近代にかけて「歴史的建造物」が多くありましたが、

火災や震災、戦災などで焼失したり、現在では経済の変動などで

歴史的価値のある文化遺産が失われつつあります💦

こうした、昔、都内に存在していた「文化的価値の高い建造物」を移築!

復元、保存、展示することで、次代に継承するという目的の施設です。

歴史的建造物が大好きな私たち、急きょ、行程に組み入れました。

アクセス

いろんな方法がありますが、JR中央線で新宿から武蔵小金井駅へ!

そこからバスに乗り継ぎ、約35分で目的地へ着くルートを選択!

JR武蔵小金井駅の北口にある、西武バス武蔵小金井駅②番乗り場から乗車!

「小金井公園西口」で下車!

都立小金井公園の中を歩いて5分ほどで、たてもの園の入り口に着きます。

桜の季節、お花見が期待できそう🌸

ビジターセンター

真っ青な空を背景に、大きな威容のビジネスセンターが迎えてくれます。

ここが正面出入口!

この建物、もとは「旧光華殿」

1940年に皇居前広場で行われた、紀元2600年式典のために式殿として建てられたものです。

式典終了後の1941年に現在の小金井公園に移築され、江戸東京たてもの園の開園にあたり、ビジターセンターに改修されたとのこと。

入口には妻アンが大好きな「キンモクセイ」が植えられていて、いい香りに満ちていました。

寒さの厳しい北海道では自生できない植物らしいですね。

妻いわく「今までいろいろな所で見た中で、一番の巨木だよ」と

ビックリして目を丸くしていました(@_@)

花が散り落ちて、オレンジ色のカーペットが出来ていますね。

入園料は、大人400円ですが、65歳以上は200円! 私、あてはまる!(笑)

シニアには嬉しい割引です(笑)

ビジターセンターで受付を済ませ、入場すると、ボランティアの方が「園内の廻り方」の説明をしてくれるので効率的に見て廻れます。

西ゾーン

田園調布の家(大川邸)

実業家・渋沢栄一の「田園都市株式会社」が郊外に住宅地開発を進め、

当時、田園調布に建てられた住宅を移築。

陽当たり良好な居間の作りが特徴です。

調度品もステキ!

前川國男邸

日本の近代建築の発展に貢献した建築家前川國男の自邸。

戦時統制下、建築資材の入手が困難な時期に建てられたので、

敷居のレールが木であったり、柱に電柱を再利用したりと、いろんな工夫があちこちに!

玄関は北側です。

格子のあかり取りが特徴。左の照明は満月に見立てているそうです。

手前側が狭くなったテーブルは、手前に座った人が庭を見やすくするための配慮。

「こころくばり」が素晴らしいですね👏

デ・ラランデ邸

元は平屋建ての洋館を、ドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデにより

3階建てに大規模増築。たてもの園では「武蔵野茶房」として活用。

テラス席も混んでいるようなので、妻アンの判断で、ここで早めの昼食タイム。

目ざといこと!(笑)

テラス席もあります。

広間はレストランとして使われていて、いい雰囲気⤴

お昼前なのにお客がいっぱい!

妻はカレーを注文。

絶品おすすめだというだけあって、ホントに美味しかったですよ😊

私は、ジャーマンライス

上にのっているチョリソーが辛かった~💦ヒリヒリ~💦

でも美味しかった~😊

三井八郎右衛門邸

三井財閥の総領家三井八郎右衛門高公氏の第二次世界大戦後の住宅。

それまでの邸宅が戦災で焼けたため、日本各地にあった三井家に関連する施設から部材などを集めて建てられているそうです。

広いキッチンにはガスコンロや冷蔵庫などの設備が整っています。

常盤台写真場

郊外の住宅地常盤台に建てられていた写真館。

2階のスタジオは採光のための大きな窓があり、自然光のもとで照度を得る工夫が施されています。

センターゾーン

伊達家の門

旧宇和島藩伊達家が大正時代に東京に建てた屋敷の表門。

大名屋敷の門を再現!

高橋是清邸

明治から昭和にかけて、大蔵大臣や総理大臣など日本の国政を担った

高橋是清の赤坂にあった住まいの母屋部分。

実際の住まいの広さはここの6倍もあったということです。

2・26事件の現場となった2階の寝室や書斎が残されています。

ここが玄関です。

2階の廊下のガラス窓

2階寝室のガラス障子

東ゾーン

昔の商家、酒屋、銭湯などの街並みを復元しています。

小寺醤油店

レトロ感、満載!

大和屋本店

乾物屋さんです。

丸二商店

荒物屋さんです。

武居三省堂

明治初期に創業した文具店です。

前面はタイル貼りの看板建築!

隣の蔵では、うどんを食べさせてくれます。ここで腹ごしらえもいいでしょう。

万徳旅館

青梅街道沿いにあった旅館です。

内部も見学できます。

子宝湯

神社仏閣を思わせる大きな唐破風の屋根など、東京の銭湯を代表する建物だそうです。

玄関を入ると、左が男湯、右が女湯

女湯の脱衣所と浴室です。

私、初めて女風呂に潜入?(笑)

街並みの全景

とにかく楽しくて、タイムスリップしたような感覚でした。

この日、いくつかある茅葺の農家の建物では囲炉裏に火を入れて

部屋をいぶしていましたよ。

「江戸東京たてもの園」は1日、充分楽しめる「ディープ」なスポット!

歴史的建造物が好きな私たちは大いに満喫しました!

今度は、桜の季節に来ることを誓って帰りのバスに乗り込みました(^^)

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