中高年のひきこもりが増加!自分たちはどう?

夫のマシュウです。

新聞報道で知ったのですが、内閣府の調査で、40~64歳の「中高年のひきこもり」

全国に61万人もいるということが明らかになったそうです💦

従来、ひきこもりというと、青少年や若年層に特有の問題でした。

調査も若年層だけを対象にしていましたが、40歳以上のひきこもりが除外されていて

実態を反映していない・・・との批判があり、新たに調査!

結果「中高年のひきこもりの数」が、若年層を上回ったということで、大きく騒がれました💦

ひきこもりの「定義」

そもそも「ひきこもり」は、どういう状態をいうのでしょうか。

内閣府の定義は、

「仕事や学校などの社会参加を避けて家にいる状態が半年以上続くこと」をいいます。

さらに「ほとんど自室から出ない」「自室からは出るが家から出ない」という

「狭義のひきこもり」と、

「趣味や用事のときだけ外出する」「近所のコンビニなどには出掛ける」という

「広義のひきこもり」とがあります。

また、従来は、専業主婦(夫)や家事手伝いなどは、ひきこもりとはしていませんでしたが

今回から、最近、半年間に、家族以外との会話がほぼなかったと、わかる場合は、

ひきこもりに含めているそうです。

ひきこもりの「問題」

ひきこもりになる大きな「きっかけ」は、

仕事や病気、学業のつまずき、失恋やいじめなどの人間関係の挫折などで、

家族、社会とのコミュニケーションを絶ってしまうことです。

社会に出たくても出られないということは、大きな社会問題でもあり、

立ち直って社会復帰してほしいと誰もが思うことです。

そのための「支援」が必要なのはいうまでもありません。

以前、子供が成長するには「時間」「空間」「仲間」の3つの間(サンマ)が必要だということを聞いたことがあります。

そもそも人間という言葉も「間」であらわしますが、

この間には「交わり」という意味があります。

子供だけではなく、私たちが、生活をするうえでもこの「サンマ」が必要なのでしょう。

ひきこもるということは「仲間」がいないということになります(-_-;)

ですが、ひきこもり問題の本質は、

・外に出たくても出られない状況としてのひきこもり=孤立

・外に出たくないという、生き方としてのひきこもり=孤独

という見方もできると思います。

孤立させてはいけないという意味で、社会復帰の支援が必要です。

ところが、「孤独」という生き方はひきこもりになるのでしょうか?

中高年のひきこもりも、一方的に「問題」として、

ひとくくりにしてしまって良いのでしょうか?

私たち夫婦の場合は?

会社員時代は、職場の仲間はもちろん、社外も含めて多くの方々との

コミュニケーションがあって社会とのつながりがありました。

さきの「サンマ」に例えると、会社員時代は職場に「仲間」がいましたが、

定年によって退職すると「仲間」が急に減ってしまいます💦

私の定年退職後は「家庭が第二の職場」で、もっぱらの話し相手は「妻」

これを補うのが「地域社会」なのでしょう。

町内会や、地域サークルに入って、外の世界と「交わる」ような趣味を持ったり、

交流が必要だといわれます。

私は、町内会活動は、妻任せでしたし、今のところ、サークルにも入っていません。

社会的な「孤立」や不自由さを感じたことはないのですが、

私のような場合も、ひょっとしたら、ひきこもりの定義にあてはまる対象かもしれません💦

ひきこもりは悪か?

定年後の人生は、確かに社会との接点が減ってきているのは事実!

近所でも、近年、定年を迎えた方がグンと増えました。

外で顔を合わせたときなど、

「もう定年ですか?」があいさつ代わりとなり(笑)、続けて「第二の職場は?」となります。

ですが周りの方々も、すでに第二の職場は家庭?になっていて、

それぞれの趣味にいそしんでいるようですが、中には自室に閉じこもって、

食事の時だけ奥さんと顔を合わせるという方もいるようです💦

この場合は「狭義のひきこもり」になってしまうんでしょうか?

最近、「孤独」を楽しむという生き方も提唱されているように、

孤独をそれなりに受け止めて、充分、満足している方もいると聞きます。

この先、私たち夫婦も「中高年のひきこもり」に含まれることがないように

「生活の工夫」をしていきたいと、思いを新たにしたところです(^^)/

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする