母親の暮らす特養の移転で『新たな契約』を結んだが・・・

夫のマシュウです。

弥生3月を迎えましたが、今年はいつもより冬が長く居座り、

札幌はいまだ降雪に悩まされています(^^;)

この時期の嵐は、母親が暮らす北海道の東(道東地方)にも大きな影響を及ぼし、

暴風雪が吹き荒れる時期。

そんな合間を縫って、いよいよ私の母親が暮らす特別養護老人ホーム(特養)が、

完成となった新施設へ移転する日が近づいてきた頃・・・

妻「吹雪の中での引っ越しはイヤだねー」などと心配していました。

以前から・・・

入居に関する案内書が届いていて、

新たに使う収納ケースなどを送る手配を済ませていました。

そして「新たな入居契約の締結(再契約)」には

長男としての責務で初めて特養にお世話になったときと同じように契約者としてサイン!

その中に、母親が「急変した時の対応」についての考えを求められます。

『急変時等における医療及び看取りに関する意向確認書』というもので、

これは私だけの判断で書くわけにはいきません。

趣旨は?

母親の容態が、回復の見込みがないと医師が判断した場合、

「親族としてどのような治療を望むか?」という意向を確認したいというものです。

母親も入居してから4年が経過。

さらに歳をとり、私たちも「どのように判断して良いものか?」悩むところではあります。

まずは、食事を口から摂れなくなったとき

胃ろうなどの栄養摂取方法を望むか?点滴による栄養補給か?

はたまた、どういう選択をするか?

90歳を超えて、ただ延命のための措置は本人を苦しめるだけでは?と思い、

「そのときの知らせ」を受けて判断することに!

呼吸状態が悪くなったとき

気管内挿管とか人工呼吸器の装着はどうする?機械をつなぐかどうか?

これも「望まない」気持ちが強いけど、

今の段階では「そのときになって考える」に先延ばしかな。

心臓が停止したときは、心臓マッサージしてもらうか?

90歳を超えて心臓マッサージは酷では?と「望まない」を希望しようか。

症状悪化したときは「救急搬送」「入院治療」は望むか?

これは、やはり病院に「搬送」してもらいたいものです。

特養での看取り介護について希望するかどうか?

なにもしないで特養のベッドでその時を迎えるってことは、どんなものでしょう。

病院には「搬送」してほしいし、そこで医師から「最期の宣告」が欲しいかな。

なんだか読み方によっては、

質問ごとに矛盾した解答になっているような気がしないでもないけど、

これが「現時点での親族としての希望」かもしれません(^^;)

私たちの判断のベースにあるもの

それは、母親が昔、元気な頃「妻にお願いしたという言葉」があります。

「嫁のあなたに言っておきたい。チューブを何本もつないで延命するのはやめてほしい」

「息子たちに言っても、延命措置をするかもしれないから・・・」

そして・・・

妻アンと義父(妻の父親)を看取った際、

心臓マッサージをするかどうか?と医者に聞かれ、妻の判断は<しない>でした。

ガリガリにやせ細って、あばら骨が見えて、骨折などが考えられ、忍びないというものです。

心臓マッサージしても助かる見込みはないのですから・・・もはやここまでの命!!

この経験をもとに、今回の私たちの判断でも同じ選択をしようと思いました。

新しい施設に引っ越して、環境が変わって、何かと落ち着かないであろう母親には、

子供がこんなことを考えているとは思っていないんだろうなぁ・・・(^^)/

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