故人の銀行口座はいつ凍結されるのか?都市伝説の検証

夫のマシュウです。

身内に不幸があった場合、短い期間に「多額の費用」が必要になります💦

まず一般的には最初に「葬儀費用」の支払いです。

その際、僧侶への支払いなどはもちろん、それまでの病院への医療費の支払い、

お世話になった介護施設の利用料などなど、まとまった「お金の請求が次から次へ」と押し寄せます💦

この費用はだれが負担するの?

故人の預貯金

私たちの場合、頼りにしたのは「故人が残した預貯金」です。

そのため、あらかじめ、本人が元気なうちに了解を得て、葬儀等に必要になるであろう

ある程度の金額を、親族の金融機関の口座に移しておくことも一つの方法です。

ですが、そのような準備のいとまのない時など、心配なのは故人名義の金融機関の口座が

凍結されてしまい、お金の引き出しができなくなることではないでしょうか(-_-;)

ちまたでは、本人が死んだらすぐに本人名義の金融機関の口座が凍結されるという話が

まことしやかに伝わってきます。

口座が凍結されるというのは、故人の財産である預貯金を法定相続人以外の人が

勝手に引き出すことを防ぎ、相続人の権利を守るための措置です。

そのため、故人の口座のある金融機関などに連絡を取り、相続に関する手続きをしなければなりません。

口座凍結のタイミングは?

では、どの時点で銀行口座が凍結されるのでしょうか。

問題はその凍結されるというタイミングです。

聞こえてくる噂を含め、考えられるのは、

★自治体や年金事務所に届け出た時に、故人の情報が銀行に伝わるのでは?

★新聞のお悔やみ欄を銀行の担当者が見ていて、当該故人の訃報を見つけ口座を凍結するのでは?

★近所で亡くなったということを聞いた銀行員が口座を凍結するのでは?

★親族の誰かが銀行に通知した時点で凍結するのではないか?

などですが、

私たちにとっても、どの時点で口座が凍結されるかが心配でした💦

なにしろ、義父が取引していたのは地方の金融機関(〇〇信用金庫)で、

札幌市内には支店が2店舗しかありません。

我が家からはいずれも遠く、わざわざ交通費を掛けて確認に出向くのも面倒なことです。

検証1

今回、義父が亡くなったことで、口座凍結のタイミングを検証する機会がありました。

ひとつは、自治体の戸籍窓口での手続きです。

亡くなった直後に、火葬許可証を交付してもらうために、死亡届出を提出しました。

自治体から金融機関に通知がいくのであれば、間もなく口座が凍結されるはずですが、

そのような説明はありませんでした。

検証2

次に、

年金事務所で故人の年金の受給停止手続きをしたとき、2カ月ごとの年金支給日が8月15日に迫っていました。

担当者が言うには、故人の年金の振込口座に振り込みとなる

次回支給の6,7月分の年金の支払い停止措置はシステム上、間に合わないこと。

ただし、銀行口座が凍結されていた場合は、日本年金機構に返金になるので、

その際は「未支給年金請求書」に記載された銀行口座に振り込むことになるということでした。

このやり取りから、少なくとも年金事務所からは故人の情報は銀行には通知されていないことがわかります。

検証3

さらには今回、死亡届をした翌日に葬儀を行いました。

その際、義父が亡くなったことを新聞のお悔やみ欄に載せませんでした。

これらの手続きが終了して、普段の生活に戻ってから、妻が街に出る機会があり、

義父の口座のある金融機関の支店でATM操作を行ってみました。

親の通帳を記帳したところ、何事もなく記帳されました。

また、8月15日の年金は、いつものように義父の金融機関の口座に振り込まれる

ハガキが届いていました。

ということで、自治体や年金事務所からは金融機関への通知がないことが判明しました。

まさに都市伝説?ですが、ひとつ解消されました。

ですが、「新聞のお悔やみ欄」説の検証はできませんでした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする