『春の味覚』を味わうのも、ひと苦労?

夫のマシュウです。

五月も後半になりましたね。

はるかに望む札幌・手稲山(ていねやま)にはまだ残雪が見えていますが、

庭のカエデの若葉が目に優しい季節を迎えています。

今日は、前日までの冷たい雨がウソのように、朝から暖かい日差しが差し込んでいます。

妻「そろそろフキが大きくなってるんでないかい?」

私「そういえば、去年は一回もフキ採りに行ってないねー」

妻「今日は暖かくなりそうだから行ってみない?」(すでに張り切りモード?)

我が家はこうして「思いつき」で行動するひらめき派?

それゆえ失敗も多いですが・・・(^^;)

さぁ思い立ったら吉日?とばかりに出発!

少し遠出して、郊外に広がる田園地帯の緑道沿いを歩くことにします。

その道端を入ったところに、わずかにフキの自生しているところがあり、

私たちは「おかブキ」と言っています。

背丈も小さく、細く、赤みがかって、ちょっと固い感じのフキ。

できるだけ大きく育ったもの、そして虫食いのないものを選んで収穫します。

フキは採って来るまではいいのですが、処理がもう大変!(^^;)

妻ひとりに任せてしまうと、ふくれて機嫌が悪くなるので、

そこは、私が献身的なお手伝い!(やる時はやる男)(笑)

実はコレが、フキを処理するときの大前提なんですよ!

まずは、妻の指導でフキに包丁で数か所、むき目を入れます。

ここで器用不器用が試されます(私、不器用)(笑)

次に沸騰したお湯で茹でると、アクが出て来て煮汁が赤黒く染まります。

いっぺんに作業を済まそうと2つの鍋を使い、IHヒーターを最大電力にしたため、

一瞬ブレーカーが落ちてしまいましたが、この辺はご愛敬!(笑)

茹で上がったフキを冷たい水にさらし、表面のスジになった繊維(皮)をむきます。

妻はフキを縦に2つに割いて、虫食いがないか?を確認!

素人が採ってくるので虫食いが結構、混じっているんですよ(私、虫苦手)

そんなこんなで、採ってきたフキのうち、

食べることができる歩留まりは7割くらいでしょうか。

うぅぅぅ、ちと残念ですが・・・

もっとも収穫時に見極めができればいいのですが、そんな目もありませんしね(^^;)

ここで思い出話をひとつ!

子供が小学生の頃、フキ好きな妻のご機嫌を取ろうと、

子供と一緒に近くの森の中にフキを採りに出かけました。

ところが、持って帰ったフキは虫食いだらけ!

大半がボツになってしまったという、

いまだに妻の「笑い話」にされる出来事がありました(笑)

さてと、皮むきしたフキを、冷水にさらしてアク抜き!

あまり長時間さらすと、せっかくの山菜の野趣がそがれてしまうので注意です。

数時間経つと、鮮やかなみどり色になります

そういえば、毎年この時期になると、

フキのおすそ分けをして下さったご近所さんの80代の奥さん・・・

数年前から、

「もう歳を取って山の中にまで入って行けなくなってしまったので

道端のフキしか採れなくなったの」とこぼしていました。

今年の春先に見かけたご主人も、腰がかなり曲がって歩きづらそうだったから、

妻「今年はもうフキ採りに行けなくなったのかもしれないね」

などと、近況が気に掛かります。

今夜の食卓にのぼったフキの炒め煮です!

初物ですから笑っていただかなくちゃね!

大好きな「春の味覚」にバンザーイ!(笑)

こんなにたくさんあったのにまたたく間に二人で平らげてしまいました。

シャキシャキ!シャキシャキ! 美味しいのなんの! 香りもいいねぇ!

これに味をしめたのか?

処理の苦労も忘れてしまった妻は「パパ、また行こうか」だってさ(笑)

ハイハイ!わかりましたよ!

近いうちに行きましょう!

私も皮むきのお手伝い、ちゃーんとしますよ!

あ~!春の味覚を味わうのも大変だ~!(笑)

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コメント

  1. ジェリー より:

    こんにちは!ジェリーです。
    お天気の日にお二人仲良く「ふき」取りに行かれたのですね!?

    UPされた「写真」は、よく晴れて気持ちいい~春の景色ですね。
    郊外の広々とした畑、空気の透明感がすごく伝わってきます。
    樹間に群生する「ふき」さんたちも緑色鮮やか..
    ふわぁー ふぅ~~ 思わず深呼吸したくなります。

    「ふきの炒め煮」とても美味しそうですよー いいないいな~
    手間がかかっても自然の恵み満喫出来て体に良さそうです。
    わ~ん、札幌へ行きたいよー!!

    • ともに白髪の生えるまで より:

      ジェリーさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      フキを取るのはいいのですが食べるのは私の仕事?(笑)
      処理は妻の仕事?
      美味しくてまた食べたいのですが妻アン様のご機嫌次第ですし・・・
      誘うのを躊躇していますよ~(笑)

      ジェリーさん、こんにちは。アンです(*^-^*)
      フキは美味しいですよね!
      大好きです!(夫の次にね)(笑)
      でもあの日から腰が不調なんですよ(^^;)
      かがんでフキをとりましたから、多分その影響かな?
      そうそう、夫のお母さんね、ずいぶん昔ですが、
      夫婦ふたりで長靴はいてフキとりに出掛けたものの
      な、なんと!蛇の「アオダイショウ」君を、むぎゅ~~~んと踏んづけたんですって!
      この話を義母から聞いた時に思わず私「ワハハー」でした(笑)
      (かあさん、ごめんね)
      それ以来、義母は2度とフキとりには行かなくなりましたよ(^^;)

      • ジェリー より:

        アンさ~ん「腰」は大丈夫ですか?
        ”ぎっくり友の会”メンバーですからけっして無理なさらないで下さいね。
        むかしジェリーも潮干狩り行って頑張りすぎ腰痛になりました..つい採るのに夢中になってしまいますものね~!?

        また「ふき」が食べたくなったら”収穫人”のマシューさんを引き連れ、「採る」のは全部任せてしまいしょう~ アンさんはゆったり腰を伸ばして収穫指揮! そして動物嫌いのマシューさんのため「クマさん・狸さん・へびさん」出てこないか見張っていれば大丈夫! あとは全部マシューさんがやってくれますよ~うふふ..頼もしい!

        大きなヘビさんを踏みつけたなんてマシューさんのお母様はびっくりされたでしょう! 長いモノ苦手ならほんとお気の毒様です。それでもジェリーには とても幸運な出来事だと思えてくるのですよ。(運がいい~~ラッキー!)

        ジェリーの田舎では「青だいしょう」さんは”益獣”とされ とても大事にされてました。家や畑の「守り神」でもあるので遭遇すると縁起が良いとされていました。また触ると”金運”がつくとも言われ、何回かそーっとヾ(・ω・*)なでなでしました。

        なので子供たちは見つけても捕まえたりイジメたりは絶対にしませんでしたよ。
        「うちの天井裏には大きいの居るんだぞ~」と学校で自慢する子も居たくらいです。大きくてゆったりと動くのでとても貫禄がありましたね。

        • ともに白髪の生えるまで より:

          ジェリーさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
          我が家は代々?長いものには弱いんです(笑)
          巳年生まれなんですがねー(笑)

          ジェリーさん、こんにちは。アンです(*^-^*)
          ぎっくり腰友の会、会長さん?からご心配いただき恐縮です。
          ついつい張り切ってしまいました。
          夢中になると前後不覚?に陥る私・・・反省でありまする(笑)
          アオダイショウは守り神でしたか。
          そうそう蛇の抜け殻をお財布に入れておくと
          ザック、ザック、お金が貯まると聞いたことがあります。
          今度、木の幹とかをよーく見て、抜け殻を探しちゃおうかな?
          ひぇーーーーー(^^;)