「いま65歳の人が100歳まで生きる」確率

夫のマシュウです。

いまや「人生100年時代」

テレビ、広告、新聞記事、いろんな場面で見たり聞いたりする言葉ですね。

なんだか自分も100歳まで生きられるんじゃないか?とその気になってしまいます(^^)/

政府にも2017(平成29)年に「人生100年時代構想会議」なるものが設置!

その報告書には海外の研究で

「日本では、2007年に生まれた子供の半数が107歳より長く生きる」

推計されていることを前提に「超長寿社会の社会経済のあり方」を議論しているようです。

「人生100年時代には人は80歳を過ぎても働く必要がある」

ということもいわれています。

はたして、何人がそんな年齢まで生きられるのだろうか?(^_^;)

厚生労働白書

先ごろ、公表された「2020年版厚生労働白書」では、

★2019年時点で65歳の人が、90歳、100歳まで生存する割合は、

男性で90歳までは36%、100歳までは4%。

女性ではそれぞれ62%、16%もが生存するといわれます。

さらに、

★2040年時点で65歳になる人に至っては、

男性で90歳までは42%、100歳までは6%。

女性ではそれぞれ68%、20%にもなると推計。

ということは、現在40代の人で、

特に女性の場合、5人に1人は100歳越え!

この推測からも「人生100年」がより現実のことになることでしょう(^^)/

それが自分か?

自分は100歳まで生きることを前提に生活しているかというと、そうじゃないです(^^)/

確かに、ある人は100歳までいつもと同じように

「健康」で元気に暮らせていたかもしれない。

ですが多くの人は、それ以前の段階で病気やケガで病院の世話にならなければならない、

不自由な生き方を強いられる「不健康期間」を過ごすことになるのです。

「健康」とは何かについてはWHOの定義があって、

「健康とは、表面上病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、社会的にも、全てが良好な状態にあること」とされています。

少なくても「自活」できる程度の心身の状態を保つことが必要です。

両親が介護保険のお世話になって直面した「要支援」「要介護」の基準まで至らない状態

というのでしょうか。

具体的には「自力で食事、排せつ、入浴、更衣、移動などの日常生活動作が可能

かつ認知症などを伴わずに自分の意思によって生活できる期間」

それが「健康期間」なんだろうと思います。

自分の人生において「健康期間」をいつまで長く続けられるか、

「不健康期間」に至るまでをどのくらい先延ばしできるか、が大事になってくるのです。

大事なのは、死ぬまでの寿命じゃなく、健康寿命のほうです。

「令和元年簡易生命表」では

今年の夏ごろ、厚労省が発表した「令和元年簡易生命表」によると、

2019年の日本人の平均寿命は「男性が81.41歳、女性が87.45歳」

過去最高を更新したとありました。

じゃあ、今67歳の私はどうなる?

高齢者の私にとっては「平均余命」の方が大事になってきます(^^)/

同表の「主な年齢の平均余命」によると、

令和元年の推計では「67歳男性で18.24年」

ということは私の場合は、あと良くて20年というところでしょうか(^^;)

ちなみに妻の年齢の女性では27.34年です。

私より長生きです。

私の生まれた昭和28年の平均寿命は男性61.9歳。

私はすでにその頃の平均寿命を超えていることになります。

それでは、私の年齢に近い昭和30年まれの男性が65歳まで生きる割合はというと

61.8%! いまの私はこのグループに入っていることになります。

では75歳まで生きる割合はというと34.6%に下がってしまいます。

100歳を目前にした95歳まではというと0.5%。

ところが、令和元年生まれの男性になると、95歳まで生きるのは10.1%。

10人に1人が該当!

女性だと26.7%! 実に4人に1人以上が95歳を迎えられるというのです。

まだおもしろい統計があります。

「寿命中位数」という、

出生者のうち、ちょうど半数が生存すると期待される年数をいうのですが、

昭和30年生まれの男性では69.79歳。

つまり、

「私の同年齢の男性の半数は70歳目前で亡くなっている」ということでもあります」(^^;)

こういう統計を目にしたとき、私たちの年代にとって、

人生100年時代というのは本当にきているのでしょうか?

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