地震に負けず、元気な北海道を取り戻そう!

夫のマシュウです。

台風21号が過ぎたと思ったら、胆振東部地震に襲われ、その時まで続いていた日常が突然

途切れるという事を、今回、目の当たりにして、日常がいかに大事か考えさせられました。

昨日まで、元気に話をしていた人が土砂崩れに巻き込まれてしまう。

昨日まで、何事もなく通っていた道が、陥没して、家も傾いてしまう。

我が家でも揺れた、あの日の夜の地震のために日常がまったく一変してしまう現実。

地震の影響のなかった、離れて入院している両親の住む町も突然の停電に見舞われ、

不自由を余儀なくされています。

その時、北海道にいた、まさにすべての人が巻き込まれてしまいました。

連日の報道が、過酷な現実を目の前に突き付けてきます。

毎日、とてもつらい気持ちになり、落ち込みます。

しかし、そのような状況の中でも、私たちの生活は続きます。

自粛すべきか?

その日から週末にかけて計画されていた、いろんなイベントが相次いで中止されました。

札幌ドームのサッカー国際親善試合も中止。他のコンサートも軒並み中止に。

私ごとですが、9月8日は、札響の名曲シリーズのコンサートが計画されていました。

全道が停電になり、交通機関も完全復旧しておらず、観客の安全が確保できないとして、

コンサートは中止!

当然だ、とんでもないことが起こっているのに、被災して苦しんでいる人がいるのに、

不謹慎だという声も聞こえます。

当然でしょう。こんな時にイベントなんか・・・

もっともだと思います。

ですが、災害があっても、生活し続ける「したたかさ」があっても良いと思うんです。

日常の生活も・・・

停電の日、我が家では水を入れて1時間待つと食べられる非常食を初めて試してみました。

妻「初めて食べたけど、結構おいしいんだね」

私「こういう時でないと、食べる機会ないもんね」

こんな会話がありました。

近所の家庭では、お昼にバーベキューをしたとか・・・なるほど、その手があったか!

炭をおこすのに電気はいらない。冷蔵庫の食材もそのままでは傷んでしまう。

ならば、天気は良いのだから・・・納得!

大変な時だけど、家族でバーベキューして停電のつらさを一時忘れることにもなるし・・・

近くの学校も休校だけど、子供の元気な遊び声が聞こえてくる・・・

あれ?資源回収車もスケジュール通り回っている・・・

それが日常なんです。

被災地の方には申し訳ないと思いつつ、「元気」を出すことが必要ではないのか・・・

被災者に寄り添うという気づかいは必要でしょうが、気を使いすぎる「自粛」まではどうかと思うんです。

元気を出そう!

札幌大通公園

小樽運河

洞爺湖

そういえば、洞爺湖温泉の「洞爺湖ロングラン花火大会」は停電中にもかかわらず、

いつも通りに実施されたという情報が入ってきました。

真っ暗闇の中での花火に見物客は感動したとのことです。

「自粛」という議論もあったようですが、主催者は実施に踏み切ったとのこと。

私もこの報道に触れて「明るく頑張っていこう!」という気持ちになりました。

こういう取り組みを、災害に負けないぞ!というメッセージだと受け止めたいんです。

北海道全域で停電したという情報(確かに都市機能はマヒしましたが)がいつの間にか、

北海道が壊滅したのでは?という風評になってもマイナスです。

(テレビに映る空港を見ると、早く北海道を脱出!みたいな空気で・・・)

電気や交通などのライフラインがもとに戻れば、多くは日常生活に戻れるのです。

なので、ライフラインが元に戻った所や、停電以外に地震の直接的な影響のなかった所が、

元気を発信し続けることが大事ではないか?

道内のほとんどの地域で、停電も復旧し、交通も安全を確認して回復しつつあります。

風評による影響を排除し、

さあ、秋の訪れを体感しに北海道へ来たれ!!!

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コメント

  1. ito jigyou より:

    マシュウさん、おはようございます。
    確かに罹災された方々の立場にたてば、イベントの自粛も必要かなと思いますが、
    元気になって頂きたい、そのきっかけを届けられたらと考えると、イベントが実行
    できる環境が確保できるのであれば、実行の判断も必要かと思います。
    東日本大震災の時もその様に感じた私でした。

    • ともに白髪の生えるまで より:

      ito jigyouさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      実際にご経験されたitoさんのお考えに私もまったく同感です。イベントで元気を届ける効果だってあると思うのです。

      itoさん、こんにちは。妻のアンです。
      コメントありがとうございます!
      いつも嬉しく読ませていただいています♪
      東日本大震災の時、私は、ちょうど鎌倉へ一人旅の予定でしたが、
      やはり気持ちが付いていけずキャンセルしました。
      鎌倉は自分にとって、まるで第二の故郷のような所で、愛してやまない街でもあります。
      定宿にしているホテルの方に連絡をしたところ、すっかり観光客の姿が消えて、
      このままでは観光地・鎌倉はダメになると嘆いていらっしゃいました。
      随分と悩みましたが、夫も快諾してくれましたので、余震が少し落ち着いた頃に
      いざ!鎌倉へと!ホテルの方々が心から歓迎して下さり、来てよかったと
      しみじみ思いました。計画停電に備え、乾パン、缶詰など、どっさり持参した
      あの時の旅は忘れられない思い出です。
      itoさんもご存知かもしれませんが、鎌倉は足利市と姉妹都市なんですよね(^^)