『一石を投じたのよ!』って?

夫のマシュウです。

いよいよ明日はマンションへ引っ越しだ!

という前日の夜のこと。

ご近所の方々が入れ替わり立ち替わり「最後のあいさつ」に見えます。

といっても、私はご近所付き合いがほとんどあいさつ程度しかないので、

お別れのあいさつの相手はもっぱら「妻アン」へのもの・・・

私は最後の荷造りの手を休め、そのやりとりを聞いています(^^)/

お菓子を頂いたり、エプロンや入浴剤、靴下、なかにはお餞別まで頂いたりと、

皆さんの「心使い」に感謝!

これも妻の日頃の付き合いのたまものだね!(^^)/

老後の身の振り方に一石を投じた?

ある奥さんは、私たちの突然の報告にショックを受けたらしく、

「あれから半日、ずーっと考えごとしてたんだよ」

「〇〇さん(アンの名前)は、我々の世代に一石投じたことになるね」

「私の友達も以前、マンションに移ったんだけど、

ここでは〇〇さんが先陣を切ったんだね」

「〇〇さんのことを聞いて、うちじゃ、夫が今すぐにでもマンションに移りたいって言うの」

と涙ながらに別れを惜しんでくれました。

その後・・・

すぐいらしたのが、

「車がなくなったら、私らココに住めないんだよね」といってた高齢の奥さん。

毎年、春になると夫婦で郊外の山野に分け入っては

フキやワラビを取りに行くのが趣味で、おすそ分けを頂いていました。

隣近所にもおすそ分けするのですが、なかには受け取りを断る方もいるとかで、

山菜の好き嫌いは、はっきりしているようです。

その点、我が家は妻が何でも頂くというので、可愛がっていただいていました。

ここ数年は、山に入ることもままならず、

今年はついにおすそ分けにあずかることがありませんでした。

足腰が弱って取りにいけなくなってしまったのでしょう。

そんなお付き合いをしていた奥さんがお餞別を持ってきてくれました。

気に掛けて頂いてありがとうございます!

そして、お隣のおばちゃん・・・

荷造りで疲れただろうと言って、高麗人参ドリンクの差し入れです。

これまで33年間、総菜やつけものなどの差し入れをいただきました。

ご主人亡きあと、一人暮らしの「おばちゃんの見守り」も妻が気に掛けていたことです。

これからは、新しく入居する方に引継ぎすることにします。

その他にも何人もの方が、妻が荷造りの手も動かすことができないくらい、

お別れに来てくれました。

最後は・・・

お向かいのお宅の高校生の女の子。

このご家族が、この地に引っ越してきて間もなく生まれたのがこの子・・・

妻は病院に出産のお祝いに駆けつけたのが、もう16年前のこと・・・

あらためて感慨深いものがあります。

時間が経つのは早いですね。

毎年のように、誕生日のプレゼントを届けて、

そして妻の誕生日にはプレゼントを頂いたりと、成長を見守ってきました。

とっても聡明で素直ないい子!です。

もうお別れということで入浴剤のプレゼントをいただきました。

玄関先では妻との会話が弾んでいるようで、笑い声も聞こえます。

そして日が暮れて・・・

我が家は「最後の夜」の静けさで包まれました。

明日は、いよいよこの家とも、これまでお付き合いしていただいた方々ともお別れ。

妻はポツリとひと言

「なんだか行きたくなくなっちゃったよ~~~」( ノД`)シクシク…

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コメント

  1. 濱童 より:

    引っ越しの語順部お疲れ様です。別れは寂しいものです。移転先は現住まいから遠いのかな。これからは新居先から新たなブログ記事が楽しみです。
    63歳、奥さん58歳、健康寿命のうちにたくさん遊ばないと。昨日は定期預金作ってきました。0.5%で利率がいいとか。全然よくないのにね。考えることいっぱいです。(笑)

    • ともに白髪の生えるまで より:

      濱童さん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      移転先はバスと地下鉄を乗り継いで約1時間の距離です。
      用事がない限りもうなかなか行き来はできませんね(^^;)
      新天地で二人の人生の新しいステージを楽しみたいですね!
      濱童さん、こんにちは。
      わかっていることとは言え、さびしさマックスのアンでございます(-_-;)
      濱童さんの「健康寿命のうちにたくさん遊ばないと」に大賛成~!
      お互いにう~んと楽しみましょうね♪