夫のマシュウです。
今回は、三題噺(ばなし)のようなタイトルになってしまいました。
私の日課は、
毎朝、朝刊を開くとまず最初に目にするのはテレビ欄から。
ビデオ録画予約するために一日の番組をチェックすることから始まります。
今日は面白い番組、興味のある番組はないか?
といっても歴史ドキュメンタリーとか紀行番組などを探すんですが。
ところが、テレビは各局オリンピック特番一色の様相。
まさに、
ときは東京オリンピック真っ最中!
テレビはどのチャンネルもオリンピック競技の中継一色!
そりゃあ、試合に臨む選手の頑張る姿、
特に日本人選手が活躍する姿には感動します。
が、我が家にはテレビで応援しようとみていると「必ず負ける」というジンクスがあるので、極力実況は見ないで、結果をニュースやワイドショーで解説付きで見るということにしています。
しかも東京開催とあって中継する競技数が多いせいか、
それとも元来スポーツ苦手な我ら夫婦が興味を持たないせいなのか、
どこもかしこも同じオリンピック一色でつまらない!
予約したくなるような番組がありません。
それにしても、
多様性がいわれる時代なのに、テレビ業界は視聴率本位で
みんなが一斉に同じ方向を向いているようで「メディアの役割の限界」を感じてしまいます。
せっかく無観客で開催するのだから、切磋琢磨する選手の瞬間を切り取る映像に
ひと工夫、ふた工夫もあることを期待していましたが、
いつものスポーツ番組の画面構成と同じじゃないか!
一方で、
オリンピックに慎重な世論にもかかわらず強行開催されたのと時を同じくして
新型コロナの感染が全国に拡大し、連日過去最高の感染者数を記録していました。
私たちの不安は広がります。
新型コロナはなぜこんなにまん延しちゃったの?
医療機関の診療体制は持ちこたえられるの?
こんな状況で罹ったらすぐ診察してくれるの?
なぜワクチン接種の効果は表れないの?
など私たちの関心事は、オリンピックより感染拡大の防止策。
ですが、オリンピックで活躍する日本人選手のメダルラッシュに気をそらしているかのように、深刻な状況を積極的に伝えようとはしません。
東京都知事は、視聴率が上がっているのは、ステイホームで応援している効果だとか。
オリンピック中継の占拠率が高いのだから、視聴率も上がるのはあたりまえでは?
オリンピックを無事に終わらせたい人々は、今しばらくはコロナの話題から目をそらせたいのではと、うがった見方もしたくもなります。
新型コロナの感染状況などの知りたい情報が得られず、
各局が同じメダリストのインタビューを延々と映し出してハッピー感だけが伝わってくるという、ジレンマ。
そんな訳で、
つい、ネットを開いて何か新型コロナに関する情報はないか?
テレビ各局がどこも同じオリンピック一色の番組つくりをきっかけに、
テレビ離れも加速するかも?
と思っていたら、
先日、『毎日テレビを見る人が8割を切った』という記事を見つけました。
NHK放送文化研究所の「国民生活時間調査2020」で5年ごとに実施している全国的な調査によると、
「平日の1日に少しでもテレビを見る人の割合は79%」で、前回2015年調査の85%から大きくダウン。
特に10代や20代の若者は2人に1人はテレビを見ていないという結果だそうです。
一方で60代は94%、70代は95%とシニア層はテレビ漬けの毎日を送っているということです。
これだもの、新型コロナの感染状況が若者層に伝わらないもの無理からぬことかもしれません。
テレビ離れした若者層は何から情報を得ているのか。
トレンドはユーチューブやネット動画配信サービスだそう。
テレビ離れの激しい若者層ほどネット利用率が高くなっているそうです。
結局はテレビの自業自得。
普段はコロナの感染状況を伝える情報番組でさえ、オリンピックに占拠されてしまっていては
いま必要とする重要なメッセージなど届くはずもない。
長時間流されるオリンピック中継をきっかけにテレビ離れが加速するんじゃないか?
いきおい、インターネットの情報源に流れてしまうという構図。
ですが、くだんの調査は、
とにかくテレビを毎日見ているかどうかの調査であって、
1日に何時間見ているかの調査ではないようです。
というのも、
我が家でもテレビ離れが進行中!
ひとつは動画配信サービスへ
もっぱら動画配信サービスのネットフリックスで、目下すっかりはまってしまった韓国ドラマ三昧!
CMもないし、ドラマの質も邦画よりもいいんじゃないの?
と思うほど。
それにテレビ好きの私でさえ、テレビ視聴の基本は録画主体で見たくもないCMをスキップして見ています。
1時間番組だと本編は45分程度しかありませんから、時間の節約になる
たまにリアルタイムの放送を視聴すると、あいだに流れるCMの長いこと!
一体何分流すんだ!というくらい
CMタイムになると、思わずチャンネルを変えてしまいます。
このような
視聴タイプの違いも調査すると、もっと深刻なテレビを取り巻く実態がわかるかもしれないのに、
と思いつつ、予約録画してまで見たくなるような番組がないか探しています(^^)/