夫のマシュウです。
妻の日課・・・
それは毎朝、和室のローボードの上に置いてある「3人の写真立て」に手を合わせること。
3人とは?
亡くなった順番に申し上げます。
★妻の祖母
妻を育ててくれた、妻、最愛の人です。
★妻の父親(私の義父)
亡くなるまでの最期の数か月、娘のアンと心通わせ、私たち夫婦に看取られ旅立ちました。
★私の父親(妻の義父)
夜中に病状が急変して、遠い田舎の病院でひとりで旅立ちました。
亡くなる一週間前に面会した時、言葉を発せない父親でしたが
妻アンが来たことだけは、しっかりと認識していました。
妻は「幸せな嫁だったよ。ありがとう」と感謝の手紙を棺に納めてくれました。
わが家は無宗教
仏壇などの祭壇はありません。
ただ3人の写真立てを並べ、葬儀社からいただいたおりんを置いただけで、
毎朝、小さなコップひとつに水を入れ、3人で分け合ってもらうよう捧げて、
おりんを鳴らして手を合わせる妻です。
(私が一緒に手を合わせないので、妻にはいつも感謝の心を疑われてます。
私としてはいつも心の中で手を合わせていると言うのですが・・・)(^^;)
妻いわく、3人ばかりでなく、
これまでに亡くなった親族の名前を唱えては、つぶやいてます。
「死んだ順番にひとりひとり声掛けするの」
「そして、みんなに叔母のこと守ってねってお願いしてるんだよ」
数日後に迫っていた叔母の手術を見守って欲しい、神頼みならぬ「先祖頼み」です。
特に妻の父親(私の義父)には、叔母の兄貴としての務めを果たすよう?
強くお願いしているといいます。
いつもお願い事ばかりしていて、申し訳ないからと言っては
(ご先祖様のご機嫌を取ろうというのか?)
お菓子や、果物なども、3人の写真の前においてはチ~~~~ン!
妻「食べてくださいね~」
時には・・・
家飲み会の珍味も置かれます(お酒は置かないのに・・・ね)
そして、その日の夕方には「お下がりいただきまーす」チ~~ン!
(すぐに妻に下げられてしまいます)
私「仏さんたち、まだ、味わってないのに・・・って言ってるんじゃないの?」
妻「いいの、いいの。おすそ分けなんだから?!」(笑)
「それに、おじいちゃん(私の父親)は、ほら食べれ~食べれ~って言ってるよ」(笑)
なんとも都合のいい解釈でしょ!(笑)
妻「いつも、おじいちゃん(私の父親)に、施設暮らしのおばあちゃん(私の母親)のこと
守ってよって言ってるんだけど・・・」
私「えー!そうだったの?」
妻「そうだよ。だけど、おじいちゃんがね、そんなこと言われてもオレも困るな~って
私の耳には聞こえるんだけど・・・」(笑)
私の実家では・・・
立派な神棚を祀っていて、両親は、毎朝お水をあげて手を合わせていました。
なので父親の葬儀は、母親の願いで神道で執り行い、そのときの神主から、
神道では「亡くなった人は神様になって遺された人を見守っている」とお聞きしていました。
私「オヤジ、母さんを守る気あるのか~?」(笑)
こうしてわが家では、
そんな、ご先祖様達と楽しい交流?スピリチュアルな会話を楽しんでいるんです。
ちなみに、妻にも、私にも霊感はありませんけれど・・・(^^;)