移住で悩ましい問題が・・・

夫のマシュウです。

歳をとって健康に自信が持てなくなってからは子供の近くで暮らすのが安心でいいと、

本州への移住を決断した私たち夫婦ですが、

まだ、北海道の私の田舎には母親を一人で残しています。

長男の私は?

役割として両親の葬儀は私が取り仕切らなくてはなりません。

すでに父親は亡くなっていますが、父親のお骨は一緒に本州に連れていく?

というのも、

4年前の父親の葬儀のときから骨箱を私が預かったままになっているのです。

そのときも、どうする?いつまで?などと悩みましたが、

私たち夫婦が考えていたことは、

将来、母親がなくなったのを機に、父親の遺骨と一緒に、

札幌市が管理する霊園に納骨しようかと話していました。

お墓を持つにも、費用もかなり掛かります。

しかも、私たち兄弟ともに田舎を離れて札幌で暮らしています。

さらに私たちの子供の代になったとき、彼らも札幌を離れていて、将来の墓守は誰がする?

私たちもご多分にもれず、今どきの問題に突き当たります。

たとえ、お墓を持ったにしても、そこにはいないのです(うたの歌詞じゃないですが)

納骨堂も考えましたが、初期費用はもちろん毎年の維持費もバカになりませんし、

お墓と同じように、いずれ誰もお参りには来なくなってしまいます。

要は気持ちの問題だと割り切ることにします。

そして、

納骨しようにも、葬儀は神道でしたので私たちの知る限り納骨堂などはないでしょう。

仏教徒でもないのでどこに納めればいいのか?

ただ気がかりなのは

恐らくは、お彼岸やお盆の時などにお墓参りに行きたいの・・・とか、

ご先祖様に手を合わせたいのにどこに行けばいい?と悩むことでしょうか。

そんなことを考えるのは、私と弟の旧世代ぐらいなものです。

自分の子供の世代はたぶん考えないでしょうからね。

私自身は割り切っていますが、

こういう機微に触れる問題は、自分の判断だけでは決められません。

同じ札幌市内に住む「弟の了解」も得なければなりません。

いつもは

メールや電話で済ませるのですが、このことばかりは手紙で相談することにします。

突然のことながら、首都圏への移住のことや新住所を知らせ・・・

ついてはと「父親の納骨」のことを相談。

札幌市民でないと市営の霊園に納骨できませんから、

このことは、私が札幌を離れたあとに母親にもしものことがあった場合は、

札幌市民である弟の名義を利用して納骨してもらうことも意味します。

手紙を読んだ弟から電話が入ります。

いいんじゃないだろうか・・・・と。

こうして

弟の了解を得たことにより、近々、私たち夫婦が納骨に行くことにします。

ときはゴールデンウィークを迎える頃。

札幌も桜の季節!

私たちの引っ越しの荷物整理のために応援に来る子供も連れていくことにします。

子供にとっては、幼い頃から田舎に帰省するたびに可愛がってくれた祖父です。

私たちの新たな旅立ちにふさわしくもあり、

父親(子供にとっての祖父)をこの地に置いてゆく新たな別れでもあります。

私たちと子供、それぞれが思い出を胸に霊園に向かいます。

そして、今度はいつ札幌にお参りにくることができるだろうかと・・・

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コメント

  1. 沙羅 より:

    おはようございます(^▽^)/

    お墓の問題はほんとに悩みますね。
    夫の実家のお墓は当市よりも100㎞以上離れたところにあります。
    そして今は親戚の人が色々してくれていますが
    近々永代供養にしようと思っているようです。
    私たちは当市に墓地、(墓石はまだですが)がありますが
    娘たちがお墓参りに帰るということはほとんどないように思います。
    なのでここを離れる時にはその墓地も手放す予定です。
    そして墓地の事は引っ越し先で又考えようと思っています。
    お彼岸は亡くなった人の事を思い出してくれれば良いように思います。

    • ともに白髪の生えるまで より:

      沙羅さん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      これからの時代は親から引き継いだお墓の管理が大きな負担になってきますね。
      子供の世代に墓参りや墓守を任せられるか悩ましい問題ですね。
      沙羅さん、こんにちは。アンです(*^-^*)
      お墓の問題はホントに悩ましいです。
      私は長女で父親の死後は父親の跡継ぎ?として
      墓守の書類を役場に届け出ています。
      私たち夫婦は今のところ、死後は大学病院に献体することを望んでいます。
      が・・・果たして息子が賛成してくれるかですね(^^ゞ