さっぽろ紅葉だより~定山渓温泉街がおもしろい!

夫のマシュウです。

定山渓は札幌市内にありながら、なかなか訪れる機会のなかった「奥座敷」ですが、

妻アンと紅葉の便りにつられてやって来ました。

定山渓温泉の観光案内所で確認した「紅葉深度」がどこも100%!

札幌中心部からわずか1時間程度で、彩りのきれいな山々に囲まれた環境に触れることができ、あらためて地元の良さを再発見です!

もう見頃もピークを過ぎる頃ですが、

ちなみに、紅葉深度は150%で紅葉終了を表すそうですよ。

定山渓温泉の由来

1858年に北海道の名づけ親でもある「松浦武四郎」が、

道路適地調査のため中山峠を越えてこの地を訪れ、河原の野湯で旅の疲れを癒したことが

「後方羊蹄日誌」に記載されているということです。

その後、1866年、今の岡山県の修験僧の「美泉定山(みいずみじょうざん)」が良泉を求めてアイヌの案内でこの地にたどりつき、河原に湧き出る湯で傷をいやすシカを見た定山が、この湯の効力を確信し、病める人々を救うための湯治場を作る決意をしたのが、定山渓温泉の始まりといわれています。

1871年には、北海道開拓使長官「岩村通俊判官」により、

官営の温泉がつくられると、定山はその湯守に任ぜられました。

幾多の困難を克服して温泉開発に尽力した定山の功績が東久世長官に認められ、この地が「定山渓」と命名されたとのこと。

現在、定山渓温泉では「慶応2年、19世紀からの癒しの泉」としてキャンペーンを行っていますが、定山がこの地の温泉にたどり着いた1866年が慶応2年でこの年に開湯したことにちなんでいます。

以来152年の歴史を持つ温泉です。

定山源泉公園

2005年(平成17年)に、美泉定山の生誕200年を迎えたのを機に、定山の志を受け継ぎ後世に伝えることを祈念して、定山と温泉が出会った場所に「定山源泉公園」が整備されました。ここには「足湯」のほか温泉たまごづくりが体験できる「おんたまの湯」があります。

定山渓温泉街入口の見返り坂途中にある定山源泉公園

定山源泉公園内の足湯は、youばかり

美泉定山さんの像

おんたまの湯です 結構熱いです

紅葉の見どころ

周囲を山と渓流に囲まれたロケーションなので、山と川と橋の組み合わせが見どころです。

紅葉かっぱバス

定山渓の紅葉の見どころを1時間で巡ることができるのが「紅葉かっぱバス」!

10月1日から10月21日までの期間、1日4便の運行で、乗車当日の午前9時から

定山渓観光案内所で受付をして、そこから乗車します。

地元のガイドさんが添乗して案内してくれます。ガイドさんと紹介しましたが、本業を別に持っている方が案内して下さるということで、今回、私たちのバスの案内は普段は大道芸をしている方ということでした。

とつとつとしたおしゃべりと、大道芸の一端を披露してくださり、和気あいあいとした車内でした♪

「紅葉かっぱバス」は温泉街中心部の「月見橋」から始まり、定山渓ダム方面に向かい「時雨橋」と「紅葉橋」を見て折り返し、観光案内ポスターで紹介されているという「定山渓大橋」からのビューを楽しみます。

その後、定山渓温泉の入り口にあたる「小金湯(こがねゆ)温泉」方面に向かい、

「アイヌ文化交流センターピリカコタン」を見学して、山頂が特徴の八剣山(観音岩山)の

ふもとにある果樹園を巡るコースです。

途中下車は、ピリカコタンと果樹園の2か所ですが、妻アンは果樹園で秋の味覚「栗」をゲット!

定山渓の要所を手っ取り早く回るにはとても便利!

かっぱライナー 定員制なので全員座れました

時雨橋からの渓谷の紅葉

紅葉橋から下流側の渓谷を望む

札幌市アイヌ文化交流センターで入館を待ちます

中央の山頂が岩山になっている八剣山を望む

定山渓大橋からの景色  右のホテルは定山渓ビューホテル

二見吊橋

定山渓を訪れたなら押さえておきたい、インスタ映えする紅葉スポットです。

ここにもyouが団体で押しかけていました。

6月1日から10月21日まで、温泉街の入り口にある二見公園から二見吊橋にかけての遊歩道を舞台に、夜間「定山渓ネイチャールミナリエ」が開催されています。

公園の遊歩道の足元を照らす明かりのみちと、森や渓谷にプロジェクションマッピングの光が点滅する幻想的な世界が現れます。

当日はあいにくの雨模様でしたが、暗がりの中、高所恐怖症の妻アンも周りが良く見えないせいか、吊橋をどんどん進むではありませんか・・・(笑)

途中で、「なんだか揺れてる!」と・・・気づくのが遅い!(笑)

天気の良い夜はもっと雰囲気を楽しめるのでしょうね。

次の日、あらためて二見吊橋を訪れました。

下流側の河川敷から二見吊橋を見るとこんな感じです。紅葉に映えます。

かっぱ伝説

ところで、定山渓温泉と「かっぱ」には、どんな関係があるのでしょう?

かっぱ伝説の由来

定山渓は森林資源に恵まれた地で、明治の頃から林業がとても盛んで、

切り出した木材は豊平川から流送されていました。

豊平峡ダムが完成するまでは豊平川の流量は多く、氾濫すると流された木材が月見橋の上まで上がってくることもあったそうです。

そんなある日、一人の青年が川で行方不明になる事故が起こったそうです。

見つからないまま、1年が経った1周忌の夜のこと、悲しみに暮れる父親の夢枕に

その青年が現れ、自分はかっぱの妻と子供と幸せに暮らしていると語ったそうです。

以来、ここ定山渓には「かっぱが棲んでいる」という伝説が生まれたそうです(^^)

かっぱ捜し

かっぱ伝説をもとに、定山渓は、かっぱがマスコットになっています。

温泉街のいたるところに、かっぱの像が設置!

それを探すのも面白いでしょうね。

定山渓観光案内所にもかっぱグッズがたくさんありました。

イメージキャラクターの「かっぽん」 ♪「かっぽん」は男性ですが、年齢不詳、住所は定山渓温泉かっぱ淵で札幌市南区長の特別住民票が交付されています

温泉街入口の「かっぱ家族の願掛け手湯」

月見橋の「ミスジョウザンケイカッパ」

月見橋にある「ボクと記念写真」

二見河畔公園の「ころんころん」

二見吊橋そばの「アー・イタイタ」

足のふれあい太郎の湯にある「かっぱ太郎」

定山渓観光案内所前庭にいたかっぱ

某ホテルのエントランス前にいたかっぱの親子?

土産物ショップでかっぱ帽子を被っておどける妻アン

ということで、定山渓を訪れた際は、おもしろいかっぱを捜してみてはいかがでしょうか。

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