初夏の札幌散歩とコンサート

夫のマシュウです。

ここ札幌も初夏の陽気で木々の緑も色濃くなってきました。

梅雨のない北海道はこれからが夏の観光ベストシーズンでしょうか。

この日は・・・

札幌交響楽団(札響)の定期演奏会の日です。

いつものように、私は妻にせかされ早昼を済ませて向かいます。

会場であるコンサートホール・キタラのある中島公園にも

市民や観光客が、夏の陽ざしを浴びて公園を散策したり、シートを広げて食事したりと、

昼下がりのけだるくまったりとした時間が過ぎていくようです。

菖蒲池にボートが浮かび、向こうにキタラの屋根が見えます。すっかり夏空です。

豊平館(ほうへいかん)を渡る風も涼し気・・・いい季節です。

菖蒲池のほとりのベンチで佇む人ものんびりとした時間を堪能

キタラの上にも夏雲がゆっくり通り過ぎます。

中島公園内の日本庭園

濃い緑のなかでつつじが色を添えます。

そんなのんびりとした風景とは打って変わって・・・

キタラのロビーは、次から次へと大勢の人が集まり、熱気すら感じるほどです。

ロビーコンサートもこのような盛況は見たことがありません。すごい人でしょ。

というのも・・・

今回の演奏会の目玉は、あの2021年第18回ショパン国際ピアノコンクールで

日本人で半世紀ぶりの最高位第2位を受賞した、

「反田恭平さん」をソリストに迎えて、札響との初めての共演が実現したのです!

彼が札幌出身であることも多くの地元客が押し寄せた要因でしょうか。

全席完売になるほどの人気だそう。

まだ、反田恭平フィーバーが続いていたのですね!

反田恭平人気おそるべし!

まさにプラチナチケット!

久し振りに見る大入りのキタラでした。

早速・・・

1曲目のラフマニノフのピアノ協奏曲第3番でコンサート開始です。

割れんばかりの大きな拍手に迎えられ、登場!

期待の大きさが伺えますね。

ときに強いタッチで、ときに繊細なタッチで、スケールの大きな

情感たっぷりな演奏に引き込まれます。

鳴り止まぬ拍手を受けて、指揮者の広上淳一さんが「すごかったでしょ!」

「あと2曲ありますからまだ帰らないで」という冗談のあと

「アンコール弾いてもらいますから」の言葉に促されて、

弾いてくれたのが、シューマン/リスト『献呈』です。

これまた、スゴイ!

YouTubeでも反田恭平さんの演奏が観られるようです。

休憩をはさんでの後半2曲は?

★ドビュッシーのイベリア(管弦楽のための「映像」より)

パーカッションのリズムが素晴らしかったです。

★ラヴェルのスペイン狂詩曲

オーケストラが一つにまとまっていて札響の良さが出た演奏でした。

こうして、2時間の演奏会が終わり、

午後の陽ざしのまだ高い中島公園をあとにしました。

私にとっての、久しぶりの「趣味の時間」を過ごせて束の間の息抜きとなりました(^^)/

一方、妻アンの息抜きは?

それは・・・私が留守なことでしょう!(笑)

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コメント

  1. ジェリー より:

    こんにちは ジェリーです。
    初夏の札幌中島公園の澄みきった空気感素晴らしい~気持ち良さそう♪
    それにしてもキタラは すごい人混みとなりましたね~?
    そうか!反田恭平さんが出演されたのですね・・やっぱり人気ありますね。
    門外漢のジェリーもテレビで演奏聞いたことがあります。
    心がグッと引き込まれる..魅力的な演奏をする..ピアニストさんですね。
    良い気分転換となりましたね。

    • ともに白髪の生えるまで より:

      ジェリーさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      今の季節は札幌に吹き渡る風もさらっと乾燥していて清々しいですよ!
      是非おいでください!
      大通公園のとうきびのワゴン販売も始まっているはず?
      ジェリーさん、こんにちは。アンです(*^-^*)
      反田恭平さん、素晴らしい演奏家ですね。
      残念ながら生演奏は聴いたことがないのですが・・・(^^ゞ
      CDも、もちろんいいですが、
      やっぱりコンサート会場に足を運んで聴きたいな~