夫のマシュウです。
京都は、いつ、どこを訪ねても、歴史の重みや規模などがメインディッシュ級です😊
どこが「一番」良いとは言えない奥深さを感じてしまいます。
今回の旅も、これまで訪ねていないところにしようとは言ったものの、
有名なところは巡ったような・・・?
そんなとき「そうだ!智積院(ちしゃくいん)があったんだよね~」
「ここの屏風絵の長谷川等伯一派の作品は一見の価値があるらしいよ」と妻がポツリ!
そんなことを話していると、折も折、テレビで「長谷川等伯」の作品が紹介されたのです。
ということで、旅の締めは「智積院」
長谷川等伯作の「楓図」(国宝)や、子の長谷川久蔵作の「桜図」(国宝)をぜひ見たい😊
そして、なんとタイミングの良いことか!
偶然にも、この日、9月28日から「夜間特別拝観」が始まりました。
こうして急きょ、京都最終日の夜に「智積院」へGO!
「思いつきの旅」の面目躍如といったところでしょうか😊
総本山智積院
智積院は、京都国立博物館や三十三間堂の左隣に位置。
アクセスは、京都駅のバス停206、208から乗車して「東山七条」で下車。徒歩3分。
大変大きなお寺で「弘法大師空海を宗祖」とする全国の智山派の「総本山」です。
午後5時半からの開門に合わせて拝観することにします。
拝観受付に向かいます。
すでに多くの方が来てるようです。
参拝者には「疫病退散御守」が頒布されました。
早速、財布に入れてご利益にあずかりたいと思います😊
まずは、長谷川等伯・久蔵父子の作品が納められた「収蔵庫」へ!
思っていた通り、素晴らしい「国宝の障壁画」でした。来てよかった~!😊
作品に魅せられているうちに日が落ちて、すっかり辺りは真っ暗・・・
次は「大書院」へ向かいます。
先ほど収蔵庫で鑑賞した「国宝障壁画のレプリカ」が飾られています。
「大書院」で・・・
下足室に入ると、開放された「大書院」から明るい光が漏れています。
「大書院」内に入ると、
壁画に鮮やかな配色の「楓図」「桜図」のレプリカが飾られています。
当時の「華やかな文化」が漂う空間です。
描かれた当時の「桜図」はこんなに鮮やかだったのかと、しばし感動!
「楓図」も金をベースに枝葉が映えて目に飛び込んできます。
「大書院」から「利休好みの庭」といわれる名庭が「ライトアップ」されています。
10月1日は中秋密教瞑想「月輪観」が催されるようですが、
すでに定員いっぱいのようです。
この日に来たかったね・・・と我ら、悔やむことしきり😞
それでも満月4日前の月は、煌々と輝き、庭園のライトアップと相まって、
立派な中秋の「名月」を観ることができました😊
月光が泉水池の水面に映るにはまだ時間が早いのかな?
見事な庭園と、夜空を照らす月明かりに、時間が経つのを忘れてしまいそう・・・
いろんなアングルから何枚も写真を撮ってしまいました😊
月が本当にきれい!感動しきりの妻アンです😊
宸殿
名庭を挟んで、奥に「宸殿」・・・そこも公開されています。
夜の石庭は、より静けさを醸し出すものですね。
「宸殿」内の屏風、障壁画も公開!
この作品は、田村宗立筆の「布袋唐子嬉戯の図」
後藤順一筆の「浄」
後藤順一筆の「百雀図」
他にも、堂本印象筆の障壁画「婦女喫茶図」も公開されていましたが撮影NGです。
特別公開
智積院が所有する重要文化財「孔雀明王像」は「13年ぶりの公開」だそうです。
古来インドでは「孔雀が人々の厄災や苦労を取り除く功徳がある」として
信仰を集めていたということです。
孔雀明王像は、天変・兵禍・鬼害・病魔などの一切の災難を払う孔雀経法の本尊です。
「今日のコロナ禍でこそ、孔雀明王像をお参りしてほしい」と特別公開されました。
残念ながら撮影NG😞
御朱印を頂いてきました。
※ここで、思いもよらない出会いが!!!
収蔵庫で長谷川等伯父子の作品を観賞中、
ご年配のご夫婦を案内してきた「タクシーの運転手」さん!
国宝のみどころを詳しく説明する運転手さんの「博識と口調」に引き込まれ、
妻アンは嬉しそうに説明を聞いているではありませんか。
そのうち、院内の見学に「ぜひ一緒にどうぞ!」と言われ同行することになった我ら!(^^)/
ご夫婦ともお話しするうちに、九州から旅行で来たもののどこへ行っていいかわからず、
たまたま手をあげて止まったタクシーの運転手さんが智積院に案内してくれたとのこと。
あとで、運転手さんの名刺を頂いたとき、自分は「宮崎出身」で
「東国原英夫(そのまんまひがし)さんと高校の同級生」だということ。
これまでいろんな有名人の京都案内をしてきたとのこと。
ガイドブックや京都検定にもない、詳しい説明に感銘を受けた妻アンは、
今度、機会があれば、案内をお願いすることを伝えました😊
泉涌寺(せんにゅうじ)
9月29日、いよいよ最終日!
自由時間は午前中しかありません。
京都駅から近いところで、まだ訪ねていないところといえば「泉涌寺」
実は、数年前のテレビで「泉涌寺音舞台」が放映され、
「西本智実」さんが指揮するオーケストラの演奏で、
「京舞・井上流の井上八千代師匠」が舞う「ボレロ」に私たち、いたく感動!😊
その舞台となった泉涌寺の雰囲気がとてもよかった、印象深いお寺でした。
近くにある「東福寺」は2度も訪れているのに、いまだ参拝していなかったとは・・・
最寄り駅はJRと京阪電車が併設している「東福寺駅」
東福寺とは逆の方向に歩いて行きます。
「東大路通」から、のぼりの坂道を歩くこと15分ほど。
息が切れた頃ようやく「総門」をくぐります。
さらに、しばらく道なりに進むと、ようやく突き当りに「大門」が見えてきます。
「大門」で受付を済ませると、そばにある「楊貴妃観音堂」を拝観。
堂内に安置されているのは、南宋から請来したという木像の聖観音で、
その姿の美しさから「玄宗皇帝が亡き楊貴妃の面影を写させて造像」したと伝承され、
江戸時代初めころから「楊貴妃観音」と呼ばれるようになったそうです。
多くの女性から「美人祈願の観音様」として親しまれているということで、
妻アンも「是非ここに寄らなくちゃね!」と力説していた訳がわかりました。
美人になりたいもんね!?😊
もちろん、妻は、ねんごろに手を合わせておりましたよ(笑)
「楊貴妃観音堂」
確かに美人ですね😊
資料を納めた「心照殿」を見学します。
参道を下ると、正面に「仏殿」が堂々の構えを見せています。重要文化財です。
1668年に「四代将軍徳川家綱公」によって「再建」されました。
左裏面から
右裏面から
仏殿の横に「清少納言の歌碑」を見つけました。
残念ながら刻まれた文字は読めません😞
そばに「泉涌水屋形(せんにゅうすいやかた)」があります。
泉涌寺の名の由来になった清泉を覆う屋形で、1668年に再建された建物。
ここから清泉が湧き出ているといわれています。
「舎利殿」
内部は非公開です。
「仏殿」と「舎利殿」
「霊明殿」の「勅使門」
この門は「皇室方や天皇の勅使」が寺を訪れたときに開けられます。
「勅使門」内側の御座所御車寄から見るとこんな景色です。
私たち平民は、横にある門をくぐり中を拝観。
「御座所庭園」の緑が輝くようにきれいです♪
昨年、上皇様や天皇が即位の報告にいらしたということです。
そのとき御休息されたおりに「玉座の間」からご覧になったであろう庭園!
私たちも鑑賞・・・😊
御朱印を頂きました。
今熊野観音寺
緑のトンネルをくぐります。
本堂
大師堂・・・我ら、お互いの「ぼけ封じ」を祈願!😊
御朱印も頂きました。
将来、ボケとは縁遠いことでしょう!?(^^)/
帰り道「戎光寺」で「運慶・湛慶」作といわれる「釈迦如来像」を見学させて頂きました。
ところで!!
京都の町歩きをしてると、いろんなお寺でこのような「ありがたい言葉」を目にします。
「人生の指針」を示してくれますね! 妻アンよ、心して見るがよいぞ!😊
この言葉を書かれているのは「洞雲寺」さんです。
もう一つ!
解脱会道場の掲示板に貼られていた言葉
この言葉を、妻アンにもかみしめてほしいと願うばかりです(笑)
こうして、GoToトラベルの京都旅行を無事終えることができました😊
今後2週間は、家の中で新型コロナの発症がないか、経過観察することにします。
次の旅行の準備をしながら・・・(^^)/
コメント
とっても盛りだくさんな京都旅..ジェリーもお二人の後について
バーチャル旅行楽しみましたよ~ ありがとうございます!
「心」を「酒」に、「すれば」を「飲めば」に変えると
“ありがたい御言葉” う~こころに沁みます!
煩悩ふかきジェリーは慎まねば..ですね~ \(^.^)/
ジェリーさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
ハプニングもありましたが楽しい京都旅行でしたよ!(笑)
ジェリーさんの「ありがたーい御言葉」秀逸ですね。コレ採用!(笑)
ジェリーさん、すごーい!さすが文系の方!(拍手!)
久しぶりの京都にテンションマックスになり、ハメを外してしまった私。
まさに煩悩の塊!反省でーす!(^^)/