みちのくの旅の締めは「日本三景松島」を巡ろう!

夫のマシュウです。

あの松尾芭蕉も訪れ、そのあまりの美しさに一句も読めなかったと聞く「松島」

あの「松島や~」は、どうやら他の人の作らしいですね。

私たち凡人も、美しさに感動するばかりで、作品など残せそうにありません。

せめて、写真だけでも・・・

【松島観光遊覧船】にワクワクするも、妻は・・・

せっかく来たことだし、天候も快晴だし、波は、なぎだし、ここは遊覧船でしょ!(笑)

一応、前日の夜に予約はしたのですが、

それでも妻アンは、かなりのビビりなので、観光船チケット売り場の人に、

「今日は海、大丈夫ですか?😭」と・・・(笑)

係の人「見てのとおりだよ!」「今なら11:00出発でも乗船できるよ!」

と言われ、「じゃあ乗ろうか!」ということで、チケット購入!

選んだコースは、「松島⇒松島50分コース」大人通常1500円が1350円に割引。

これも「仙台まるごとパス」のクーポンブックのおかげ!(笑)

私たちが乗った「芭蕉コース巡り」の第二芭蕉丸、定員300名ですが、

この日の乗船は10名程度で貸し切り状態でした(^^)

このコースは、9:00から15:00まで毎正時出発で、所要時間は約50分、

基本は電話予約が必要です。

進行左手に見える「五大堂」を後にします。

海から五大堂を見るには遊覧船しかありませんね。

2階デッキには時折強い潮風が吹き抜けます。

船室にいるより松島湾の空気を感じられるので、ずっとデッキに立っていました。

妻アンは、固まった状態で、ワタシにしがみついていました(笑)

彼女いわく、遠い昔、味わったオソロシイ船旅の記憶が蘇るのだそうです💦

正面の大きな島の右端に小さく見えるのが「千貫島(せんがんじま)」です。

その昔、湾内を遊覧した伊達政宗公がこの小さな島を大そう気に入り、この小島を公の館に

運んだ者に「銭千貫を遣わす】ということを言ったことからついた名前らしいです。

双子島・・・岩のツインズですね!

手前が「在城島(ざいじょうじま)」と、左には小さな「鎧島(よろいじま)」が見えます。

手前の打ち寄せる波のような形の島は「鎧島(よろいじま)」です。

武士の鎧の「かたびら」に似ているからだそうです。なるほど~(笑)

この辺りまで来て、妻アンは少し?リラックスしたようで、船上からの景色に歓声を!

遊覧船の進行方向の左手側には、カキの養殖場が広がります。

カキは湾に川が流れ込むそばに養殖するそうです。

反対側の右手には海苔の養殖場が広がります。

4つの洞窟のある「鐘島(かねじま)」・・・ホントだ!穴が4つある!

大波が4つの洞窟に打ち寄せると鐘の音のように響くからだそうです。

海水などの浸食によって奇怪な形になった「仁王島(におうじま)」です。

海の中に、すっくと立っている姿はまさに仁王?(そう見えるのかな~~???笑)

遊覧船の進行右手には「ドウラン島」「モンド島」「材木島(ざいもくじま)」「火附島(ひつけじま)」などが連なります。逆光で暗くなってしまいました。

「馬放島(まはなしじま)」は、昔ここに年を取った馬や病気の馬を放したということらしいです。

沖に見えるのは「鍋島(なべじま)」でしょうか。ここで、遊覧船はUターンして戻ります。

東日本大震災ではこの島々が陸地の人々の命を守ったのですね。

自然の力の怖さと、強さの両方を感じさせられました。

このような松島の奇観を堪能して遊覧船の旅が終わります(^^)

【五大堂】

次は、国指定の重要文化財になっている「五大堂」を訪ねます。

さかのぼれば、807年に坂上田村麻呂がこの地に毘沙門堂を建てたことに発しますが、

828年に慈覚大師円仁が瑞巌寺の前身となる松島寺を建てて五大明王を祀り、

五大堂と称するようになったとのことです。現在の建物は1604年に伊達政宗が桃山建築の粋を集めて建立したものだそうです。

【すかし橋】にビビる!?

板張りの隙間が空いて、「透かし」の構造からそう呼ばれています。

江戸時代中期からこの構造であったことが当時の記録にあるようです。

下の海が透けて見えるのは、参詣する時、身も心も乱れのないよう、

脚下を良く照願して気を引き締めさせるための配慮だそうです。

そういえば「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」という言葉の意味をここに体現しているのですね。

「すかし橋」を渡ると、向こうに五大堂が見えます。

五大堂から陸地側を見たところです。

左側通行かどうかはわかりませんが、皆さん譲り合って渡りましょうね💦

橋の下には海の波が見えます。妻アンは「見える見える~😭」と言いながら

かなりビビって渡ってました(笑)実は、私もちょっと?怖かったです💦

【五大堂】

東北地方で「現存最古の桃山建築」・・・厨子内の五大明王像は33年に一度だけ御開帳されるということです。

青空が広がります。気持ちがいいな~♪

扁額(へんがく)には、五大堂ではなく「五太堂」と書かれているように見えるのですが・・・

五大堂は、くぎを一本も使わずに建てられているとのことです。

4面の壁の上部には12支の彫刻が彫られています。

来年2019年の干支「亥」をさがしました。

【日本三景の碑】

五大堂のそばに「日本三景碑」が建っていました。

陸奥松島 丹後天橋立 安藝厳島が日本三景だということが彫られています。

私たち・・・「天橋立に行けば、三つ、制覇だね!」と言いつつ歩きます♪

日本三景の碑のそばから見た五大堂の全景です。

【観瀾亭(かんらんてい)】でひと休み♪

松島めぐりで疲れた体を癒そうと、妻アンの提案で「観瀾亭」へ

訪ねた時間が午後3時を過ぎていたので、お茶のセットは終了していましたが、

受付の方の計らいで、頼むことができました。ありがとうございます!

こちらで、ゆったりとした時間を過ごし、松島湾の景観を楽しみました♪

妻アンが頼んだ「ずんだもち」セット

私が頼んだ「みたらし」セット

縁側から、そろそろ日も傾いてきた松島湾を望みます。

たっぷり休憩したところで、最終日の行程も無事こなし、いよいよ帰路につくことに・・・

旅の終わりを象徴するように、もう夕焼けが迫ってきました。

続きます・・・

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