夫のマシュウです。
妻アンが一度は行ってみたいと言っていた、足利市。足利氏?(笑)
ついにやってきました!
なぜ、来たかったのか?
実は、足利市は「鎌倉の姉妹都市」で、これまで「山口県萩市」「長野県上田市」には行きましたが、最後に残ったのが、ここ「栃木県足利市」です。
妻アンが、大の「鎌倉好き」で、その縁で?今回の訪問が実現しました。
余談ですが、妻は「鎌倉観光文化検定1級」の肩書を持つ、鎌倉通!
最難関の1級にトライして、なんと一度の受検で、
満点に近い成績で合格してしまった猛者(もさ)なのです(^^)/
それに、ドラマの水戸黄門でも、ご老公が一度訪ねた日本最古の学校「足利学校」に
私たちも行ってみたいと長年思っていました(この動機はイマイチかも)(笑)
もうひとつ、ぜひ行きたいところがありました。これは、まだ内緒!(笑)
実は、地理にあまり詳しくなくて、東京から遠いんじゃないかという先入観があり、
いつ、伺おうか、タイミングがなかなか合わなかったのです(言い訳かも?)
ところが、足利に行くことを決めた後で、テレビを見ていると、
戦場カメラマンのWさんが、足利を紹介しているではありませんか!
私たちが歩こうとしていたところを取材している!!えーーーっ!!
期待が一気に高まりました!
足利へのアクセス
調べると、都内からは意外に近いのですね。
私鉄のない北海道にいると、いつもJR利用しか頭になかったものですから、
足利に行くには結構遠いんだという感覚しかありませんでした💦
東武鉄道が便利
東武鉄道・伊勢崎線を利用すると、直通じゃありませんか。
私たちは、山手線日暮里駅から北千住駅に行き、特急「りょうもう」号に乗車!
東武・伊勢崎線の特急乗り場は、1Fホームの床に書かれた矢印に従って
特急改札まで移動します。下を見ないと気付かないので、私たちのような「お上りさん」には分かりづらいかもしれません💦
北千住駅から約1時間程で足利市駅に到着~
足利市駅では北口に出ます。
そこは渡良瀬川のそばですから、駅近くの「中橋」を渡って
市街地へGO!
意外と近いじゃないの(^^)/
東武鉄道はすすんでる!
余談ですが、東武鉄道の特急はネットで座席指定できるんです。
そんなの当たりまえですね。
JRでも「えきねっと」というネット予約システムがあります。
ところが、ここからが違うんですよ。
「えきねっと」は乗車前までに駅に行って「切符」に換えなくてはなりません(>_<)
東武鉄道は、ネットで予約したらスマホに登録したり、指定した座席を書いた画面をプリントして持っていればよいのです。
自動的に登録されていますので、車内検札で寝ているところを起こされることもありません。
JRに教えてあげたい!もっと楽にしてよっ!って・・・(笑)
いざ、鑁阿寺(ばんなじ)へ!
鑁阿寺へのアクセス
足利市駅をあとにして渡良瀬川にかかる「中橋」を渡り、JR両毛線の踏切を渡り、
目印のM銀行を右手に進むと間もなく、左手に「鑁阿寺」に続く参道「大日大門通り」が見えてきました。
この石畳の通りは栃木県の「道と川百選」にも選ばれている
落ち着いた、たたずまいの通りです。
通りの入り口に立つと突きあたりに「鑁阿寺」の山門が!
史跡「鑁阿寺」に感動!
「鑁阿寺」は「足利氏宅跡」で国の史跡として指定。
2006年には「足利氏館」として日本100名城に選定されています。
本堂は「国宝」です。
最初に、堀にかかる太鼓橋と、その奥の山門が、私たちを出迎えてくれます。
多宝塔です。大イチョウは、まだまだ見頃で落ち葉も見事!
重要文化財の「鐘楼」も紅葉と調和してとても美しい姿!
国宝の「本堂」は重厚感があり、威厳が伝わってきますね!
不動堂です。
これも国指定・重要文化財の「経堂」です。
ご朱印ありがとうございました。
境内の茶屋で、ちょっと、ひと休み♪
戦場カメラマンWさんがリポートで「美味しい!美味しい!」と舌つづみを打っていた
名物「足利シュウマイ」・・・揚げたモノ&蒸したモノ、2種類いただきました。
お肉を使っていない、玉ねぎとでんぷんのシュウマイ!うまーい!(笑)
鑁阿寺の門
「鑁阿寺」の境内は四方に門を設けており、土塁と堀が回され風格を醸し出しています。
西門です。
門柱が面白い形!
北門(薬医門)です。
東門です。
堀もきれいに整備されていて、カモが隊列をなし、鯉が悠然と泳いでいます。
足利学校へ!
鑁阿寺の堀を右回りに一周した先に、足利学校の入口の案内板が目に付きます。
矢印に沿って、進むと足利学校の「入徳門」につきあたります。
「入徳門」をくぐり、受付で参観券を入手。
順路を進むと、足利学校のシンボル「学校門」が見えてきます。
あ!黄門さまのテレビで見たぞ~!(笑)
イチョウとモミジのコントラストが門を惹き立てます。あぁ、来てよかった~!
妻アンも大喜び!
敷地内を進むと、正面に「孔子廟」
「孔子廟」の横には、「方丈」という講義や学習のための教室があります。
「方丈」の南側には、「南庭園」があります。古い絵図にも残っています。
同じく、北側にある「北庭園」です。今も古地図と同じ風情が漂います。
足利のお昼はここでしょ!
足利を訪ねる楽しみのひとつがここ!
「相田みつを」さんゆかりの「蕎麦屋」さんです!
出発前から、早々に予約していました(^^)/
そうです。ここは「めん割烹なか川」・・・
こちらは、その昔、現在のご主人のひいおばあちゃん時代には旅館を経営していたそうで、
当時、相田みつをさんがまだ売れてない頃、生活に困った相田さんが描いた「書」を持って、訪ねてきては、ひいおばあちゃんがその「書」を全部買ってくれたそうです。
その「書」を、旅館の各部屋に飾っていたということなんです。
現在、当時の「書」は「なか川」のご主人がコレクションしていて、
店内に掲出したり、展覧会に貸し出したりしているそうです。
「めん割烹なか川」の外観。いい感じでしょ。
正面の入り口
相田みつをさんとの関係をアピール。
お店に入ると、この色紙が迎えてくれます。
ご主人の説明ですと、相田みつをさんの文章の並びが、当時の書き方の常識に、
のっとっていなかったため、書道連盟から「除名」され不遇な生活を強いられたそうです。
また、初期の頃の書は「漢字」が多いとのことです。
客席の壁に掲げられた「人間だもの」の額。
これも「人間」が漢字で書かれた「貴重な作品」です。
「めん割烹なか川」のこだわりが書かれています。
妻アンは迷わず「相田みつを・おすすめ御膳」
「このお店に相田さんも、いらしてたんだな~」と感慨にふけるアン。
箸袋、持ち帰りました!(^^)/
私が「天ぬき御膳」
更科系の細めんのお蕎麦のコシが強くて、のどごしも良く美味しいお蕎麦でした。
ニシンの甘露煮も柔らかくて味付けも良く、とても美味しいものですから、
お土産に2枚買い求めました。
店内のインテリアも、旅館時代のアンティークな調度品もあり、良い雰囲気。
ここは「日本老舗蕎麦100選」にも選ばれているのですね(^^)
お店の御主人から、相田さんにまつわる貴重なお話を聞かせていただき嬉しかったです。
妻アンは今年4月、東京有楽町の「相田みつを美術館」を訪れ、いたく感激!
今回、相田さんの出身地・足利にも来ることが出来、上機嫌でした(^^)
「素通り禁止💛足利」このコピーが気に入りました!
足利市内を歩いていると、マチのここかしこに、このようなポスターが!
何かと思って見ると・・・
わかりました! そうですね! 賛成です!
私たちも素通りしませんよ~!(笑)