夫のマシュウです。
前日、平泉から仙台に向かうJRの車内で一枚のポスターに目が留まりました。
その名も「仙台まるごとパス」
JR・地下鉄・バスの指定エリア内2日間乗り放題で、大人1人2,670円です。
よく見ると指定エリアには、「山寺」駅も含まれ、次の行程の「松島」もOK!
帰りの「仙台空港」までも使えるではありませんか☺
「仙台まるごとパス」はみどりの窓口でゲット!
その際、行く先々で使える「割引クーポン」などの特典満載の
「クーポンブック」もいただきました。うれしいですね(^^)/
さあ、お得な「仙台まるごとパス」を手に、三日目の旅、出発~!
今日は、仙台から仙山線で山寺の最寄り駅、その名も「山寺駅」まで、
山形行きの快速列車を利用。
天気予報は、雨模様でした😭
でも出発の朝の仙台は晴れていたので、かすかな期待をいだきます。
山の中を電車が進むに従い、紅葉の色どりが鮮やかになり、
車内のあちこちから歓声があがります。
さらに、所々、深い谷を渡り、右に左にカーブしながら電車は進みます。
しかし、標高が高くなるにつれ、雲行きがなんだか怪しくなってきました😭
妻アンも、がっかり顏で外を眺めています。
そして・・山寺駅に着く前の長~いトンネルを抜けると、雨だった・・・😭😭
【山寺駅】到着!
外は土砂降り!
でも、西の空が明るくなってきたようなので、少し様子を見ようか?と、思っているうちに、な、なんと、晴れ間が広がってきたではありませんか! やっぱり日頃の行いだっ!(笑)
「山寺さ来てけで ありがとさま!」・・・あったかい「山形弁」に感激の我ら♪
こちらこそよろしくお願いします(^^)
山寺駅は、現地学習の小学生やウオーキングの団体さん、観光客で溢れんばかりでした。
山寺駅全景です。風情あるでしょ♪
【山寺駅から登山口へ】
そうこうしているうちに、雨も上がり、駅前から山寺全景を!紅葉も進んでいますね。
さぁ!行くぞー!
駅前通り突きあたりを右に進みます。
立谷川にかかる宝珠橋からみると、川岸の紅葉が真っ赤に染まっています。
橋を渡り、突き当たりを右に曲がり進みます。
沿道には土産物店やお食事処が軒を連ね、山寺の門前町といった雰囲気。
妻アンも、これからの苦行?を知らずに、寄り道して何を食べようか、
どこに入ろうかと目移りしていました(笑)
【立石寺(りっしゃくじ)根本中堂】
登山口の矢印看板が目に入りましたが、また雨が・・・😭
「立石寺」は、一般に「山寺】と呼ばれ、西暦860年に天台宗の僧、慈覚大師円仁によって
開基された「東北の霊場」
根本中堂は、国指定重要文化財です。
「奥之院】まで、1000段以上の、まさに登山?の始まりです💦
この階段の先には、根本中堂がありますので、まずは足慣らしの階段上りから!
根本中堂にお参りする前に、お線香を焚いて仏様への「御供物」とし、
心を落ち着かせて身を清めます。私たちも・・・
さあ、参拝です。
力強い御朱印をいただきました。これでパワー全開です!
【山門から奥之院へ】
【山門】
登山口の看板が見えます。ここが奥之院まで登る山門です。
入場料大人1人300円を納め、入山します。
この登山口から奥之院まで石段が【1015段】あるそうです💦
比叡山延暦寺の別院として建立されたということです。
雨が降ったせいか、杉木立の中をわたる空気がしっとり。何度も深呼吸しました。
みなさん傘を手に、もくもくと階段を踏みしめてのぼります。
雨が降ったり止んだり、大忙し(笑)💦
【せみ塚】
芭蕉が「奥の細道」をたどり、1689年の新暦で7月13日に山寺を訪れたときに詠んだ句「閑かさや・・・」をしたためた短冊を、門人たちが、のちの1853年にこの地に埋めて、石の塚を建てたことから「せみ塚」といわれているそうです。すごい切り立った山肌ですね。
【弥陀堂】
ここで、しばし雨宿り・・・小休止。雨よ止め~~~!
【仁王門】
仁王門から、開山堂(右)と納経堂(左)を望みます。
【中性院】
中性院向かいにある、郵便ポスト。
以前テレビ番組で、山寺を毎日上り下りするポストマンのドキュメントを観ました。
本業はお米農家さんですが、山寺の郵便配達もされています。本当にご苦労様です(^^)
ふぅふぅ言いながらも、遂に【奥之院】に!
一段一段、踏みしめながら登ってきた私たち・・・果たして煩悩は消えたのでしょうか💦
奥之院から見える紅葉の山並み・・・心にしみる「里山風景」でした(う~ん、電線が💦)
【修行の岩場】
険しい山肌が目に入ります。その昔、何人もの修行僧が命を落とされたそうです。
【開山堂から五大堂へ】
右側が開山堂。その横の大きな岩に朱色の納経堂が、チョコンと鎮座しています。
開山堂から納経堂越しに修行の岩場を望む
【素晴らしい見晴らしの五大堂】
五大堂に到着!多くの方が雄大な「自然のパノラマ」を堪能していました。
五大堂から望む、紅葉深まる景色に圧倒!!
雲が切れて、すきまから陽光があらわれ、山寺駅に「天使のはしご」がかかって見えました。
なんと神々しい光景でしょうか!
みなさん、歓声をあげていました。もちろん、我らも!(笑)
山寺駅前が、まるで精巧なミニチュアのように、くっきり見えます。
雨も上がり、明るい日差しを浴びた紅葉に染まる山と、街並みの景色が“絶品”!
しっかり、、目に焼き付けます。
いつまで見ていても、飽きることのない山寺からの風景・・・
来てよかった!!!(笑)
【昼食は名物の蕎麦と決めてました】
山寺に向かう門前町の通りにある「美登屋」さん
妻アンが「お昼はここで!」とガイドブックで見ていたお店です♪
楽しみにしていた「だしそば」です♪
山形の郷土料理「だし」を冷たいお蕎麦と共に味わいます。
きゅうり、なす、みょうが、生姜、白ごま、大葉、黄菊、オクラ、そばの実、納豆こんぶ
これらを、混ぜ混ぜしながらいただきます。
ホントに美味しかった!! 我が家でも今度トライするそうですよ。
山寺駅に着いた時の「土砂降りの雨」に、ココロが縮みそうになりましたが、
その後は何とか「晴れ間」にも遭遇して、山寺の素晴らしい景色を楽しむことができました♪
妻は、お土産屋さんで買った「みそ焼まんじゅう」を手に、そして、宮城限定の
「ずんだチョコ」を傍らに置き、車窓の風景には目もくれずに(笑)
帰りの車内を満喫していました(笑)
この後、一路、仙台へ! 旅はさらに続きます(^^)