愛知・岐阜の旅 PART6

文化のみち二葉館(旧川上貞奴邸)

こんにちは!妻のアンです。

徳川園を後にして、まもなく大粒の雨が降ってきました。

今回の旅もいよいよラスト!

締めくくりは、大正ロマン漂う「旧川上貞奴邸」です。

和洋折衷の館で、別名「二葉御殿」とも呼ばれていたそうです。

毎月、定期購読している旅と暮らしのマガジン「ノジュール」で、以前、目にしてからイキタイ♪イキタイ♪と思っていましたが、やっとその「夢」がかないました。

こちらは、日本の女優第一号として名をはせた「川上貞奴」が電力王「福沢桃介」と暮らした家を移築、復元したものです。

すばらしいステンドグラスの数々に、思わず目を見張ります♪

贅を尽くした内装には、ただただ感嘆するばかり!

玄関入口の左側の小窓にもステキなステンドグラスが

日本アルプスを描いたステンドグラス  桃介は山好きで特に日本アルプスがお気に入りだったそうです

日本アルプスに咲く花たちでしょうか

大広間から玄関の小窓のステンドグラスを望みます  楽器の演奏に合わせて踊っている女性の姿が・・・!

秋の紅葉を表現しているのでしょうか

これらのステンドグラスは、福沢桃介の義弟・杉浦非水氏の原画をもとに製作されたということです。

杉浦非水氏は、当時三越の嘱託デザイナーで、数々の斬新なポスターを制作し、「三越の非水か、非水の三越か」といわれるくらい三越のイメージ戦略に貢献したようです。

杉浦非水氏にも興味がわきます。

ドイツ人画家ミュッラー作のポスター「サダ・ヤッコ」

吹き抜けになっているエントランスホール 素敵な電灯ですね

当時は部屋中に煌々と灯る電気の明かりが遠くからでも眩いばかりに見えたそうです。

さすがは「電力王」のお屋敷ですね

細工された床板

気品のある調度品

愛用の羽織  紅葉模様の裏地

貞奴は、特に「もみじ」を好んだそうです。

少し見えづらいのですが、お皿の右上方に「もみじ」が・・・  これは貞奴が「ノリタケ」に依頼して特別に作らせた食器とのことです

桃介が洋行の際愛用した重厚な感じのトランク

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館内には、川上貞奴に関する数多くの資料、パネルなどが展示されていて、ボランティアの方の案内で、とても有意義で楽しい時間を過ごすことができました。

本当にありがとうございました♪

「文化のみち」は名古屋城から東側に武家屋敷が広がり徳川園にいたるエリアをいうとのことで、「旧川上貞奴邸」の他にも明治・大正期の邸宅が多く配されています。

今回は「旧川上貞奴邸」のみの見学となりましたが、次回はゆっくりと「文化のみち」を散策したいと思います。

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