冬の夜☆心洗われるひととき

夫のマシュウです。

めっきり寒くなって札幌も雪景色が似合う季節になりました。

今年も締めくくりの時期となりましたが、

少し早いのですが今年のこれまでを振り返ると、

いちばんのできごとは、なんといっても新しい命、孫っ娘の誕生でしょう！

それからというもの、すっかり「孫っ娘メインの生活」になってしまいました(^^)/

しかし・・・

うれしいことばかりではありません。

闘病中の妻の叔母と、特養暮らしの母親の「安否」を気遣いながらの暮らしでもありました。

こうして、いろいろあった今年も最後の月を迎えようとしていたある日、

気持ちの「癒し」を求めて、札幌の街ナカに出掛けて妻と久しぶりのデートと相成ります💕

大通公園では、１１月２２日から『さっぽろホワイトイルミネーション』が始まっています。

今やすっかり、冬の札幌の風物詩となった感のあるホワイトイルミネーションの造形が

モノトーンの街を鮮やかな光彩で彩っています。

 

駅前通りも街路樹がＬＥＤで彩られていますよ。

このときの気温は６℃！ちょっと寒い！

 

 

 

テレビ塔の横・・・雨上がりの空に月がおぼろげに輝いて幻想的です。

 

 

 

寒さで思わず肩をすくめてしまう妻アン・・・右手には傘

 

大通公園のシンボル、テレビ塔がきれいです！

 

同じ日『ミュンヘン・クリスマス市』も大通公園西２丁目を会場に開催されています。

 

寒いのであったかい飲み物が欲しくなりますが、グッとガマン(笑)

 

雨上がりの中、大勢の人が訪れています。

 

例年、その年のデザインが施されたマグカップを購入していたのですが、今年はパス・・・

北欧の雑貨店前で妻がじっくり品定めしています・・・🎅

 

いろんな種類のクリスマス雑貨に、妻も「わ～！カワイイ～！」を連発！🎅

※大通公園のホワイトイルミネーションもミュンヘンクリスマス市も

１２月２５日まで開催されています🎅

この後、デートのメインイベントへ！

「アリス＝紗良・オットさん」のピアノコンサートを楽しみにしていた我ら。

札幌コンサートホールキタラで開催されるので会場のある中島公園を歩きます。

すっかり暗くなって、空気も冷え込んでピリッとした感覚です。

キタラのロビーの明るさがオアシスのように見えますね。

 

会場内は撮影禁止なので、モニターに映し出されたステージを見ると、

ステージ中央にはピアノが置かれ、その奥にスクリーンが設置されて

映像とコラボレーションさせる演出が楽しみです。

 

アリス＝紗良・オットさんの演奏を夫婦で初めて聴いたのは、もう何年も前のことです。

当時も、裸足でペダルを踏む独特の演奏スタイルで、

しなやかな指から繰り出される力強いタッチに圧倒された思いで聴いていましたので、

今回も、どんな音を紡いでくれるのか期待して座席につきます。

コンサートのテーマは？

「エコーズ・オブ・ライフ」

冒頭、本人のトークで始まり、このテーマの意味を解説。

新型コロナ禍でロックダウンの最中、自分の音楽家としての人生を見つめ直すなかで、

音楽と建築を融合するプロジェクトの成果が今回のテーマだといいます。

直訳すると「人生のこだま」

古典のショパンの「２４の前奏曲」と現代作曲家の７作品を融合させた曲目の構成で、

ときに激しく、ときに陰うつな音楽の流れに調和するように

目の前のスクリーンにはふしぎな感覚もたらす建築空間の映像が映し出されます。

私たちは、その空間を目にしながら、自分の存在や、記憶を見つめ直し

響き合う不思議な世界に誘われます。

不思議な世界感に浸ったあと・・・

外に出るとあたりはすっかり暗くなり、雪が降り始めていました。

暗闇のなかを振り降りてくる真っ白な雪の花びら・・・

つい先ほどまでのステキなピアノ音と映像を重ねてしまいます。

今年最後のコンサート・・・アンコール曲は妻の大好きなサティの曲でした。

素晴らしい演奏をありがとうございました♪

地面に届いては融けてしまう雪を踏み、

私たちは言葉少なに足早に地下鉄駅へと向かいました。