夫のマシュウです。
昨年の暮れに、私の身に突如発症した左足下肢の炎症は、
「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」という初めて耳にする病気でした。
ドクターは「蜂巣炎(ほうそうえん)」とも言ってました。
皮膚にできた傷口や毛穴などから細菌が侵入し、皮膚の深部から皮下脂肪の層にかけて
溶連菌のような細菌に感染して、組織が炎症を起こす皮膚の感染症の一種らしいです。
私は初めて感染しましたが、実は40-500人に一人が感染する病気らしいです。
治療しないで放置すると死に至ることもある怖い病気でした。
ドクターからも「私たちとしては簡単に考えることはできない病気なんです」と諭されました。
これまでの経過
虫刺されや擦り傷などのケガをしなかったかを聞かれたのですが、
どうも身に覚えがありません。
朝起きた時に、左足のふくらはぎに赤い腫れと痛みを感じたのが最初!
時間の経過とともに、赤い腫れが熱を持っている感じがしましたし、
触るととても痛くなったのを覚えています。
いま思えば、初期段階でインフルエンザに感染したような悪寒や発熱がありました。
トイレに立つときも膀胱がびりびりするような自覚症状がありました。
これらの症状は、蜂窩織炎に特徴的なものらしいです。
私の場合の治療法は、とにかく抗生物質で細菌を叩くという方法ですが、
外来での経口投与では効き目がないという判断なのでしょう。
発症の4日後の診察で即入院を勧められました。
私も不安でしたので、そのつもりで2度目の外来受診の日に即入院!
抗生物質の点滴による治療を開始!
入院中の治療は点滴の他に、高気圧酸素治療も並行して行われましたし、
ベッドで安静にしている間は患部の足を高くして、熱を持っている箇所に保冷剤をあてて
冷やすことに努めました。
結果、10日間の入院で、皮膚の腫れもひき、血液検査の結果でも炎症指数のCRPの数値の改善や白血球の正常化がみられました。
ドクターからも、以後は通院による抗生物質の経口投与による治療でもよいとの診断で短期間で退院出来ました(^^)/
発症2カ月目
そして、今日で、発症2カ月が経過しました。
退院後間もなく、腫れていた患部からウミがでました。
患部周辺は直径約3cmの範囲にわたり皮膚がむけて傷口のようになってしまいました。
外来受診の際、ドクターの手でウミを絞り出され、患部に軟膏を塗布し養生する治療を施され、毎週の外来受診で同じような処置が続いています。
現在の状態はどうかというと、腫れた箇所からのウミは出尽くしたようで、
皮膚の再生に向けた治療をしています。
傷口の広さも徐々に小さくなり、今では直径約2cm程度までになりました。
外来受診では、ドクターは傷口からの感染による再発を懸念して、家庭でも定期的に水道水により傷口を洗い、消毒して清潔に保つことを指示されています。
この調子では、傷口が元の状態になるにはまだまだ時間がかかるものと思われます。
ですが、間違いなく回復に向かっているので、このままの養生を続けていきます。
予防法と感染かな?と思ったら
「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」は誰でも感染する可能性のある病気だということがわかりました。
私自身、気が付かないうちに感染してしまいましたので、日頃から小さな傷にも気を付け
清潔に保つことが大切だということです。
また、免疫力が低下している時にも感染しやすいということですので、
規則正しい生活が大事だということでしょうか。
もし万一、皮膚が赤く腫れて熱を持っている、風邪のような症状があると自覚した時は、
すぐに病院を受診することです。
私も最初は単なる腫れ程度だと思っていましたが、重症化すると死に至ると聞かされ
ちょっとビビってしまいました。
蜂窩織炎は誰にでも起こりうる病気ですが、あなどれない怖い病気だとも認識する必要がありますね。
そして完全に治療を施さないと、再発の可能性もある病気だということです。
これからも病院とは長ーい付き合いになりそうですが、完治まで気長に通い続けます(^^)/