夫のマシュウです。
松の内が明けたある日、私が執務室?で本を読んでいると、
リビングのインターホンの呼び出し音が鳴り、妻アンが家事の手を休め応対に出ました。
「郵便局でーす!」の声が聞こえます。
「ちょっとお待ちくださ~い」と言った妻は
「パパ~、出てよ~!」と私にお呼びがかかります(^^;)
思い当たるふしのないままに、ドアを開けると、
配達員「〇〇さん(妻の名前)ですね、ゆうパックのお届けものです」
その送り主を確認すると、道南の小さな町に住む「妻の叔母さん」からです。
何が送られてきたか、ピンときたようで、
妻「ははーん。わかったぞ~~!」と大喜び!
実は暮れにも・・・
叔母から、ニシン漬けや、昆布巻、黒豆などが送られてきていました。
お正月に食卓を飾る食材です。
妻が、早速電話でお礼を告げると、
「たくさん作ったからおすそ分けね。あんまり美味しくないかもしれないけど・・・」
「おばさん、嬉しいよ!大事に食べるね!」
折から帰省中の子供も喜んで食べ、あっという間になくなってしまいました。
実は、昆布巻きも煮豆も、おまけに漬物までが「私の母親の味」とそっくり!
妻「昔は、おばあちゃんが作って送ってくれたっけ~」
「今は施設暮らしだから、もう味わうことが出来なくなったね~」
それが、突然、正月明けに届いた、おふくろの味ならぬ「おばさんの味」!!
今度は、聖護院大根のかす漬けやキュウリの佃煮、煮豆、そして、なんと手作りの
「ようかん」がドドーン!
(これは暮れに届いたモノ)↓↓
今回、届いた手作りのようかん・・・小分けしてラップしてくれています。
私にとって、ようかんは、子供の頃、おやつに作ってもらったことのある「おふくろの味」
妻「ストーブの上であずきをコトコト煮て作ったらしいよ。手間暇かかるのにね」
妻は早速、電話で届いたことを報告します。
妻「ようかん大好物のパパがね、叔母さんにおねだりしてみなよーって言ってたんだよ」
「だけど無理して作って体調崩したら大変だから、そんなこと言えないよ~って言ってたの」
叔母「あら~。そうだったの~」(笑)
妻「パパが母親の味を思い出すって大喜びしてる!」(笑)
3時のおやつに早速いただきまーす♪
妻「ウフフ♪あの有名な虎屋のようかんよりおいしいかも!?」
子供が今回の帰省の折に、お土産に持ってきてくれた虎屋のようかんと比べて、
ホントにそう思う我ら・・・(あくまでも私見です)
甘さも控えめで、小豆の風味がしっかり!
こりゃ何個でも食べられそう!(笑)
(以前、叔母から頂いた会津塗の銘々皿にのせました)
叔母は、昨年春、ガンが再発して大手術を受けましたが、
何とか、今は抗がん剤で治療しながらひとり暮らしを続けています。
まだまだ元気でいてほしい・・・というのが私たちの願いでもあり、
こうして、漬物やようかんなどを作れるということが「元気のバロメーター」でもあります。
送っていただいたことに感謝し、
漬物のひと切れ、ひと切れ、ようかんのひと切れ、ひと切れ、
この味を忘れないように大事にかみしめています(^^)