夫のマシュウです。
地方に住んでいる者は「本物の文化に触れる機会」が限られています(^^;)
今回の東京行で興味をそそられたのが、国立新美術館の『メトロポリタン美術館展』
東京国立博物館の『空也上人と六波羅蜜寺展』
そして、目黒駅からほど近い『松岡美術館』の収蔵物でした。
本物に触れると?
教科書や図書でしか目にすることがない芸術作品を、
じかに観ることができる機会を数多く得られるのが都会ならではですね。
こういうとき、うらやましく思えてなりません(^^)/
今回、東京行が決まると即、鑑賞日時の予約をしました。
新型コロナの感染拡大防止のために、希望する入場時間帯の空き状況をみて申し込み!
★一日目は松岡美術館
以前訪れたことのある「東京都庭園美術館」の近くで、
最寄りの目黒駅東口から徒歩で向かいます。
この美術館は白金台の清楚で落ち着いた雰囲気の中にひっそりと佇んでいます。
平日の昼下がりでしたが、美術愛好家さんたちがたくさん鑑賞していましたね。
「実業家」だった「松岡清次郎さん」が生涯かけて収集した書画骨董などのコレクションを、
80歳を迎える頃に、
「自分のためだけでなく一般の美術愛好家にも楽しんでいただきたい」と私邸跡地に設立!
知らなかった~(^^;)
ホントのお金持ちはこうして社会還元してるんですね~!感服いたします!
(展示作品は撮影可能なものもあります)
落ち着いたエントランス
中庭を見ながら休憩している方も・・・
妻アン・・・熱心に見ています。学生時代、世界史が大好きだったそうですよ
すばらしい日本画の数々
私邸の庭、そのままの雰囲気を活かして・・・水盤の椿がいい雰囲気♪
美術鑑賞というと・・・
いつもは特別展にばかり目がいくのですが、
「個人の私財」を投じて収集したという「松岡コレクション」のすばらしさに感動して、
時間の経つのも忘れて見入ってしまいました。
古代ギリシャ・ローマ彫刻から古代オリエントへ、
そして古代東洋彫刻へとその魅力いっぱいの世界に誘われます。
そしてコレクションは西洋現代彫刻へと広がります。
東京の都心にありながら、閑静な環境にある美術館!
古代美術へのロマンをかきたてる「ぜいたくな時間」を過ごせる素晴らしい空間でした(^^♪
★二日目はメトロポリタン美術館展
六本木の国立新美術館で5月30日まで開催されていて、
アメリカのメトロポリタン美術館の所蔵する作品65点が出品!
そのうち「46点が日本初出品」といわれています。
西洋絵画に触れられるまたとない機会にワクワク(^^♪
時間帯ごとに決められた入場待ち列には、美術愛好家が早くから並んでいます。
思わず妻と顔を見合わせたのがジョルジュ・ド・ラ・トゥールの『女占い師』
今回の特別展のポスターにもなっている作品ですが、
女占い師と周りのいわくありげな女性たちの動きに思わず苦笑!
こんなエスプリの利いた構図には参った!胸きゅんのワタシ!
自分的には、昔、教科書などで見覚えのある
オーギュスト・ルノワールの『ヒナギクを持つ少女』『海辺にて』の作品前で、
しばし心奪われて立ち止まってしまいました。
本物に接して目の肥やし?(いい表現が浮かばない・・・)になりました(^^♪
★3日目は『空也上人と六波羅蜜寺』展
上野の東京国立博物館で5月8日まで開催中の特別展です。
お目当ては、空也上人の「南無阿弥陀仏」の6つの言葉が「仏像」になって
口から発せられているあの有名な像です。
ここも、時間帯入場制なのに長い待ち列
ポスター見てるだけで迫力が伝わってきます。早く見たい!
京都の六波羅蜜寺に伝わる、
平清盛と伝えられる僧形像「伝平清盛座像」、運慶作の「地蔵菩薩坐像」などなど素晴らしい作品を観賞。
定朝(じょうちょう)作と伝えられる地蔵菩薩立像の前では、その慈しみ深い表情に、
妻もしばし立ち止まり、日頃の邪念を清めようと?「心の中で手を合わせてた」そうです。
そしていよいよ「空也上人立像」とご対面!
運慶の息子の康勝(こうしょう)作です。
正面からだけではなく、裏面からも見ることが出来ました。
細部まで写実的に表現する造形のすばらしさに感動!
言葉が出てきませんでした。
おまけ
せっかく東博にきたので、運よく?開放されていた裏庭を散策・・・緑が鮮やかです。
東博の裏を見ることが出来ました。
サクラが終わり東京は「新緑」の季節ですね!
青モミジが目にも鮮やか
ほとんど人がいないので、思いっきり深呼吸!森の空気はすがすがしいです!
こうして、東京滞在中「一日一か所の美術館めぐり」
複数の美術館巡りで「はしご」することも考えましたが、
一か所じっくり見るだけで「体力の限界」を感じます。
歳かな~?(笑)
コメント
こんにちは ジェリーです。
桜前線も北海道に上陸しましたね。いよいよ来週には満開見頃でしょうか?
うちではライラックが盛りを過ぎ スズランが咲き出しました。
自然に増えた庭のスズラン、白く可憐な花で楽しませてくれます。
お二人今回は たっぷりと美術館を巡れて良かったですね~。やっぱり本物の作品にふれる体験は違いますね? ジェリーもようやく再開された「松園展」先月行くことができました。本物の松園作品素晴らしかった~!
改めて思うのですが アクティブに行動して楽しめるのは「今」この時なのでしょうね?
同行する気の置けないパートナーが居て かつ「時間」とある程度の「体力」「お金」がある..だからこそ出来ることですものね。どれか1つでも欠けたら難しくなってしまいます。
ジェリーもお二人を見習って 今だからできる「アクティブプラン」をもっともっと増やして行こうと思いますよ。 心はスズランのジェリーでした。
ジェリーさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
ジェリーさん宅は庭がすでに北海道ナイズされてるんですね。
札幌もいよいよ桜満開の週を迎えそうです。
「松園展」も行きたかったですね。
ジェリーさんと同じようにアクティブに、
今年こそはコロナの様子を見ながらいろんなところに行ってみたいです!
ジェリーさん、こんにちは。アンです(*^-^*)
スズランね、私も大好き♪
「可憐」という言葉がぴったりですよね。
私もジェリーさんがお話しているように
まさに「今」が楽しめる時だと実感です。
体力は年々落ちていくように感じていますが
時間はたっぷりありますし・・・
お金は大金は持っていませんけれど、無駄使いしないように気をつけながら
楽しみたいと、つよーく思うのであります!
お互い、シニアライフを楽しみましょうね!