夫のマシュウです。
7月に国税庁から「今年の路線価」が発表されました。
23年1月1日時点の路線価ではありますが、
上昇率では「北海道が2年連続で全国1位」だったということです。
発表もとが国税庁ですから、路線価は「相続税」や「贈与税」の基準となる価格です。
そして「固定資産税」の算出根拠でもあります。
地価にはもうひとつ・・・
毎年3月に国土交通省から発表される「地価公示価格」があって、
こちらは実際の「土地取引」の参考にされるものです。
この両者の関係は
「路線価は地価公示価格の8割を目処として設定される」関係にあるといわれています。
ですから、特に路線価の発表を待つことなく、
同じ場所の地価公示価格の上昇率×前年の路線価で想定することができるので、
予想されたことといえばそれまでのことですが・・・
今年の上昇の要因は?
「札幌駅周辺の再開発」による上昇率が拡大したことが全体をけん引しているようです。
このほか、北広島市のFビレッジの開業効果も影響を及ぼしているといいます。
路線価から思い浮かぶのは「路線価と固定資産税の関係」でしょうか。
札幌市内でも、再開発の進む中心部の上昇につられて周辺地区でも軒並み上昇がみられます。
北広島に近い新札幌地区でも再開発が進み、ここも上昇率が高い地区になっているようです。
この流れに引っ張られているのか、わが家のマンションも札幌市内ですから、
路線価の上昇は痛しかゆしの感じです(^^ゞ
というのも・・・
土地の固定資産税額は路線価の1.4%ですから、
「地価が上昇すると固定資産税額も上がる」計算になります。
まだまだ我が家は売り買いするつもりもないので、あまり税負担が増えるのも考えものです💦
ところで気になるのは・・・
旧宅のあった町内会の方はどうなってるだろうか?
昨今、雪害の影響で不動産売買が塩漬けになってる感じがするのですが
今回発表の路線価は、札幌市内ということでご多分に漏れず大きく上昇しているようです。
妻の毎朝の物件検索によると、売り物件は増え続けているのに、
買い手がつかず成約した物件がほとんどないような状況だといいます💦
売り出し中の物件でも壮絶な「値引き合戦」?が起こっている様子。
月が替わるごとに、100万円、200万円、と値引きされる物件が目につくといい、
1年以上売れずに残っているものも、結構目にするそう💦
更には・・・
当初の売り出し価格より800万円近く値下げした物件もあり、
こうなると、なにが「適正な物件価格」なのか疑わしくなります💦
物件の売買は、売り手と買い手の合意に基づくものですが、
買い手は、この相次ぐ値引きのダウントレンドを
しばらく様子見を決め込んでいるのでは?というような勘ぐりすら覚えてしまいます。
中古物件に限らず・・・
新築の建売物件も1年を越して売れ残っているものもあるといいます。
物件の動きの多いシーズンは春から夏にかけてです。
もう夏の盛りです。
これから冬にかけて売れずにこのまま年を越してしまうのではないか?気になるところ。
なので・・・
路線価が上昇しているといわれても、実際の取引がない以上、
ここは、実態とちょっと乖離している感じがするのですが・・・💦