夫のマシュウです。
妻の叔母は、道南の田舎の病院で、再発したガンと共存する入院生活を送っていて、
もう1年以上にもなります。
この間、わずかに1週間ほどの帰宅ができただけ。
毎日、点滴をするだけでガンの進行をできるだけ抑えることぐらいしか
対処方法がなくなっています。
それでも、口からも少し栄養が摂れるようになったのか、
先日の電話で、幾分、食欲の回復した叔母が果物を欲しがっていました。
それを聞いて妻は、早速、カキやトマト、ブドウなどをチョイス!
孫っ娘の写真も十数枚プリントして、裏面にメモを添えて送ります。
荷物は?
昨日、届いているはずなんだけど・・・
妻は、叔母が送った荷物を開けて、果物を食べることができたのか心配・・・
もしかして体調を崩してしまってるんじゃないだろうか?
病気が病気ですから、どうしても悪い方に考えてしまうようです。
届いたはずの日から2日経ちました。
家(いえ)電の呼び出し音がリビングに響きます。
ドキッとして妻が受話器をとると、聞き慣れた、か細い声が
受話器の向こうから話しかけてきます。
「もしもし?」
妻「もしもし、○○ちゃん(叔母の名前)かい?元気?」
叔母「こっちは元気でしたよ。果物いっぱい送ってくれてありがとう」
妻「食べたの?」
叔母「食べたよー」
「それから、○○ちゃん(孫の名前)の写真ありがとうね」
「毎日、朝起きたら写真を見ては『おばあちゃんを見守ってね!』ってお願いしてるの」
妻「そうだったのー?」
親子のツーショット写真も送っていましたので見たのでしょうか。
叔母「○○ちゃん(子供の名前)にそっくりだねー!」
「○○ちゃん(妻の名前)の小さい頃にも似てるんじゃない?」
妻「そうなの、実は、私の小さい頃にも似てるんだよねー。アハハ~!」
叔母を励まして電話を切ったあと、
妻は「この前、果物送って着いてるはずなんだけど、電話がこなくて
心配していたんだよね。だけど声は元気で弾んでいたよ!」(笑)
電話から聞こえる声の調子を察して、妻もひと安心です。
幾分、高揚した様子で私に伝えます(^^)
叔母に言われたことで思いついたのか、納戸の奥の段ボール箱から
写真アルバムを取り出して何やらゴソゴソと探しています。
妻「私の幼い頃の写真を探してコピーして送りたいんだけど、
どこにしまっちゃったんだろう?」
私「今度、幼かった頃の写真も一緒に送ってあげたらもっと免疫上がるんじゃない?」
妻「うぅ~。私の写真どこへいったか分からなくなっちゃった」
「早く探し出して、叔母に見せてやらなくちゃね!」
「電話の調子では元気そうな声だったから、今年いっぱいは大丈夫かな?」(-_-;)
私「そんなに簡単に逝かないよ!大丈夫だってば!!」
「孫っ娘の写真を見てきっと免疫力がアップしてると思うんだよね」
そうだ!
今回、東京で会った孫っ娘の成長をプリントして送ってあげなくちゃ!!!(^^)/