夫のマシュウです。
日頃、年齢のことはあまり考えないで、体力は衰えつつも、頭のなかは若いときの気持ち
のままでいたいと気力でカバーしているつもりではあります(^^ゞ
そうはいっても、齢70年を数え、妻も65歳を超えて
それぞれ「健康の転機」を迎えつつあると実感・・・
そんな私たち夫婦に見習うべき先輩(妻の叔母)がいました。
叔母は・・・
腫瘍の切除術をした後、回復が思わしくないため再度、腸を切除する手術を受け
リハビリに励んでいます。
先日は、妻に電話でその後の状況報告がありました。
コロナの影響もあって面会も禁止でしたし手術以来ずーと心配していた妻も、
叔母の声を直接聞いてひと安心。
いまだ、固形物を口にすることはできないものの、水分は口から摂れるようになったと、
一歩前進です!
ここはじっくりと治してほしいと励まし、電話を切りました。
そんな叔母との会話から、およそ2週間がたった頃
地元で叔母の回復の様子を心配している、
おじさん(叔母の姑の次男)から妻に電話が入ります。
いつものことですが、呼び出し音が響くとドキッとします。
妻は開口一番「何かありましたか?」
叔母からのことづてで、家に溜まった郵便物を持ってきてほしいと言われ、
届けたとき、その後の様子を聞いたといいます。
おじ「まだ固形物を食べることはできないけど、1階の売店へ買い物に行けるぐらいに回復したとさ~。だから少しづつ良くなってるんじゃないべか~」
妻「ありがとうございます!それを聞いて安心しました」
おじ「退院まではしばらくかかるようだけどね~」
妻「またお世話になりますね」
「ところで、おばさん(叔母の姑)のコロナはどうなりましたか?」
前回、おじからの電話で、
叔母の姑は103歳になって、お世話になっている特別養護老人ホーム(特養)で
新型コロナのクラスターが発生して、姑も感染したと聞いていました。
認知症を患っていて、訪ねても誰だか認識できないといいます。
おじ「コロナに罹ったんだけど、治ったってさ~」
「元気で食事もしっかりとっているらしいよ」
妻「まあー!元気になって良かったー!」
この姑は叔母夫婦と長年同居していて、
100歳を迎える前に認知症を患ったために家で暮らすことができなくなって、
特養のお世話になることになったのでした。
その後、徐々に病状が悪化。
ここ数年は叔母のことも認識ができなくなっていたといいます。
電話を切り終わった妻が私に興奮気味に報告します。
「おばさんは、すごいわ!コロナも克服したんだって!驚異の103歳だね」
思い返すに・・・
私たち夫婦も、お盆のお墓参りで訪ねるたびに手料理で歓待してくれて、
話し出したら止まらないくらいの「話し好きのおばあさん」でした。
いつも笑顔で迎えてくれたものです。
叔母は長男の嫁でしたので、姑としてはキツイ人だったようですが、
歳をとってからは叔母を頼りにしつつも、元気いっぱいだったようです。
現在、自らの病でリハビリに励む叔母は、
この「姑を看取るのが最後の仕事」だと言って頑張ってます。
それにしても、元気な姑さん。
人生100年という言葉はこの人のためにあるのかと思ってしまいます。
長生きの秘訣は何だろう?
「気力」「体力」「知力」の3拍子が揃っていたからでしょうか?
「気力」は明るく朗らかな印象がありますから、
ストレスも貯め込まない性格だったのでしょう。
大きな病気をしたということは聞いてませんから「体力」もあったのでしょう。
「知力」は認知症を患ってからはどうかわかりませんが、姑さんの生きざまからくみ取れる
長生きの秘訣は、なにより明るく健康で暮らすことなのかもしれません。
私たち夫婦にとっては、100歳は夢のまた夢・・・
ですが、夢の実現に向かっての姿勢は学びたいものだと、
おじさんからの電話での様子を伺っていて、そう思います(^^)