『特養の引っ越し日』が決まったけれど・・・

夫のマシュウです。

私の母親の「終の棲家」がこの度、新しくなります。

入所している田舎の特別養護老人ホーム(特養)の新築工事が完成したのです。

新築計画は?

両親が健在の頃からあったようで、私たち夫婦が帰省するたびに、

「今度、老人ホームが新しくなるらしいんだけど、

私らは、そこに入れてもらうことにしてるんだよ」

妻「そうなの?だけど簡単には入れないみたいだよ」

「あら?そうかい?年とったら入れてやるって、町内会長さんが言ってたもの」

そんな計画も頓挫したのかどうか、わからなくなった頃に、

両親共に、特養に入所できる「介護レベル」となってしまい、施設に入ることとなりました。

6人部屋で、薄暗く、陰気な雰囲気の部屋で、

築後、かなり経ているので古臭くて「人生の最期」をこういう部屋で暮らすのかと思うと

何だか「姥捨て山」にでも置いてくる感覚に囚われたものです😭

ただ、職員さんが明るく接してくれるのがいちるの救いでした。

間もなく、工事に着工したという知らせがあり、

「新しい部屋に入れるまで頑張ろうね!」を、母親との合言葉にして2年・・・

先日、特養から引っ越し日が「2月の中旬」に決まったとの通知がありました。

今度は「個室」です!

妻「あぁ、良かったわ~!今度は心置きなく話を聞いてあげられる」

これからは新しい施設での生活を満喫してほしい・・・私たちの「ささやかな願い」です😊

特養から・・・

新しい施設の完成に伴ってのお知らせが2つあります。

★ひとつは「内覧のご案内」でした。

しかし、折からのオミクロン株による第6波のピークはこれからという勢いの中にあります。

特養のある田舎の感染者数はまだ少ないとはいえ、

北海道の震源地?の札幌から行くのははばかられます💦

ここは、引っ越しが無事に済んで、落ち着いてから訪問することに決めた私。

内覧は遠慮させていただきました。

★ふたつめは、個室に移ることで、

衣装ダンスや収納ボックスを各自で用意して欲しいとのお知らせです。

実家から持ち込むことも可能ですが、

施設から例であげられていた「簡易な衣装ケース」を用意することにしました。

準備の早い妻は、特養の職員さんに電話で細かいことを確認。

その妻の指示で、私はネットで品番を検索して注文することに・・・

母親は・・・

念願かなって新しい施設に入ることができそうですが、

思い出すのは、先に亡くなった父親のことです😭

家で倒れて入院したのは母親が先でした。

そのため、突然、一人暮らしになった父親も、それからまもなく体調崩し入院!

その後特養には、両親、ほぼ同じ時期に移りました。

面会

私たちが、特養を訪問すると、

二人そろってロビーまで車いすで出て来ます。

そして持参したお土産のおやつをみんなで食べます。

「いや~、うんめ~な~!食べたかったんだよな~!」と満面笑みで

温泉まんじゅうを何個も頬張る父親😊

それを見ていた母親が「あんたっ!いい加減にしなさいよっ!」と厳しく注意!

すると、妻アンが

「おばあちゃん、このおまんじゅうね、ほら、こんなに小さいんだもの。

三つや四つ食べても大丈夫だよ!」とすかさず、父親の援護射撃?(笑)

こんな会話のやり取りも今は懐かしい思い出です😭

「早く新しい施設に入れるといいね!」と両親と話題にしていたものですが、

父親はかないませんでした。

かえすがえすも、父親には残念なことだったと、特養からのお知らせを見ていて思いました😭

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