『在宅介護』の終わりの始まりだって!?

夫のマシュウです。

親の介護を経験してきたわが家でも、

この歳になると、今度は「自分の介護の問題」が現実になってきます。

今回、にわかに決まった首都圏移住にしても、発端は子供からの提案で、

自分の家の近くで私たちが暮らしている方が何かのときに早く対応できるというものでした。

折しも

先日のテレビ番組で、訪問介護の介護報酬の引き下げが問題になっていることが報じられました。

これまで、他の産業に比べて低く抑えられてきた介護業界の待遇改善が指摘されている中で

今年の4月から訪問介護の基本報酬が引き下げられることが決まったといいます。

有効求人倍率がダントツで高くても、なり手の少ない業界で、

基本報酬が引き下げられることによってさらに介護職に就く人がいなくなって、

これからは訪問介護を受けることが困難になってしまうのでは?

ということがテーマ。

在宅介護は?

文字どおり、住みなれている家に住みながら(在宅)介護を受ける、

ないしは介護すること、ですね。

在宅での訪問介護というと、介護ヘルパーさんなどが、要介護者の介護度に応じて

週に何回か自宅を訪問して食事や入浴、排せつなどの身体介護や、

料理、洗濯、掃除などの生活援助をしてくれるのですが、

介護保険のサービスとして位置づけられているので、

要介護度にもよるのですが、週間の利用回数が決められています。

ある程度、介護者が自立して生活できない程度に重くなってしまうと、

同居する家族などの親族の負担が増えることになります。

幸いというか

私たちの親は、グループホームや特別養護老人ホームの空きを待つ期間もなく

お世話になることができたので、自宅で私たち親族が介護することはありませんでした。

私の母親が先に入院してしまい、一人実家に残された父親が

自宅で生活することにしたのですが、

父親の介護度が当時はまだ「要支援2」でしたので、

一人暮らしを前提に在宅介護サービスを受けるケアプランも立ててもらいましたが、

ホームヘルパーんさんが週に2回ほどしか来れなくて、

しかも1回2時間程度の掃除や洗濯などをしてくれるだけ。

私たちを悩ましたのは、へルパーさんの来ない、残りの日はどうする?でした。

ヘルパーさんがいない時間帯に何ごとかあったらどうする?でした。

私たちは同居してませんし、何ごとかあってもすぐには駆けつけられません。

実際には、一人で暮らし始めて間もなく病院に入院することになって、

そんな心配も杞憂に終わりましたが・・・

わが家のあるマンションにも

訪問介護事業所からヘルパーさんが定期的にやってきて、

お年寄りのいるご家庭に介護に通うところを見ています。

お風呂の道具を持参してエレベーターを乗り降りしている場面にも出くわします。

定期的に入浴サービスを受けているようです。

このような在宅介護サービスを続けているご家庭が私たちの身近にも少なからずあるようです。

在宅介護サービスを受けているお宅は同居する親御さんの面倒を見ているようです。

その様子を見ていて思う事

そこのお宅は家族で要介護者の面倒を見られているからまだいいものの、

介護報酬の引き下げで、将来、訪問介護サービスを受けられなくなったらどうするのだろう?

最期は自宅で迎えたいという要望もあって在宅介護サービスを受けるようですが・・・

今回の訪問介護報酬の引き下げで在宅介護しているご家庭では

どういう影響がでてくるのだろうか?

ところで、将来・・・

わが家はどうするか?

最低限、子供の介護離職だけは絶対に避けたい。

というか私たちの介護のために労力を割くことは避けたいものです。

では、自分の最期を迎える場所は自宅?病院?

妻は病院で迎えるといいます。

最期が近づいたら、病院に入院させてもらい、家には帰らないと割り切ってます。

私も同じ考えです。

果たして、思い通りにコトが運ぶかはわかりませんが、

今度、子供の家の近くに住むことになったら、子供とじっくりと相談してみようかな。

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