『義父の一周忌』ご近所さんに感謝

夫のマシュウです。

ある日の夕方、「ピンポ-ン」とドアホンが鳴りました。

ちょうど食事中、しかも二人ともにお風呂上がりで、完全リラックススタイル(^_^;)

誰だろう?

隣のおばちゃんが何か差し入れでも?

俺、出るのいやだよ。パジャマ姿だし、髪も乱れてるしさ。(笑)

妻が慌ててドアホンの画面を見ると、マスク姿の年配女性のようです。

髪をサッと束ねて、妻が応対に出ました。

すると、何やら込み入った話をしている様子。

どうも、お隣さんじゃなさそうです。

私も食事を中途し、そば耳を立てます(^_^;)

やがて、ドアが閉まり、妻が戻ってきました。

妻「ご近所の●●さんが、これ持って来てくれたんだけど・・・」

と言って見せたのは「ご仏前」と書かれた香典袋でした。

私「え!どうして?」

妻「●●さんが言うには、この間、町内の方と立ち話をしているとき、

私とマシュウがリュックサックを背負って出かける姿を見かけたと言うの」

「それで●●さんが『今日も二人でお父さんのところに会いに行くんだね』と話題にしたら、

町内の方が『アンさんのお父さんはもう亡くなってしばらく経つんだよ』と教えてくれたと言うの」

●●さんは妻に「今まで知らなくてごめんね」と恐縮していたという話です。

そして、

遅ればせながらと、お盆が近いので果物でも供えてねって手渡されたということでした。

私「町内会には知らせてなかったけど、こういうことって風のたよりで広まっていくんだね」

妻が言うには、30数年前、この町内会が出来たばかりの頃、

今回、訪ねてくれた●●さんのお父さんが亡くなったのですが、

当時は精進落としの手伝いを町内会の婦人部で世話をしたのです。

その時、妻は役員の一人でお手伝いしたのですが、

大変世話になったことを「恩義」に思っていたらしく、

葬儀に関わってくれた町内の方のお宅に何事かあるごとに、

お返しをしているとのことでした。

妻「もう30年以上も前のことなんだよ」

私「そんな気づかいしなくてもいいのに」

妻「そうなの。律儀な方なんだよね」

町内会のつながりが希薄になっていく中で、30年以上も前のことを気にかけていただき

ご近所さんの義理に本当に感謝するばかりです😊

まもなく義父の一周忌。

無宗教ではありますが、お盆も近いことですから、

義父が生前好んだものを供えて「●●さんのこと」を霊前に報告しよう!😊

そうそう、香典のお返しも忘れないように・・・☆

【妻アンより】

早いもので父を見送って1年になりました。

今回、●●さんが、わざわざ訪ねてくださり、その上、お心遣いまでいただき、

本当に恐縮するばかりです。

父のいたグループホームへ面会に行く時、必ず●●さん宅の前を通るのですが、

会うたびに「今日もお父さんのところへ行くの?気をつけてね」と言葉を掛けて下さる

優しい優しい方。

80歳を少し過ぎていますが、いつも薄化粧して身ぎれいにしている女性です。

春の山菜シーズンには毎年のようにフキをいただきました

「アンちゃんの喜ぶ顔が見たくてね」とおっしゃって・・・😊

ご主人とも仲が良く「人生の先輩」として、見習いたいご夫婦です。

本当にありがとうございました。

心より感謝いたします😊

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コメント

  1. ジェリー より:

    心温まる..良いお話です。
    助けたり助けられたり
    守ったり守られたり..
    良きご縁は大切に!ですね。

    • ともに白髪の生えるまで より:

      ジェリーさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      義父の事を気にかけていただいて、ご近所さんはありがたいものですね。
      私たちもご縁を大切にしたいものです(^^)
      ジェリーさん、こんにちは!アンです(*^-^*)
      父の死は遺言通り、町内会にはお知らせしませんでした。
      先日、一年経ってからで本当にごめんねと言って
      訪ねて下さったご近所さん・・・
      こちらの方こそ申し訳なくて・・・
      父の遺影に話しかけて大切にお供えしました(^^)/