亡くなった叔母の行き先

夫のマシュウです。

私たち夫婦にとって気がかりだった「妻の叔母の死」を告げる訃報を聞いてから、

慌ただしく通夜と葬儀が済んで、まもなく「四十九日の法要」を迎えようとしています。

叔母より2週間前に亡くなった叔母の姑の法要と合わせて執り行うことになったからです。

叔母は、昨年、病状が安定しているとして一時帰宅を許され、

1週間足らずの帰還を果たしました。

そのとき、看病にあたった妻アンといろんなことを話し合っていたようです。

その際

叔母が亡くなったら嫁ぎ先の墓に入れて欲しいという希望を

あらためて聞かされたようです。

もともとの叔母が生まれた実家のお墓も近くにあって、

妻の父親(私の義父)の骨もそこに納めていますが、

そこには入らずに「嫁いだ先の墓に眠る」といいます。

生前、嫁いだ先のお墓を守る叔父(姑の次男)にもお願いしていたといいますが・・・

一方で

叔母は生前、菩提寺の住職に「永代供養」についての相談もしていたといいます。

その時は相談だけで終わってしまい結論は出してなかったようですが、

叔父の家の祭壇に姑と嫁が並ぶし、お布施も2人分かかると言われました

(迷惑だといわんばかりにね・・・)

ここで、姪の妻が大きな決断をします。

「叔母の遺骨は菩提寺に永代供養を頼もう」と。

早速、菩提寺の住職さんに電話して、

生前の叔母が永代供養を希望していたことや、納骨の手続き、費用などの相場を聞きます。

さらに

本州に住む叔父(叔母の弟)にも相談します。

「亡くなった姉(叔母)には子供がいなかったことから、

死んでからも人に迷惑をかけたくないとずっと思っていたな~」

自分の葬儀にかかる費用もあらかじめ準備している人でした。

何ごとにも、自分の死んだ後の後始末について考えていましたので、

姪である妻が、叔母の「最後の落ち着き先」を決める役回りを担ったような感じです。

こうして、親族一同関係者の根回しを済ませて、四十九日の法要を済ませたのち、

菩提寺に納骨して永代供養をお願いすることに決まりました。

亡くなった叔母の身の振り方は?

ひるがえって、

私たち夫婦の「今後の生き方」にも示唆を与えてくれたように受け止めています。

私たちには子供がいるといっても、

当たり前のように面倒をかけるわけにはいきません。

叔母の逝き方を見てきて考えさせられます。

さて、私たちはどう逝く?

葬儀も無宗教で簡単に済ませて欲しいし、お墓は持たないことにしていますが、

遺骨の扱いはどうしたい?と・・・考えておかなくてはいけませんね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. 千沙 より:

    マシュウ様、アン様

    おはようございます^^ 

    叔母さまは最後まで自身の身の振り方を考え決断なされて、なかなかできることではないですね。そしてアンさんも叔母様のご意思を尊重なさって、皆さんご立派です。
    葬儀の際の本人の希望が通らないことは多いですしね。

    アンさん、道南でも今回の降雪があったのですね。
    雪害で叔母様の火葬が遅れる可能性・・・。これは辛いですし、ご葬儀の参加者の方々のご都合にも影響が出ます。無事に終えられたのでしょうか。

    雪は情緒があって好きですが、夢と現実と実生活とは違いますね。
    今回は自身の老後の将来像を将来像を思い知らされた帰省で、本当に有意義です!

    • ともに白髪の生えるまで より:

      千沙さん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      叔母や親の逝き方をみてきて、私たち夫婦も考えさせられることが多くあります。
      親は私たちに最期の迎え方を考える機会を与えてくれてるんだと話し合う機会になりました。
      千沙さん、こんにちは。アンです(*^-^*)
      残念ながらもう私の事を愛称で呼んでくれる人がいなくなりました。
      お通夜の席でお坊さんが「人間はこの世に生まれた瞬間から死に向かって歩んでいます。
      だからこそ自分を大切に、そして周りの人も大切に、人生をまっとうしていきましょう」
      というような法話をしてくださいました。
      千沙さん、生と死は本当に背中合わせですものね。
      叔母の死でますます自分の余生について考えますし、移住のことも真剣にね。
      私の小学生の頃からの友人は北九州にいますがご両親がまだまだ健在の内に
      自分の家の近くのマンションに呼び寄せました。
      将来、介護などでとても北海道へ通うことは出来ないと判断して
      ご両親も納得の移住だったそうです。
      わが家も子供一家の近くに行き、お互いが安心?出来る暮らしをしたいと望んでいます。
      ピキピキ、がんばりますよ~!
      千沙さんもがんばって~~!(笑)

  2. ジェリー より:

    こんにちは ジェリーです。
    叔母様の四十九日法要や納骨などを担い忙しくされてる様ですね。お二人のその一つ一つの行動が何よりの叔母さまへの供養となりますね。大変でしょうが頑張って下さい。そんなこんなを体験するにつれ、また自分たちの行く末についても色々と考えさせられてしまいますね。

    うちも実は今お墓が2つもあり、そのうち遠隔地にあるお墓を墓終いしなくてはなりません。費用も手間も掛かり面倒で正直うんざりなのです。しかしこのまま残すと一人息子が大変になりますので何とかジェリーの代で決着つけようと思ってます。親父が残した負の遺産ですね・・もうしょうがないなぁ~ 供養♪供養♪ね・・。

    ところで先週一泊二日で入院・5度目の手術を受けました。治療のため体内に入れていたステントの抜去をしてきました。担当医の話ではこれにて昨年6月からの治療が全て完了、もう通院しなくてもよくなりました。バンザーイ! 無罪放免ですぅ~ 長かった。

    病気をして少し人生観が変わりましたよ・・人(自分)って強くてとても弱いのです。それこそどんなに懸命に生きて来ても あの病魔の一撃で簡単に起き上がれなくなり寝たきりになってしまうのですから・・。普通に生きる、平凡に日を過ごせる”この一分一秒”がとっても貴重!そして尊い!って深く思えるんです。

    はい!人生で残された「活動時間?健康時間?」が本当にもったい!もうトモさんと夫婦喧嘩なんかしてる場合じゃない・・これからのお二人様生活「楽しさ倍増作戦!」を何とか立案・実行して行きたいです。週末のお鍋屋さんではトモさんリクエストの “煮込みうどん鍋”を作ってたジェリーでした。

    • ともに白髪の生えるまで より:

      ジェリーさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      病気全快おめでとうございます!
      健康、平凡の日々が貴重というジェリーさんの実感に共感です。
      今まで以上にトモさんを大切にしてください。
      私も今を生きてることに感謝して暮らしたいと思いました。
      ジェリーさん、こんばんは。アンです(*^-^*)
      無罪放免ですか・・・ホントによかった~~~~~!おめでとうございます!
      病気をすると人生観が変わるの、わかります。
      健康が一番の財産ですものね。
      墓じまい・・・特に遠い田舎にあると大変ですよね。
      亡くなった叔母には子供がいませんから
      永代供養墓におさまるのは正解だと思いました。
      一度、費用を納めると未来永劫、供養していただけるんですものね。
      私たちも最後の移住が落ち着いたら、今度は献体について考える予定です(^^)/