夫のマシュウです。
歳をとって関心が向いているからなのでしょうか。
新聞のページをめくっていると、下欄に高齢者用の「サ高住」を紹介する
不動産会社の広告が目に入り、思わず間取りや価格に見入ってしまいます(^^)/
わが家の郵便受けにも「介護付きマンション」のチラシがポスティングされていることも多くなったような・・・
私たちも年齢を考えると・・・
いつまで「自立した生活」を送れるのか?と不安に駆られることも多くなります。
我がマンションの住人も高齢化が進んでいますので、
そんな不安を見越してか、不動産会社もそこに商機を見出そうとしているのでしょうか。
それにしても、先立つものは「費用問題」でしょう。
先日・・・
お話した妻の習いごとの教室の友人の悩みのように「親の終の棲家さがし」と、
そこでの生活にかかる「費用負担問題」は避けて通ることのできない大問題でもあります。
私たち夫婦のような年金頼りの庶民にとっては、手厚い介護サービスが受けられて、
しかも最も費用が掛からないであろうといわれる
「特別養護老人ホーム(特養)」は人気の施設ですが、数が少ないうえに
介護保険の「要介護3」以上でないと入居できないという「高いハードル」があります。
幸い?私の両親は、
いきなり「要支援2」から最も重い「要介護5」の認定を受けてしまいましたので、
在宅介護は困難・・・ということで「最優先で入居」できることになりました。
介護の必要な親を持つ身としては、
終の棲家を見つけた喜びの方が大きかったのを覚えています(^^;)
しかも、費用は少ないはず・・・
介護施設のお世話になる前は・・・
介護保険料は支払うばかりで「恩恵」はあるのか?と思っていました。
母親などは地域包括支援センターから派遣されてくる相談員の家庭訪問を
あまり快く思っていなかったのですが、いざ施設を探すということになったとき、
介護保険のお世話になり、そのありがたみを実感したものです。
ところで
介護保険の会計年度は毎年8月から翌年7月までを1年間です。
先日、母親がお世話になっている特養のある町役場から、
「母親の介護保険サービスの利用状況」について通知書が届きました。
令和3年8月~令和4年7月までの1年間に掛かった
「サービス費用の合計額は3,916千円」にもなっていました😲
そのうち母親が実際に支払っている「利用者負担額が992千円」
内訳は?
特養での、介護職員さんによる介護サービス費用が3,002千円
そのうち利用者負担額は介護サービス費用の1割自己負担額300千円でした。
この自己負担額のうち、
「ひと月の自己負担額の上限15千円」を超える部分は
あとで戻ってくることになっているので、実質自己負担額は「180千円」となります。
その他の経費は、居住費と食費です。
これだけで介護サービス費用として914千円かかっていて、
このうち利用者負担額はおよそ8割弱にあたる「692千円」になっていました。
ということで、令和3年8月~令和4年7月の1年間で特養にかかる費用は、
180千円+692千円=872千円でした。
特養の介護サービス費は「日割り計算」です。
ある月のサービス費用等(今は要介護4です)
病院に入院中の費用は、入院費として別途かかります。
なので特養での介護保険のサービスは受けてませんのでカウントされません。
母親の場合も、この1年間で3回ほど入院していましたので、
この費用は別途支払っています。
また、定期的に病院で受診して薬も頂いています。
その薬代も負担しなくてはなりません。
このように・・・
とても母親の国民年金だけでは暮らせません。
父親が遺した「遺族年金」のほとんどをあてて、やりくりできているのが実態です。
なので、今のところは私たち子供が費用面での苦労はしないで済んでいます。
今日の記事、どうぞご参考までに・・・(^^)/