夫のマシュウです。
札幌を離れることを決断したわれら夫婦ですが、
子供にとっても幼いころから暮らしてきた故郷がなくなることでもあります。
移住話は?
当の子供が言い出しっぺだった?のに、
気の早いわれらが、新居探しを早々とまとめて、札幌の住まいも売却話がトントンと進んでいることにいささか呆れ気味?
子供「こんなに早く移住を決めるとは思わなかったわ」
そんなこともあってか、お嫁さんの理解を得て、
ゴールデンウィークを利用して最後?の札幌帰省を果たしました。
名目は、引っ越し荷物の荷造りと片付け!
最後の故郷での思い出をつくることにあるようです。
まず最初に
所望?したのは北海道人のソウルフードのジンギスカンをたらふく食べること。
東京にもあるのでしょうけれど、なかなか味までは?
なので、今回もツキサップじんぎすかんクラブへ!
以前帰省したときに行った、あのジンギスカンの生肉の美味しさが忘れられないといいます。
一週間に2回も行っても飽きないということで、今回も滞在中に2回行くことになりました。
それでも、やはり飽きない!
お嫁さんと孫っ娘に食べさせたいけど、どうかなー?とは子供の弁。
独特の味になじめるかどうか?
これで、北海道人のソウルフードの食べ納めということでしょうか?
私たちもですが・・・
もうひとつの思い出づくり
私の父親の納骨です。
移住が決まったことで、はたして父親も一緒に連れて行っていいものか?
私の弟が札幌で暮らしている以上、札幌に納骨するのが妥当なところでしょう。
というわけで、子供の帰省を待って平岸(ひらぎし)にある市民霊園に納骨することにしました。
当日は
私たちはもちろん子供にとっても、霊園がどこにあってどうなってるか
これまで皆目、縁がありませんでした。
この機会に、最初で最後になるかもしれませんが、みんなで見ておくことにします。
手続きが終わって、合同納骨塚をお参り。
妻「今日からおじいちゃんが仲間になりますのでよろしくお願いします」
私「何かの機会で札幌に来て時間があったらここに寄って手を合わせてくれよな」と子供に。
今回、子供を一緒に連れてきたのには、この場所を記憶の片隅でもいいので
覚えておいて欲しいとの思いもあります。
忘れるまで覚えているだけでいいから・・・
これで、大きな荷物をひとつおろしたような安ど感を覚えます。
そして
思い出の場所での食事です。
子供が幼い頃病気で入院していたことがあります。
退院してからも定期的に通っているとき、妻と子供がいつも立ち寄っていた中華食堂が
今もなお頑張って営業を続けているのです。
いわば、その当時の思い出の味を確かめたくなったようで、
今回の帰省でぜひ行きたかった場所のひとつです。
それぞれ、思い思いに注文して昔からの味を懐かしみます。
子供「店のレイアウトも何も変わってないね」
こんなふうに
長かったゴールデンウィークもあっというまに終わって、
昔の思い出に浸りながら、また、新しい思い出を胸に刻んで
子供はまた都会へと帰って行きました。
もう札幌に帰省するという機会はありません。
帰りがけに、
今度は、旅行で札幌に立ち寄ることができたらな!と声をかけ見送りました。
私たちにとっても、札幌で暮らした最後の親子水入らずの思い出づくりのGWとなりました。