つらい中にも「楽しみ」を求める旅なのだ・・・

夫のマシュウです。

私の田舎の特別養護老人ホーム(特養)ですでに「看取り介護」に入っている

母親の容態が心配です。

もしかしたら会えるのはこれが最後になるかもしれない、

という覚悟の今回の「北海道の旅」でした。

出発する時

妻と二人で気の重い旅となりそう。果たしてどんな姿で迎えてくれるのかと・・・

そんな懸念を抱いていたのですが、実際に会ってみると意外や意外!

元気が回復しているではありませんか😲

ですが好不調の波をくり返し徐々に弱っていってることも確か。

去年の暮れに訪ねたときに車イスに乗って迎えてくれたのは、今はもう昔のことのよう。

ベッドから起き上がる元気もなくなり寝たきりです。

ですが発音は聞き取りにくいものの口は達者で、まだまだ意識もしっかりしていて、

会話も成り立ちます。

話の中で他人の悪口も飛び出すくらいしっかりしてます。

また会う約束をして別れますがそれまで元気でいてくれるかな?

しかし、暗い気持ちを引きずったまま帰ることは精神的に良くないことです。

気持ちの切り替え

せっかく北海道に来たのだから「地元のお土産」を買って帰ろうじゃないか。

札幌で暮らしていた頃はあまり気に留めてなかったお菓子に目がいきます。

移住した今となっては懐かしささえ覚えるんです。

前回の帰省でも菓子類をたくさん買って帰りましたが、あっという間に完食!

今回は空港の売店で買おうか買うまいかと躊躇する妻の背中を押します。

私「せっかくだから来たときに買っておかないとね」

この次はないという気持ちで、買いたいものがあったら買うこと!

いつ買うの?今でしょ!(誰かが言ってたね)

買い求めたのがこのラインナップ!

妻は?

「こういう楽しみがないと、気持ちが沈むばかりだよね」

<忙中閑あり>ではないけれど、辛さの中にも楽しみを見つけること!

辛いときにも、ほっと心を軽くする術(すべ)が、

私たちにとっては美味しいものを食べることなのかもしれません。

<人生楽ありゃ苦もあるさ~♪>

これは、水戸黄門のテーマ曲。ちょっと違うか・・・(笑)

母親が死の床に臥せているというのに

息子のくせして不謹慎と言われるかもしれませんが、

お土産を買って帰ることができるのも、

元気な頃、帰省のたびにお土産を持たせて、もてなしてくれた母親が

望んでいた気持ちかもしれないと思うことにしてます。

母親に面会したとき、妻が

「おばあちゃんすごいねー!94歳の誕生日を迎えて、一族で一番の長生きになったんだよ!これからは目指せ100歳だね!」

「町からの長寿お祝い金で美味しいもの食べようね!」(*´σー`)エヘヘ

私たちにとっては冗談のつもりですが、どう聞いていたでしょうか。

いずれ来るであろう別れも、

94歳まで生きてきた母親をお祝いして送ってあげたいものです。

妻「こうして北海道のお土産を買って帰られるのも、おばあちゃんが長生きしてくれてるおかげだよね」(^^)/

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