今年初のバスツアーに参加🚌

夫のマシュウです。

いっとき、もうこれで「永遠のお別れ」になってしまうかと思われた私の母親。

その母親が暮らす田舎の特別養護老人ホーム(特養)と、いつも健康状態を診てくれている病院から、今月分の医療費の支払い請求書が送られてきました。

近頃は・・・

この請求書が母親が今月も元気であることを確認する「安心の拠り所」になっています(^^)/

銀行のATMでわずか180円の医療費を支払うのに220円もの手数料!

矛盾を感じてしまいますが、月一度の安否確認だと思えば、ま、イイか!(^^)/

旅行好きのわれら

母親に万が一の事態が起こった場合に大ごとになるので

この春の母親の容態を鑑みて、梅や桜を愛でるツアーはすべてパス!

幸い、この頃は容態も安定しているようなので、

思い切って「日帰りツアー」に出掛けることにしました。

今回のツアー🚌

私たちにとっては初めて見聞きする場所!ワクワクします!

「北関東・茨城県内の名所旧跡」などを巡り、

深緑に包まれた「庭園」を歩く癒しのツアー。

最初の訪問先

桜川の「雨引山楽法寺(あまびきさんらくほうじ)」

通称「雨引観音(あまびきかんのん)」

つづら折りの狭い道をバスで登った山の中腹に建つ、なんと「587年創建の古刹」

薬医門から階段を上って行きます!

上りきると仁王門

あじさいで埋め尽くされた花手水

まずは本堂でお参り

多宝塔の前は撮影スポット

白いクジャクはオブジェですが、本物が境内にいるそうですよ!

名物「あじさいの水中華」

池に浮かぶあじさい・・・この時期ならではのイベントです!

コイが悠々と泳いでいます

「水中華」の全景

境内の弁天池などに色とりどりのあじさいの花が浮かび、

水面に「花のじゅうたん」が広がったような幻想的な風景を

楽しむことができる「水中華」

ちょうど梅雨時のツアーなので、このときばかりは雨に濡れたあじさいが見たい!と

思っていたものの、すでに梅雨明けのような猛暑(^^ゞ

強い陽ざしにさらされたあじさいは健気に暑さに耐えているようでした。

昼食

「国登録有形文化財の料亭・荒為(あらため)」でミニ懐石料理をいただきます。

正面の外観

入口は、裏の狭いところから

「ミニ懐石」のコース

まず先付けから

お造り

煮物

焼き物

揚げ物

ご飯、おかず、汁もの

ラストはアイスクリームとコーヒー

どれもこれも美味しくいただきました!器もステキでしたよ!👏

食後は館内見学

2階の洋室の応接間

1階・・・庭を見ながら食事ができます

趣のある日本庭園

お昼からは「最勝寺(さいしょうじ)」へ

鎌倉時代(1258)に創建した天台宗の寺院。

「苔の美しい回遊式庭園」「守護神・十三仏をモチーフにした石庭」が有名だといいます。

緑深き山門

本堂

十三仏の石山は?

群馬県藤岡市の作庭家・藤岡雅文氏によるもので、亡くなった人を守り極楽浄土に導いてくれる守護神・十三仏をモチーフにした庭です。

薬師三尊に続く険しい山波に見立てた石庭に込めた思いを、

住職さんから懇切丁寧に教えていただきます。

お元気な住職さん

「有頂天」という言葉の意味の説明で頂上に立つ住職さん

美しい苔庭が広がってます!

秋の紅葉も美しいとのことで、またぜひ訪れたいお寺です。

最後は・・・

世界的な建築家「隈研吾氏の設計による廣澤美術館」です。

庭園美とアートの融合をコンセプトにしているとあって、ここは庭も有名だといいます。

建物を囲む3つの庭で構成されていて、

「浄(きよら)の庭」「炎(ほむら)の庭」「寂(しじま)の庭」と名づけられ、

全体が「つくは野の庭」というそうです。

命名者が、元号「令和」の考案者といわれる中西進氏だといいます。

作庭家の斉藤忠一氏による日本庭園とランドスケープアーキテクト宮城俊作氏による

二つの庭からなります。

廣澤美術館は、隈研吾氏が設計した「石が主役」の美術館といわれているように

全国から集めたという「約6千トンの自然石」が建物の外観を覆う様は圧巻!

本来は、2020年に完成予定だったのが、東京オリンピックのスタジアム建設のため

後回しになってしまい2021年に完成!

「建物の外観そのものを石で隠してしまうこと」が設計コンセプトだそう。

内装は木目調

展示室

美術館では地元出身「板谷波山(いたやはざん)」展が開催中

陶芸作品がズラリ!

波山作の鳩杖

美術館を取り囲むように作られた庭園

浄(きよら)の庭

敷石伝いに庭の中を歩けます

炎(ほむら)の庭

寂(しじま)の庭

帰りのバスの中で・・・

旅行社さんからおやつも頂きました!

なんと、さきほど鑑賞してきた板谷波山の鳩杖をモチーフにした鳩杖最中です!

こうして・・・

炎天下の日帰りバス旅行が終わり、無事帰還しました。

この夜は早速、妻と二人で反省会!?

廣澤美術館の売店で買った「梅酒」で乾杯です!

自前の農場で収穫した梅を使い、醸造も自社で行った梅酒!

今まで飲んだ中で最高に美味しい梅酒でした!(太鼓判押します!)

札幌にいるとなかなか接することのない、ましてや訪れることがなかったであろう

お寺や美術館を知ることが出来「貴重な経験」となりました。

まさに関東に移住したからこそできる旅!

また機会があれば、違う季節にも訪れてみたいものです!

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