夫のマシュウです。
ここ数日、札幌も最高気温がプラスになり、一気に春めいてきました。
今冬、私の住む地区では、例年より多い積雪に悩まされましたが、
ここ数年、札幌市の「市道の除雪」は「降雪10cm以上」でないと入りません。
「自宅前の雪山」は「自己責任」で「排雪」していますが、
ひと冬に1回だけ「町内会」と「市の補助」による「パートナー排雪」
という「各町内の道路の雪を排雪」する仕組みがあります。
先日、私の所にもようやく札幌市の「パートナー排雪」が入りました。
「パートナー排雪」のしくみとは?
公式には「パートナーシップ排雪」といいます。
「町内会」のすべての「生活道路」の「排雪」を、基本的には「年一回」業者に委託!
費用は「市」と「町内会」で「折半」する制度です。
雪国ならではの仕組みでしょうね(^^)/
わが町内会では、毎年、各家庭から「1戸あたり3,000円」を徴収!
パートナー排雪の費用に充てています。
3,000円の負担で、道路が広く、歩きやすくなるなら歓迎!
という声もありますが、一方で問題も抱えているんです(>_<)
「パートナー排雪」の問題
ひとつは、町内会を構成する「各家庭の協力」の問題です。
誰もが、余分なお金を負担したくはありません。
我が家のように、個人的に、排雪業者と契約している家庭では、
町内会の排雪費用まで負担したくないという声があるのは確か!
実際に、徴収に応じない家庭もあると聞いています💦
また、最近では、町内会費すらも払いたくないといって、
町内会に入らない家もあるといいますから、言わずもがなでしょうか(-_-;)
もうひとつは「排雪費用」の「上昇」です💦
業者の人件費や運搬費の上昇などで、以前は、丁寧に排雪していたものが、
最近は作業が雑になった感があるように思います。
そのしわ寄せが、今年、札幌市が、市内の「ある町内会」で
「実証実験」しているという「排雪の仕方の変更」です。
それまでは、路面に残す雪の厚さが「10cm」だったものを
「20cm」にするというものです💦
これにより、町内会の負担が「約3割減る」ということらしいです。
実際には、値上げコストに回って、負担が減ることはないのでしょうが。
確実に、道路には雪が残って、わだちもできるでしょう。
そもそも20cmという調整ができるのか?という疑問も残ります。
これも頭の痛い問題です。
ところで、妻が、外出から帰って言うことには、
隣の町内会の道路は「アスファルトが見える」くらいに排雪して歩きやすいけれど
わが町内会の道路は「わだち」ができて、足がとられて転びそう💦
これって、手抜き?
どうも、私の町内会も排雪費を「ケチった」ようです(>_<)
膨らむ除雪予算
札幌市の「除排雪費」は、今年は雪の多い年でしたので、補正予算ベースで年額232億円!
それでも、最近は生活道路の「除雪頻度」は目に見えて少なくなっています。
この除排雪費は、人件費上昇もあり、年々増え続けています。
平成30年度の一般会計ベースの予算規模が1兆100億円余ですから、
市予算の「2.3%もの費用」が、春には融けてなくなる「雪対策コスト」なのです。
その昔「川を制する者は国を制する」といわれましたが、
今や札幌市では「雪を制する者は、市政を制する」?ということになるでしょうか。
事実、市長選挙の争点にもなっているぐらいですから。
「雪対策」、難しいですね!(^^)/