【京都から小旅行】琵琶湖畔の比叡山坂本へ!

夫のマシュウです。

今回の京都旅行では、一日だけ京都から離れて、

琵琶湖畔の街「比叡山坂本」を訪れることにしました。

というのも・・・

2016年の京都旅で、京都側から比叡山延暦寺を訪れ、

坂本側にケーブルカーで下りたのですが、夕暮れが迫っていて

日吉神社を参拝しただけで(不満を残しつつ)京都に戻りました(^^;)

それでも、戦国武将の城づくりに欠かせない強固な「石垣づくり」に才能を発揮した

石工集団「穴太衆(あのうしゅう)」の地元だけあって、

街のそこかしこの「石積み」にいたく感動しました。

そして、夕食に立ち寄った『本家鶴㐂(つるき)そば』

このお店の新蕎麦の香り、味が忘れられなくて、いつか坂本を再訪してゆっくり歩こう!と

ずっと思っていたのです。

その想いが今回叶いました(^^)/

京都駅からJR湖西線の比叡山坂本駅へ到着

比叡山坂本駅のそばには、石積みの伝統を継承する『坂本石積みの郷公園』がありました。

まずはJR比叡山坂本駅からバスで『西教寺』へと向かいます。

バス停「西教寺」のそばには西教寺の総門が構えています。

太子ゆかりのお寺

西教寺は「聖徳太子が創建した」と伝えられ、

全国に末寺400以上を有する「天台真盛宗の総本山」です。

織田信長の叡山焼き討ちで災禍を被りましたが、明智光秀や紀州徳川家によって再興。

のちに「明智光秀の菩提寺」として、光秀とその一族が祀られています。

なだらかな上り坂の参道わきには塔頭(たっちゅう)寺院がいくつも並んでいます。

参道の正面には堂々とした「勅使門」

勅使門の脇から槻坂(けやきざか)を上って本堂へ・・・趣ある石段に妻アンが感動!

静寂な時

槻坂を上りきると「本堂」「鐘楼」が目に入ります。

比叡山のふもとなので先日の残雪が・・・道産子の我らも寒さに震えます(^^;)

本堂横の本坊で拝観受け付けをします。

廊下に沿って見学します。

琵琶湖が望めます(モヤがかかっていますが)

客殿

穴太衆(あのうしゅう)庭園

客殿庭園は雪をかぶっていても趣きが・・・ここは静かに時が流れています。

「日頃の邪念がなくなるようだよ!?」と妻アン!(ほんと?)(笑)

本堂のご本尊から角塔婆までの間を綱でつないでます。

御朱印は明智家の家紋「桔梗」のスタンプですね。

本堂を後にして向かったのは、宗祖大師殿の「唐門」

唐門の扉には三つ寄せ雀の家紋?が彫られています。

大師殿

唐門から琵琶湖を望む眺望

西教寺へは行きはバスでしたが帰りはテクテク歩き!琵琶湖を望む眺望を楽しめました。

山から下って少しは寒さが和らぎましたよ(^^;)

日吉馬場という広い通りに出ました

日吉馬場に面した「里坊の石垣」も穴太衆の手によるものでしょうか。

立派な石垣に囲まれた里坊がいくつもありました。

その里坊前の「水路には比叡山からの湧水」が流れて「心地よい水音」に癒されました(^^)

苔むした石垣・・・穴太衆の皆さんのご苦労がしのばれます。

さて、ランチタイム

お目当ての『本家鶴㐂(つるき)蕎麦』に混まないうちにと駆け込みます。

創業以来約300年以上にわたって、比叡山延暦寺や日吉大社へ全国からお参りに来る参詣者をねぎらいたいという、創業者鶴屋喜八さんの想いを伝える蕎麦屋さんです。

建物は「有形文化財」に指定されています。

通されたのは座敷の部屋(以前もこの部屋でした)

庭で求愛する?ツルのオブジェを見ながら蕎麦を待つこととします(かなり空腹)(笑)

ここの天ぷら蕎麦は絶品です!こしもあって香り豊かで美味しかったです!

こちらの蕎麦を食べるのも目的のひとつでしたから、ミッションクリア~!(^^)

お腹を満たしたあとは「日吉大社」を参拝

鳥居をくぐります。

山王鳥居前で・・・

神仏習合の信仰を表す形だそうで「合掌鳥居」ともいいます。珍しい形ですね。

受付で入苑協賛料を支払います。

西本宮楼門

楼門の四隅には屋根を支える楼持ち「猿」がいます🐵

西本宮本殿でお参り

御朱印をいただきました。

次に東本宮へ!

東本宮参道

東本宮楼門

本殿

左に樹下宮(じゅげぐう)本殿

東本宮参道につながる石橋の二宮橋

日吉大社参拝後

『元里坊 旧竹林院』へ向かいました。

以前、紅葉の時期に訪れて、色とりどりのきれいな庭に感動しました。

今回の「冬枯れの庭」もまた風情があります。

受け付け入口

かなり雪が残っていて寒いです。畳の上にはホットカーペットが敷かれ、我ら、思わずホッ!

見学者は我らだけ・・・貸し切りでしたよ(笑)

雪が深く、園内を歩くことはできません。

生源寺(しょうげんじ)

旧竹林院を出て日吉馬場を下ると「伝教大師最澄が誕生」した「生源寺」があります。

最澄が生まれたとき産湯を汲んだという井戸

最澄の言葉が胸に刺さります。

日吉大社からの帰途、JR比叡山坂本駅に至る『日吉馬場』の石積みの路を歩きます。

石垣好き、歴史好きな妻も大満足!

比叡山坂本から日吉大社、西教寺、生源寺、そして穴太衆の郷を巡り、

琵琶湖畔にひろがる「歴史の一端に触れた一日」を振り返りながら京都に戻ります(^^)

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コメント

  1. ジェリー より:

    こんにちは ジェリーです。
    京都から山ひとつ越えると滋賀県ですね?…関西なのに山ひとつで少し雰囲気が北陸っぽくなるのが不思議です。比良山系の麓に広がる湖西地方はシーンとした空気感に包まれた静かな場所でしょうか。坂本の寺院や街の石積みも見事ですね〜 往時の城郭建設を支えた穴太衆の技術はすごいなぁ…。おお〜本家鶴喜蕎麦さんの建物は なんと趣きがあるのでしょう…重要文化財のお蕎麦屋さんなのですね!? 天ぷら蕎麦良いですね..ジェリーならきっと我慢出来ずに お酒も飲んじゃいそうです。

    • ともに白髪の生えるまで より:

      ジェリーさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      坂本行って来ましたよ!
      京都の通勤圏で落ち着いた趣のある街ですね。
      鶴㐂蕎麦は、以前札幌にも同じ名前の蕎麦屋さんがあって姉妹店かと思ってたら、
      いつの間にか店名が変わってたことを思い出しました。
      本家からクレームが入ったのかもしれませんね。
      あやかりたかったのでしょうか?
      それほど本家の味が美味しかったものですから忘れられなくて再訪しました(笑)
      こんばんは。ジェリーさん、アンです(*^-^*)
      坂本は以前、比叡山を拝観した後に訪れた街でした。
      石積みが大好きで、もっともっと見たかったのですが
      日没、時間切れのため泣く泣く撤収・・・
      今回はじゅうぶん時間がありましたから、まさに堪能!大満足!(´∀`*)ウフフ
      ジェリーさんも感心されたように穴太衆さんたちの技術力には頭が下がる思いです。
      ホントにすごいです!
      そうそう、お蕎麦屋さんね、とっても美味しいの♪
      前回はちょうど新蕎麦の時季でしたから、そりゃあ、もう香りが良くって良くって!
      こんなにもお蕎麦の香りを感じたことはなかったので印象が強かったですね~。
      今回も美味しくいただきましたよ。
      お店の方も大変親切で感じが良くて100点満点でした(^^)
      ジェリーさん、お酒ですか?日本酒かな~?
      ぜひ美味しいお蕎麦とご一緒にね(^_-)-☆

      • ジェリー より:

        ふーむ…アンさんは どうして”石積み”が好きなんですか?
        うふふ・・女性で”石積み”好きな人って めずらしいと思いますよ〜
        石積みのどんな所に 魅力を感じるんでしょうか?

        ちなみにジェリーは お城好きです! 石垣も好きですがどちらかと言うと城の構造・施設の配置、いわゆる城全体の”縄張り”に興味があります。特に中世の古い城、まだ石垣も無い”土の城”なんて大好きなんですよ。

        • ともに白髪の生えるまで より:

          ジェリーさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
          わが家もお城大好きなんです。
          まさに兵どもが夢の跡ですね。
          いつかは現存天守12城すべてを訪ねたいものです。
          あと二つ訪ねると達成なのですが・・・(^^)/
          ウフフ・・・アンです。
          ジェリーさん、石積みがなぜ好きか?うぅぅむ。
          自分でもよく分かりませんけれど、重機などない時代に
          よくココまで出来たものだと・・・
          そんなことを感じながら眺めている自分です。
          お城の石垣などにはめっちゃロマンを感じますしね。
          あぁ、大好き!(笑)
          昔、津和野城跡の石垣を目にした時はもう感動しまくりでしたよ(笑)