【ポツンと一軒家】にハマるのはなぜ?

夫のマシュウです。

定年退職後は、時間がたっぷりとあるせいかテレビを観て過ごす時間が多くなりました。

朝と昼は、食事のお供にワイドショー!

面白い企画にはハシを休めて見入ることも!

すると!!

妻アンから「どこ見て食べてんの!!」とハッパがかかります。

(ご飯をこぼす、幼児並みの私・・・)

「ポツンと一軒家」

衛星写真を頼りに、人里離れた山奥のような場所にポツンと建つ一軒家。

そこにはどんな人が住んで、どのような生活をしているのか?

また、そこに住むことになった理由を伺うテレビ番組があります。

スタッフが目的の一軒家に向かう途中で、地元の人々から情報を得たり、

交流があったり、果ては、一軒家で暮らす人の人生にも「ドラマ」があったり・・・

という展開に惹きつけられます(^^♪

以前見た北海道の山の中に立つ一軒家を訪れた時は、数人の仲間が週末に集まり過ごす

別荘のような場所でしたが、歳を取るにつれ集まる仲間も減り、今では一人だけという生活を映していました。

若い時には出来たことが出来なくなっていく・・・

「時の移り変わり」を感じずにはいられませんでした(-_-;)

あるいは、奥さんが高齢で山を下りたあとも、先祖代々続く家を守って

一人で暮らすご主人もいました。

険しい山道を取材の車が進み、こんな所にホントに人が住んでるの?と思っていると

突然、一軒家に出くわす場面には感動ですが、一方で、我々は絶対ここには住めない、

病気にでもなったらどうするのって思ってしまうのです。

まさに「限界集落」です!

こんなに共感できない内容なのに、この「ポツンと一軒家」の視聴率が高いということです。いったいどういう層に観られているのか?

どこにこの番組の魅力があるのか?

人里離れた、不便極まりない所に住むというのは、昔読んだ「ロビンソン・クルーソー」を

思い出させるからでしょうか?

それとも自分にはできないことをやっている「憧れ」でしょうか?

いえ、そうではなくて、

そこで暮らす「人の生きざま」が垣間見えて、決して、演出されたものではないことに感動するのかもしれません。

「YOUは・・・」や「家ついて・・・」も

同じような番組に、「YOUは何しに日本へ?」という日本を訪れた外国人に、

日本での体験に密着する番組もお気に入りです!

日本人は外国人に日本の良いところを褒められるとうれしくなる体質?ですから、

日本大好きYOUには寛大です!

そんなYOUの体験を目を細めて「日本人は親切だねー」などと自画自賛して喜んでいる自分を発見する番組でしょうか。

もう一つ、真剣に観てしまう「家ついて行っていいですか」という番組があります。

終電後の駅で、声を掛けた人に、タクシー代を支払うかわりに、

家までついて行って、その人の生活を覗くという番組です。

他人の生活が気になる、のぞき見趣味で、我が家より汚い部屋をみせられて、

また自分より苦労している人生を聞かされて、同情することで、優越感を抱いている自分を発見する番組でしょうか。

まだまだあります

他にも、NHKの「ドキュメント72時間」「鶴瓶の家族に乾杯」などもよく観る番組です。

こうして並べてみると、自分では意識していませんでしたが、ドキュメンタリーをよく観ていることがわかります(^^)/

ドキュメントは予定不調和?

テレビ番組の多くには台本があり、筋書きが決まっていて「予定調和」で組み立てられています。

いわばテレビ局側の「計算された仕掛け」を見せられているわけです。

ドラマなんかは、最近は、とくと見たことがありません。

ストーリーや展開がどうも嘘くさい、ありえないという先入観?があります。

ところが、私たちがはまっているドキュメンタリーなどは、番組としての編集はあるのでしょうけど、内容の「予定不調和」の展開に感動するのでしょう。

つまり、「筋書きのないドラマ」だからなんだと思います。

「予定不調和」は想定外のことを受け入れなければならないわけですから、

ある意味、脳の活性化に役立っているといえます(^^)/

こういう番組を観たいと思うことは、私の脳がもっと活性化したいと欲しているということでしょうか?(笑)

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