夫のマシュウです。
季節は冬に入り、このところ不安定な気候が続いています。
先日、北海道を吹き荒れた強風で札幌市内の4階建てのマンションの屋根が吹き飛ばされたというテレビニュースの映像が流れました。
妻と一緒に見ていた私は・・・
「この映像のマンションって賃貸なのかな?分譲なのかな?」
賃貸だと、屋根の修繕費用はオーナーの責任?
こういうとき、マンション投資している人は損するんだろうかね?
妻「賃貸マンションの部屋のオーナーをしてる私の知人が、
そこに住んでる人からクーラーが壊れたって連絡が入って、
新しいものに取り換えて痛い出費だったって」
私「へぇ、そうなんだね。オーナーは損害保険?に入ってるだろうけどね」
分譲だったら?
雨漏りなどが起きた場合、最上階の人は、被害を受けてるだろうから緊急を要するけど、
下の階の人は直接影響ないという人もいて、修繕計画もまとまらないことも考えられるね。
どうするんだろう?とこんな話題で妻と盛り上がりました(^^;)
というのも・・・
この頃「マンションの修繕」に関する動きが目立つようになってきました。
わが家の周りでも、築30年、40年を超えたマンションの大規模修繕する工事が
相次いで行われています。
そして
先日のテレビのワイドショーでも話題になっていたのがマンションの「修繕費用の問題」
経年によって建物のあちこちにコンクリートの剥落や不具合が生じているものの
「住民の合意」が得られず修繕できないでいるマンションが紹介されていました。
マンションの最上階に住むお宅では、屋上の防水が切れて雨漏りがしているけど、
下の階のお宅の同意が得られなくて工事できない・・・という問題も発生しているとか。
マンションにはいかにもありがちな話題ですが、
自分の判断だけではどうにもならないジレンマがありますね。
一方、戸建て住宅は?
修繕などは「自己判断」
築30年にもなると上物の建物部分の価値はほぼゼロだと言われてしまいます。
土地の評価額しかありません。
戸建て時代のわが家を処分するときの不動産会社の査定もそうでした。
辛うじて、過去に2回ほどリフォームを繰り返してきたことと、
売り出す前年も、外回りにお金をかけていたので、
その分、上物価格を考慮していただけました。
戸建ての場合は、土地の価格は変わらないものの、上物はメンテナンスにどれだけ注力して
劣化を防ぐかどうかで「不動産としての評価」が決まってきます。
ですが!
マンションは別です。
自己責任ではどうしようもない部分が先ほどのような「共用部のメンテナンス」でしょう。
老朽化は確実に進行しています。
マンションの経年化とともに「住人の高齢化」も進行していることが
問題として挙げられます。
もうひとつ大きな問題が!
大規模修繕工事費の「高騰」です。
原因には、昨今の人手不足が深刻でこれは将来も続く問題です。
さらに、この頃は建設資材の高騰などが追い打ちをかけていますね。
築年数がかさむほどに工事費が増えることもあります。
これらの問題が重なって、住民の意見がまとまらないことと、
工事をしようにも受ける業者がいないことも問題としてあるようです。
実は・・・
わが家のマンションもこれからの大規模修繕時期にむけて毎月積立金を
マンション管理会社のシミュレーションによると、
修繕積立金の「不足」が指摘されています。
そこで、マンション内に検討委員会を設けて
★一時金で負担するか?
★毎月の積立金を値上げするか?
積立金を改定する方向で議論が進んでいます。
現行160円/㎡・月の修繕積立金を一気に270円まで引き上げる案から、
段階的に200円へ、240円へと引き上げる案などが検討。
ここで問題は?
わが家がいつまでここで暮らすかということです。
マンションにかける費用をあまり負担したくないのが人情というもの。
ですが、マンションを所有する者としては、マンションが将来にわたって
資産価値を維持していくためには、会社組織と同じように
全体最適の観点から取り組む必要があると思います。
戸建ての自己責任と違って、所有者全員の全体責任ともいえることでしょう。
ここは、決まったことに従うことにするのがいいようで・・・(^^)/