夫のマシュウです。
高齢になると、郊外の一戸建て住宅での暮らしをあきらめて
マンションへの移住を考えるのは、私たち夫婦だけではないようです。
高齢になると・・・
雪かきが大変だ、自動車の運転が難しくなった、大きな病院に通うのに不便だ、
などと、若い時には問題にならなかったことが重荷になってきます。
高齢者の都心部のマンションへの移住は、郊外居住者の高齢化が進むにつれ
ますます増えることが予想されます。
そうなると、問題は今住んでいる郊外の「戸建て住宅の処分」です。
わが家の経験から・・・
中古住宅の売買は、ある意味「売り手と買い手のマッチングビジネス」です。
マッチングの成否は、価格設定の妥当性で決まります。
価格設定の前提は、不動産業者による物件価値の査定から始まり、
土地は地価公示価格とかの鑑定評価が目安!
上物である家屋は、構造や築年数で決められ、
これに公共交通機関や利便施設のアクセス、環境を加味して決まるようです。
シビアな評価額を知るにはネット査定がいい例で・・・
わが家の場合も数社ネット査定をお願いしましたが、
ほぼこの要素で決められている感じがします。
ですが、土地の場合は「家屋と庭の調和」が大きな要素になります。
わが家の場合は、庭の手入れが高く評価されました。
家屋はメンテナンスにいかに手間をかけているかが大事です。
わが家は、売却する8年前に大掛かりな内外装リフォーム!設備関係も新品に!
前年には外装も塗装していました。
なので、結果的に不動産業者の査定額より高く売ることができました。
そんな目で・・・
毎日のように「中古物件の価格設定と動き」を見る妻です。
特に、最近は旧宅と同じ町内会にあって、売りに出している物件動向を注視!
そんな事例のひとつに、
築30年以上経って、外回りも内装も一度もリフォームしていないのに、
3,200万円越えで設定している物件があります。
確かに大きな家ではありますが、売り文句がオール電化住宅で太陽光発電装置!(@_@)
電気代が高騰している時代にオール電化はきついでしょ。
知っているお宅は、オール電化からガス対応に替えてるんですから。
太陽光パネルも寿命がありますし、果たして投資額を回収できてるのか?
おまけに、小さなキッチンがついた部屋もあるとか。
親と暮らせることが前提のようですが、果たして今の時代に??
極めて少ないニーズをターゲットにしなければならない物件のようです。
不動産売買は?
人気投票ではないので、たった一人の買い手がいれば成立するものです。
この物件は、その少ない一人を待って、もう1年!
かたや、2,000万円を大きく切る物件も増えているといいます。
わが家を売りに出した頃は、
2,000万円を切ると、ふた月と置かずに売れて、ネットから消えていましたが・・・
売り手は、見えない買い手の顔色を伺いながら、価格設定を変更していることがわかります。
数カ月後には、同じ物件が100万円以上値引きされていたり、
さらに売れない期間が続くと、もっと値下げされているといいます(@_@)
それでも売れないのです・・・
物件の売り買いが活発になるのは?
新生活が始まる春先だと思って注視していましたが
新生活期間はとうに過ぎてもう夏に向かっています。
なかなか、たった一人の買い手があらわれません。
そうなると・・・
もはやマッチングする妥当な価格とは何か?がわからなくなっています。
このところ、そのような物件で情報サイトは溢れていて、いっこうに売れません。
そこには物件の価値だけでなくて、環境要素が大きく影響しているようにも見えるのです。
やはり、札幌でも雪の問題が影響しているような・・・???
中古物件ウォッチャー、妻アンの興味は尽きません。