最期の身の振り方を検討します!

夫のマシュウです。

ある日の午後のひととき・・・

妻と二人でお茶をすすりながら、なにげにマンションの外に目をやると

窓いっぱいに広がった青空のはるかかなたを南に飛んでいく飛行機が小さくなっていくのが見えます。

私「飛行機が見えるよ!」

妻「え?どこどこ?」

私「あのマンションの上の方だよ!」

妻「札幌から羽田に向かっているんだろうかね?」

「だけどさ~もう帰る家もなくなったね~」

なんでも札幌と結び付けて、しみじみと思い出す妻アン。

昨年

関東の地に移住を決心したのは、私たち夫婦の「将来」のことを考えてのことでした。

二人ともに高齢となり、これからの暮らしのことを考えると、

これまでのように子供家族から遠く離れた土地で暮らしていて、

何か事が起こった場合に子供に駆けつける無理をさせるよりは、

私たちが子供の近くで暮らしていた方が、何かと安心だという考えからでした。

このような判断をして実際に行動に移して、

移住ができたのもまだ年齢的に無理がきいたから?

さらに歳をとると、気力も衰え面倒になってしまうし、さらに体力も引っ越しに耐えられるか不安が増すばかりだろうから「今がイイとき」だった・・・

もしくは「潮時だった」のだと二人で納得し合っています。

さて

子供家族の近くに来たら「次の段階」のことを考えなければ!

というのも、そろそろ「人生じまいの道筋」をつけておかなければならないかなと、

二人で話し合うようになりました。

札幌に住んでいた頃は、

葬儀互助会に入って、いざというときには電話連絡で対応してもらえる手はずを整え、

さらに式も質素に済まそうと葬儀費用の節約も考えていました。

当地に来てからは、互助会を引き継ごうにも住まいの近くに互助会提携の会場がなくて

不便になってしまうため解約。

さらに、当地で暮らし始めてからは、子供に最期を看取ってもらうと言いながら、

葬儀自体も子供に面倒を掛けたくないと考えるようになりました。

妻は、新聞に時折、折り込まれている「家族葬」の案内チラシを入念に検討しています。

妻「この近くにも家族葬の会場があるみたいだよ!」

妻の考えは、当地には子供家族以外に近しい人などいないことだし、

家族葬すらしなくてもいいような勢い。

妻「私、直葬でもイイのかも?」

私たちは無宗教なので、戒名などもいらないし・・・それもありかなと・・・

そして最近・・・

もう一つ、検討していることがあります。

「献体」です。

これまで生きてきて何も残せなかった私たちにできる「最後の社会貢献」かもしれません。

今年は、近くの大学病院から献体についての資料を取り寄せ勉強することにします!

亡くなった後の身の振り方を、だんだん先延ばしにできない年齢になってきました。

もしもの場合に慌てないように、自分たちの考えを決めて、

子供家族にも伝えておくことが必要だと、話し合っています。

人生じまいの道筋をつけること・・・これが今年の「わが家の最大の課題」でしょうか。

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コメント

  1. 山ちゃん より:

    いつも楽しく拝読しています。人生じまいについての話ですが、マシュウ兄さんとアン姉さんは常日頃から先の事までしっかりと考え、実行されていることは、すばらしいと感心しています。雪の降り積もった地域の映像を見ると、わが町もそれほどではないにしても住む場所や終の棲家を考えさせられます。若者が流失する地方に魅力なくなればいずれ年寄りだけになり住むことができなくなる?とずっと心配しています。我が家も都会に移住したいのですが・・。地方では葬儀も家族葬が増えました。時代の流れですね!

    • ともに白髪の生えるまで より:

      山ちゃんさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      だんだん余命が残り少なくなってくると、人生じまいをどうすべきかが現実味を増してきます。
      まずは子供に面倒をかけない方法は?からスタートして
      最期をどう迎えたいかを妻と話し合って決めたいと思ってるのですが・・・(^^)/
      山ちゃんさん、こんにちは。アンです(*^-^*)
      こちらへ移住して何が一番良かったかというと
      「雪かき」の心配が要らなくなったということでしょうか。
      若い時は体力任せでバリバリできていた雪かきも50歳を超える頃からは
      重労働となって重荷でした。キツカッタですね~。
      そのため郊外から都心部のマンションへ移るシニアがどんどん増えています。
      今年の雪の降り方は異常気象の一端を垣間見るようですね。
      自分たちの最期の身の振り方については真剣に夫婦会議をして
      元気なうちに「しっかりとした形」にしたいと思ってますよ~(#^.^#)

  2. アガパンサス より:

    今日も主人とブログ拝見させて頂いて私達が
    今考えていることです、友達はお墓の事も心配
    していました、我が家も今住んでいる家をどうするか?
    考えたら切りがないけど、金銭的な事に負担を掛けな
    ければ、長男だから考えていると思います、のんきな
    事を思っています、私達も長男で先祖祭りから
    色々やっているのを見ているので、ちゃんとやって
    くれると思っています。主人が貴方はのんきねー
    だって。

    • ともに白髪の生えるまで より:

      アガパンサスさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      終活の範囲はホントに広いですね。
      自分たち自身のことにとどまらず、
      親から引き継ぐ実家の整理からお墓の問題も子供に面倒掛けないようにと思うのですが、
      母親が健在のうちに手を付けることも憚られるし、自分たちの歳は重ねていくし、と・・・(^^;)
      アガパンサスさん、こんにちは。アンです(*^-^*)
      返信遅くなりごめんなさい。
      終活についてはアガパンサスさんと同じです。
      子供には決して金銭的な負担はかけられないことが必須ですよね。
      アガパンサスさんの息子さんはご両親の背中を見ていらっしゃるので
      心配はいらないと思いますよ~(^^)