夫のマシュウです。
この夏、義父が他界して、もうじきふた月・・・
妻アンも日常を取り戻しつつあります。
(私の居ない所で、涙をこぼしているかもしれませんが)
今日も、鼻歌交じりで家事をしています(^^)/
叔父が来る!
そんなある日、本州に住む義父の弟で80歳になる叔父から電話がかかってきました。
もちろん叔父には、いの一番に電話で知らせ、悲しみを分かち合っていました。
その時に、いつか、お参りに伺うとの話もありましたが、こちらもいろいろ取り込んでいるので落ち着いてから都合の良い日を連絡することにしていたのです。
が、ある日突然!夜の事!
叔父「明日、札幌に行くけどいいか?」
良いも悪いも、今すぐにでも来る気配が満々の様子が伝わります(@_@)
次の週になると、叔父自身が、かかりつけの病院の検査入院が控えているため、
その前にお参りに来たかったようです。
妻「いいよー!待ってまーす!」💦
密葬とは・・・
叔父はいつか必ず来るとは思っていたのですが、こちらの準備の都合も考えないで~💦
と妻はちょっと慌て気味でした(笑)
まだ、何も、もてなす準備ができていないし、買い出しにも行ってないし、と戸惑いも💦
一般の葬儀では、「会葬」はオープンにして、関係者にお知らせして、
会場でお悔やみをいただくことで済みますが、「密葬」は文字通り家族だけで送ることになるため、後日、亡くなったことを知った関係者が自宅に押し掛けることになって、
その応対が大変だという話を聞いたことがありました。
それぞれの送りかたに、一長一短があるということなのですが、
密葬を選んだ私たちは、葬儀後の自宅での応対も考えてはいました。
ですが、叔父の「明日、行く!」という急な予告に、
妻も「さすが私の父の弟だわ~。相手の都合を考えない計画性のないところはよく似ているわ~」(笑)
妻の父親も、昔、我が家に「アポなし訪問」で何度もやって来ましたからね(笑)
スリル満点?でしたよ(笑)
叔父の読めない行動
叔父は、当日、いきなり空港のカウンターに行って、空席のある飛行機を待つのが
慣れっこになっているんです。
携帯電話を持たない人ですから、こちらから連絡の取りようもありません💦
ひたすら、最寄りの駅に着いた時に公衆電話(今どきじゃないですが)から
連絡をもらうことにしていました。
前夜の電話で、
叔父「意外と早く着くかもよ!」
この言葉を信じて、朝一番か、遅くても、午前中の便に乗るのでは?と予想して
お昼ご飯を用意して待つことにしました。
ところが!
待てど暮らせど、電話連絡がないのです💦
やきもきしながら、ようやくお昼過ぎになって、駅に着いたとの連絡があり、
妻ともども(´▽`) ホッ!
今日は、なかなか「空席便」がなかったようでした。
リュックサックに、コロコロとキャリーケースを引いて我が家にやってきた叔父!
80歳とは思えない若々しさです!
思い出話
叔父は20歳まで、兄である妻の父親と一緒に住んでいましたが、
その後、本州に移り住み、もう60年が過ぎていました。
亡くなった義父の元気な頃の写真を眺めながら、
姪っ子にあたる妻アンと、一晩、昔話に花を咲かせました。
翌日には、道南にすむ親戚の一人を訪ねて行きたいと言い出しました💦
叔父「JRの鈍行列車でゆっくり移動したいから、行程を調べてくれないか?」
妻「それだと、半日以上かかるんでないかい?」
叔父「いいんだ。ゆっくり車窓から景色を眺めて行きたいから・・・」
私の手書きの行程表を確認すると、お昼ご飯もそこそこに、駅へと出発!
握手をして姪っ子の妻ともお別れです。
妻がポツリと・・・言いました。
「もしかしたら、体力的にこれが最後の旅で、もうふるさとの北海道に来れないと
思っているのかもしれないね」
こうして一泊二日のもてなしが終わり、ホッとした中にも「一抹の寂しさ」を感じる妻でした。
折から本州では台風の通過がありましたが、まさに台風一過の叔父!(笑)
あっという間に来て、あっという間に去って行きました。
妻「やっぱり兄弟だね~!自分勝手なところが父親と似てるわ~!」(笑)
教訓?
余談ですが、親戚宅に滞在中の叔父から妻に電話があり、
「週末に帰るんだけど、千歳空港からの飛行機を予約してくれないか?」だって・・・(笑)
お~!今度は、行き当たりばったりじゃないぞ! 計画性がある!(笑)
我が家へ来る時、空港で何時間も待ったからね(笑)
もう、「空席待ち」はしたくないみたいです。
いい教訓?になりましたね! 叔父さん!
また、遊びに来てくださいね!(^^♪