夫のマシュウです。
遠く離れて住む父親のことです。
病院への入院や、特養への入所などの手続きをするために何度も実家に帰省しているのですが、会うたびに父親の「頑固さ」「わがまま」に辟易することがあります(-_-;)
父親は「頑固老人」「わがまま老人」になっていたのです。
わがまま老人?
母親が急に入院したため、一人では生活に困るだろうと父親の介護支援のため、
ヘルパーを派遣してもらおうかと算段していた時も、
父親が「自分で全部できる」と言い始めて、頑なにヘルパーを断るものですから、
説得するのに苦労しました(>_<)
実際には自分一人ではできないのです。が、言い張るのです。
子供がいつもそばにいるとでも思いこんでいるのか、
結局は何でも私たち子どもを頼りにするのです。
これを老人のわがままというのでしょうか。
母との暮らしでも、自分では何もできない父親でしたから・・・
一人暮らしを始めた時も、2,3日は私たち夫婦が見守りました。
その時も、
「しょうゆ、なくなってたべ! 買ったか?」
「服を持ってきてくれ! ないってか? 押し入れのハンガーにかかってたべや!」
「靴下は丈の短いものじゃなきゃダメだ!」
なんとわがままで、人使いの粗いことか!
嫁である妻アンにも「感謝」がないんですよ。当たり前のように、こき使うんです。
特養に入る前も、民間の介護施設でお世話になっていたのですが、
実は「もう戻りたくないんだ」と言いだしたり、
それは、私たち身内に対してだと思うので、まだ仕方ないなぁと思っているのですが・・・
他人には愛想がいい
そのくせ、病院の看護師などにはいい顔を振りまくのです。
(まあ、いつも女性を見るとニコニコ愛想を振りまくのですが・・・)
主治医の回診のときでも、痛いところはないですかと問われて、
痛くても「何でもありません」と言ったり、
母親に言わせると、外面(そとづら)がいいのだそうです。
暴走老人?
よく世間では暴走老人とか、モンスター老人という言葉を聞きます。
赤信号でも道路を横断するとか、注意したら突然怒鳴ったりとか、人の言うことを聞かなかったりとかする老人のことです。
父親の場合は公共的な場所で、他人に迷惑をかけるような問題を引き起こすわけではないので、それにはあたらないのですが・・・
プライドがあるだろうし、自分の置かれた現実にイライラして
忸怩(じくじ)たるものが、あるのかもしれません。
昔は自分でできたことができなくなる、老いたことによる体の不自由さから、気持ち的に余裕がなくなる結果、人に伝えることのもどかしさから強く言い放つのかもしれません。
「明日は我が身」といいますが、「明日の我が身」として気をつけなければ!
と思って父親に接しています。