えっ!施設にいる母親から電話?

夫のマシュウです。

身近な人の健康に心配事があるときは、

電話の呼び出し音が鳴ると、ことのほか「ナーバス」になるものです(^_^;)

例えば、私の父親や義父が死の床に伏していた昨年は、

いつどんな知らせが来るかとヒヤヒヤしながら、

ナンバーディスプレイに表示される相手の電話番号を確かめては受話器を取り上げていました。

「便りがないのは元気な証拠!?」とは良く言ったもので、

このところ、そんな緊張させる電話連絡はありませんでした😊

母親からの電話

ところが、ある朝、

一本の電話が鳴りディスプレイの電話番号を見て、一気に緊張が走りました💦

私の母親が入所している特別養護老人ホーム(特養)からでした。

受話器を取ったのは妻アンです。

一瞬、妻は「義母の身に何かあったな?」と覚悟したそうです💦

買い物を終えて私が帰宅するやいなや、堰を切ったように話し出します。

特養の相談員さんは、母親が事務室の近くにいるようで、

「長男に電話したいことがある」と言ってるので代わりますとのこと。

妻が電話を代わると、いきなり、

母親「手元にお金がないから困っているんだよね!」👹

「昔は自分で財布を持ってやりくりしてたんだよ」と言い始めたそうです💦

そのとき妻はピンときたといいます。

お金の話題は認知症?

もしかしたら認知症?

特に女の人はお金のことを言いだすといいます。

よく話を聞いてみると、

母親の昔の知人が亡くなったことを、最近、誰に聞いたか不明ですが、

知ってしまい、それが頭にきた様子!👹

母親「私の知ってる人が亡くなったのに、誰も私に教えてくれないんだよ!」

「香典をあげなくちゃいけない!」

「手元にお金があれば、渡せたのに」という内容だったらしいのです。

今後、母親の知人が亡くなって、香典などのお金が必要な場合は、

その都度、母親から話があれば、長男である私が行うこととしました。

また、日常的に、入所者にお金を持たせることは、

事故防止のために施設としては認めていません。

あらためて妻が相談員さんに確認して、次回面会したときに職員さん立会いの下で、

ジュースを買う程度の金額であれば、本人に財布を持たせることを考えましょう

ということにしました。

電話を持たせることの是非

ここで私が

「母が相談員さんに電話したいと申し出ることは、よっぽど思い詰めていたんじゃない?」

すると妻は、以前、親戚の一人が「携帯電話を持たせるといいよ!」と

アドバイスしてくれたことを思い出しました。

しかし、持たせたとしたら、しょっちゅう電話してきて、帰りたいとか言い出して

大変になることは間違いない気がします💦

今回のように、どうしても話をしたかったら職員さんに言ってかけてくるから

今のままでよし!ということに落ち着きました😊

他の要望も

妻が、母親と交わした話題はお金のことばかりじゃありませんでした。

入所している施設の近くのマチで新型コロナの感染者が発生したらしく、

面会は再び禁止になってしまったそうです。

母親はそれを知っていて、窓越しでしか会えないから、しばらく来なくてもいいからね。

ということと、

手の甲にできたシミが気になるので、隠せるサポーターが欲しい、との要望も!

妻は早速、日焼け防止用のアームカバーを2着買って来て、

NHK「きょうの料理」の本も一緒にしてレターパックで送る準備をしています😊

妻「この前は、おばあちゃんが好きな皇室情報が載った週刊誌を送ったけど、

字が小さくて読みづらかったと思うの。今回の料理本は写真が多いから見やすいでしょ!」

私「はは~!気が利く~!」(笑)

認知症じゃなかった

施設の管理者さんいわく

「おばあちゃんは、しっかりされていて、今のところ、認知症の気配もありませんよ」

妻アンと共に、ほっと胸をなでおろしました(^^)/

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コメント

  1. 躁介 より:

    私は電話によい想い出が全くありません。
    ①2007年2月、朝4時頃「息子さんが亡くなりました…遺体確認に来てください…」と警察署から電話がかかってきた時はぶっ倒れそうでした。人生最悪の電話でした。
    ②2009年12月、ほぼ断絶状態の実兄から夕方電話があり「母が昨日の夜、急性心筋梗塞で亡くなっていたようだ…」と、78歳の早過ぎる人生でした。
    ③2014年2月、また実兄から5年10か月振りに電話があり「親父が1週間前に亡くなっていたそうだ…」と、83歳の(とにかく人に迷惑ばかりかけてきた)人生でした。
    電話が鳴る度に、何か最悪の事態でも起きたんではないか?とドキッとしてしまうので、基本的に出ないようにしています。オレオレ詐欺や業者からの電話が大半でしょうから出るだけ無駄。
    唯一家内の姉(73歳)が独身で一人暮らしなので、日々の安否確認のため、毎晩20時に3回コールして切るのを合図にかけてくるので、それだけは取るようにしています。それがなければとっくに「家電」は解約しているでしょう。

    • ともに白髪の生えるまで より:

      躁介さん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      躁介さんの体験をお聞きして
      身内の不幸を告げる電話は本当に辛いことがわかります。
      “もしや”という緊張など精神的に参ってしまいます。

      躁介さん、こんにちは。アンです。
      いつもコメントありがとうございます。
      電話の着信音はホントにドキッとします。
      寿命の縮む思いですものね。
      我が家も良い知らせはなく、悪い知らせばかりです。
      躁介さんご夫婦は、息子さんを亡くすという、
      壮絶な経験をされたことをお聞きして、
      躁介さんも奥様も、どれほどの悲しみを味わったかと
      考えると、本当に涙が出てきます。
      こんな悲しいことはないですもの。
      うまく言葉にできなくてごめんなさいね。

  2. 躁介 より:

    マシュウさんアンさん、コメント有難うございます。
    母が78歳で亡くなっても、一度(湯灌師が母の指輪が抜けないと言うので、私が抜こうとしましたが結局抜けなかった時)号泣してしまったことがありましたが、後にも先にもそれ一度きりでした。息子が亡くなった後は、仕事帰りに人気のない暗い夜道を、駅まで20分近く歩きながら、3か月位ずっと涙が止まりませんでした。他人と話していて息子の話になり、不覚にも泣いてしまったことも二度ありました。当時はまだ情緒不安定だったのかも知れません。それだけ(私を大切に育ててくれた愛すべき)母親の死より、(私が世話することはあっても息子に何かして貰ったことはあまりない)子供の死の方が遥かに衝撃的なのかも知れません。

    その点親父が亡くなったとの知らせに、涙一つ出ませんでした。実兄も電話口で「彼奴やっとくたばったみたい」という感じでした。1970年春から44年近く一緒に暮らしていなかったので、肉親というより他人に近い感覚でした。やっと死んでくれて(他人にこれ以上迷惑をかけることがなくなるから)却って良かったと安心した位です。母に養育費など一切払わず、兄や私が一番お金が必要な高校・大学時期には一切連絡をよこさず無視し続け、自分が定年になった1990年頃に初めて(あわよくば面倒を見てもらおうと)連絡してくるような卑劣極まる奴でしたから。そんな奴が自分の父親なのかと思うと、自分の血が憎らしく思えました。

    • ともに白髪の生えるまで より:

      躁介さん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      電話の話題から辛いことを思い出させることになってしまいました。
      人生で大切な人のことはとても忘れることなんてできないですね。

      躁介さん、アンです。
      コメントありがとうございます。
      お母さまのお話、泣いてしまいました。
      私は両親の離婚後、60年近く生母に会っていません。
      顔も思い出せずに暮らしてきました。
      おそらくこの世では会うことはないでしょう。
      正直、なぜ私を置いていったのかと、
      恨んだこともありました。
      でも、もう時効です(笑)
      躁介さんのお父様に対するお気持ち、察するに余りあります。
      私も父親の再婚相手があまりに酷い人でしたので、
      父親を許せないと思っていましたが、
      結局、札幌に連れてきて看取ったわけですから
      これも私の人生?なんでしょうね(^^)/

  3. 杉ちゃん より:

    躁介さん、マシュウさんアンさん、横からすみません。!
    私も電話によい想い出が全くありません。
    今年の1月早々に警察から姉が孤独死しているので身元確認
    してくださいとの電話が有りまして、もう頭の中がパニック
    でした。

    • ともに白髪の生えるまで より:

      杉ちゃんさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      杉ちゃんさんも電話恐怖症なんですね。
      電話に「良い知らせ」か「悪い知らせ」の表示がされると
      電話に出るときの心の準備ができるのですが・・・(^^)/

      杉ちゃんさん、こんにちは。アンです(*^-^*)
      コメントありがとうございます。
      電話が鳴ると一瞬何事か?と構えてしまいます。
      祖母の容態急変の電話が来た時、
      ちょうど子供のお弁当を作っていました。
      心臓がバクバクして、焦ってしまったことが
      今も忘れられません(^_^;)