住む人のいなくなった実家の管理~①契約解除の手続き

夫のマシュウです。

田舎に住んでいた両親が相次いで入院して、実家には住む人がいません。

それも、母親が急に倒れて、次いで一人で家を守ると言っていた父親も間もなく入院したことは、本人たちにとって家の中を片付ける、いとまなどない状況でした。

母親の入院からしばらくして訪ねると、

父親は、ご近所からいただいたイモや玉ねぎが傷むのでは?との心配をしていました。

一方、夏までもたないだろうと誰もが思っていた母親は、まさかのV字回復したと思ったら、「ここで、こんなことしてられない、押し入れの中をかたづけなきゃ!」という始末!

以前、母親は近所の人から言われたそうです。

「大事に何でもかんでもとっておいても、死んだら全部捨てられるんだよっ!」

そうです!今の私たちには、形見という概念があまりありません。

子供には子供の生活環境があり、物が不自由した時代と違って、親のものを欲しいという気にはなれません。

例えば、着物や、新品の靴、洋服などを母親は嫁にあげたいと思っていたようですが

サイズが全く合いませんし、着物も洋服も好みが違います。

嫁である妻のアンも、正直、「譲り受けても困るな~」とこぼしています(^^);

まず最初は契約解除手続き

家に人が住まなくなっても、取り巻く社会はいつも通り動いています。

新聞が毎朝配達されます。

郵便だって配達されます。

宅配便もたまに来ます。

そういえば、なにやら怪しげなサプリメントも取り寄せていたはず・・・

これらについて、両親に確認して、やめるものはやめる手続きをしなくてはなりません。

新聞の購読解約手続き

新聞は、読む人がいなくなったので、新聞販売所にすぐ解約の手続きをして、それまでの購読料の清算を済ませました。

販売所の連絡先は、過去の支払い領収書を調べて、確認することができました。

郵便の転送手続き

次に、郵便もDMなどもありますが、町役場などからのお知らせやら来ていましたので、こちらを止めることはできないので、私の札幌の住所に転送して、私が管理する手続きをしました。

この転送は1年ごとの更新になるので、長期間にわたる場合は、更新手続を忘れないようにしなければなりません。

私は、この手続きを両親の地元の郵便局でしましたが、よく聞くと、どこの郵便局の窓口でも手続きの対応ができるようですし、ネットでも可能なようです。

NHKの視聴契約の解除?

郵便局での転送手続きの際、NHKにも連絡が行くようになっていました。

後日、NHKから電話連絡が私のうちに入りまして、事情を聞かれました。

家に住んでいないのであれば、視聴契約の解除の相談もできるようなのですが、

そのときは、いずれ退院するかもしれないし、まったくの空き家になるわけでもないだろうということで、

そのまま契約を継続する判断をしました。

数か月後、いよいよ両親が長期入院で家に帰る望みが薄くなったところで、

電話で事情を相談して、解約申込書を送っていただくことにしました。

長期不在になるということで、解約了解となりました。

サプリメント契約の解除

両親も年を取るほどに、足腰に痛みを抱えるようになって、そんなときにTVCMなどで流れている、サプリメントの通販を利用するようになっていました。

帰省のたびに、どんなものを飲んでいるか聞き出していましたが、3,4社くらいあったような話を覚えていました。

これは、次回の配送を待つしかないと思い、次、送られてきたときに解約するしかない

ということで、その時を待ちました。

結局、送られてきたのは2社でした。この時の送付書を頼りに、電話連絡して解約という手続きを取りました。

送られた来た今回分は、息子の私がいただき、飲むことにしました。

置き薬の解約

実家には昔から、置き薬がありました。

私が小さいころからですから、もう60年くらいの付き合いなのでしょうか。

行商の人が薬箱を開けて、使った分の清算をして、そのときのオマケのような、紙風船をもらっては、喜んでいたのを思い出します。

どこに連絡してよいのかわからないものですから、これも先方から連絡が来るまで放置。

やがて、手紙が届きました。事情を説明して、次回、私が実家に帰った際に来てもらい、薬箱を引き上げていただくことになりました。

プロパンガス契約の解除

この契約は、ある程度今後の見通しがついたところで、解除することにしました。

私たちも実家で火を使った料理はしませんし、両親も、もう家に帰って、

ガスのような火を使った調理はできないということを意味しています。

ガス会社の方に来ていただいて、プロパンガスボンベを外してもらい、ガスコンロも回収していただきました。

まだ解除していない契約関係

住む人がいなくなったとはいえ、私たち夫婦が定期的に見舞いで訪れる際、実家に泊まります。主のいない家はもちろん生活感はなく、空虚な感じが切ないのですが、そこで数日寝泊まりすることにしているので、最低限の生活環境を維持しておく必要があります。

電力会社の供給契約

冷凍庫は、不要なものは廃棄するなどして、通電を切りました。

しかし、冷蔵庫はいまだ動かしています。

また、照明、電子レンジ、給湯ポットなど、私たちが訪れた際に使う可能性のあるものはそのままにしておいてます。

したがって、契約もそのままにしておいてます。

上下水道の契約

水回りは、トイレや入浴などでやはり欠かせないので、そのままにしてあります。

NTTの契約

この契約もそのままにしてあります。

転送サービスもあるようですが、月額利用料金や転送通話料金の負担関係、そして親戚関係など主だった方々には連絡済みですので、あえて利用しませんでした。

主だった契約の解除、継続関係はこのくらいでした。

いずれにせよ、本来なら両親が元気なうちに、どうしたらよいか考えておくと良いかもしれませんね。

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