夫のマシュウです。
4月5日から「シネマ歌舞伎」が始まりました。
昨年から妻アンと、鑑賞し始めて、とても感激したものですから、
今年は「全作品を鑑賞しよう」と意気込んで、
リーズナブルな価格で鑑賞できる「ムビチケ」を購入!
初回の「野田版 桜の森の満開の下」だけは専用のムビチケで
ひとり1,800円です。
野田版への期待
野田秀樹さんの作品は、シネマ歌舞伎「野田版 鼠小僧」を昨年末、鑑賞して、
スピード感のある舞台演出と、中村勘三郎さんの熱演とが相まって、
強烈な印象があるだけに、今回も期待(^^)
作家の坂口安吾さんの「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」などをもとに、
野田さんが「贋作・桜の森の満開の下で」として舞台用に作・演出!
ご本人も出演して劇団「夢の遊眠社」で初演!
そして、この作品を「歌舞伎用」に再演出したものだそうです。
その野田さんといえば、故中村勘三郎さんの「盟友」でもあり、
今回の「桜の~」の舞台は、勘三郎さんと、歌舞伎として上演することを
約束していた作品でもあり、子息の「勘九郎さんと七之助さん」の主演
ということで、故勘三郎さんへのオマージュが込められている作品でもあるのでしょう。
2017年の歌舞伎座の公演では、
終了後に「2度のカーテンコール」が起こったという、伝説の舞台!
こんなに早く「シネマ歌舞伎」で観られるなんてと、妻アンは大喜びです(笑)
ストーリーは
時代は、天智天皇の治世、ヒダの王なる人物のもとへ「三人の匠」が集められます
その三人の名は「耳男」「マナコ」「オオアマ」
ヒダの王は三人に、娘の「夜長姫」と「早寝姫」を守る仏像の彫刻を
三年間の間に制作することを命じます。
3年後とは、夜長姫の16歳の正月までということ。
3年後に天智天皇が亡くなり、
天武天皇が即位して大仏の開眼供養が行われるということになります。
三人が仏像を完成させたとき、それぞれの思惑が・・・
そして、夜長姫の美しくも残酷な振る舞いに翻弄される「耳男」ですが・・・
美しい満開の桜の森の下は、実は、世にも恐ろしい、不思議な国盗りの物語・・・
登場人物は「耳男(みみお)」を中村勘九郎さん、「夜長姫」を中村七之助さん、
「早寝姫」を中村梅枝さん、「マナコ」を市川猿弥さん、
「オオアマ」を市川染五郎さんが演じています。
野田さんの悪乗り?演出でしょうか(笑)
ダジャレやギャグなどが飛び交い、どこから本筋か?と思うくらい、
とめどないセリフのキャッチボールも、楽しませてもらいました(笑)
「夜長姫」演じる七之助さんに、惹かれていく「耳男」を演じる勘九郎さんの演技に魅了!
ラストで、勘九郎さんと七之助さんの二人の「舞」には息をのんで見入ってしまいました。
アップでスクリーンに映し出される「流れる汗」も、「シネマ歌舞伎」だからこその迫力!
そして「舞い散る桜の花吹雪」も圧巻でした!
私も妻も、勘九郎さんが、亡き勘三郎さんとダブってしまって、ウルっとしてしまいました😢
まさに野田ワールド全開!
勘三郎さんが、よみがえったようでしたよ!(^^)
いざ!スタンプラリー参戦!
今年こそはと、妻とシネマ歌舞伎スタンプラリーに参戦しました!
入場の際に、専用台紙を手渡され、
ひと作品観るごとに、スタンプを一つ!5作品以上集めると、
歌舞伎座の公演や、シネマ歌舞伎の観賞券などがもらえる抽選に応募できるほか、
全11作品鑑賞すると、もれなくレターセットがもらえます。
今回、第1回目のスタンプを押しました。
われら、最後まで、がんばって参戦するぞ~!・・・なんか踊らされている感じ??(笑)