夫のマシュウです。
今年に入ってから、私の田舎の特別養護老人ホーム(特養)で暮らす母親の調子が悪く
いまにでも最期のときを迎えることになりそうということで、気持ちも段取りも備え、
待ち構える?日々が続いています(^_^;)
そのため
楽しみの旅行にも出かけることがはばかられます。
春の梅も桜も遠出して愛でることができず!
買い物ついでに近場の公園で桜並木のきれいなところを見つけ満足?していました。
心の中では・・・
新緑の京都や奈良もイイだろうなー。
金沢や福井も、盛岡や仙台にも新幹線で行ってみたい。
富士山をぐるりと回ってもみたい。
そういえば、静岡って近いのに行ったことなかったしーなどと思いながら、
泊りがけの旅行はもしもの時に駆けつけるのに時間が掛かるからNGだね・・・
そんなことを話しながら、テレビの美術番組を見ていました。
おー!
東京芸術大学の大学美術館で『相国寺展』が開催されていると紹介されていました。
金閣寺や銀閣寺の大本山である相国寺が保有している国宝などの美術品を公開しているといいます。
妻「金閣寺の国宝なんて観てみたいものだねー」
たしか、芸大の美術館だと上野公園のそば。それこそ日帰りに持ってこいだよ!
母親にもしものことがあって、一報を受けたときでも、
その場合の対処の仕方を書いたスケジュールも作ってあります。
それを持参しながら『相国寺展』の鑑賞となります(^_^;)
『相国寺展』は正式には?
相国寺承天閣美術館開館40周年記念「相国寺展-金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史」といいます。
創建から640年余りの歴史を持つ相国寺には、水墨画の巨匠・雪舟から、狩野探幽、
円山応挙、伊藤若冲など数々の芸術家を育て、その作品を所蔵しています。
国宝・重要文化財40件以上を含む相国寺派の作品を展示・紹介しているのが今回の展覧会!
善は急げ!
気持ちが変わらないうちにスマホでオンラインチケット購入!
アクセスも電車で地続き!
それほどの時間を掛けずに行けます!
その日の天候次第で思いつきで、行くかどうかを決められるのでいいですね(笑)
この日は・・・
5月らしい気持ちの良い日ですが、上野公園のニセアカシアの臭いの厳しいこと(^_^;)
マスクをしていても甘ったるい臭いには辟易させられます。
会場までそんな苦行?に耐えながら歩きます。
開館直後から多くの観覧者で賑わっていました。
大学美術館の正面には大きなパネルが目立ちます。
入場口。
平日だからなのか、高齢者の観覧が多かったように見えます。
われらの注目は?
★伊藤若冲の鹿苑寺大書院を飾る障壁画「葡萄小禽図」や「双鶏図」「松鶴図」に感嘆します。
掛け軸の「竹虎図」では竹林が強い風に揺れる様子を描いた筆使いと
愛嬌を感じさせる虎の対比が面白い!
★狩野探幽の「探幽縮図画帖」は持ち込まれた古画の鑑定した際に、
縮小して模写したという画帖も興味深い!
★円山応挙の「七難七福図巻」の細かい描写に思わず息をのむほど!
などなど、数多くの作品を興味深く鑑賞しました。
鑑賞し終わるとお昼です!
せっかく来たついでにキャンパスをみようか?と思ったら美術館の隣が学食のようです。
この機会に学食で食べることにしました。
味の方は?(学生さんがちょっとかわいそう?)←個人の感想です(^^ゞ
妻は幕の内弁当をチョイス
私は、お決まり定番のカツどん
お腹はいっぱいになりましたので上野公園を少し散策!
その後、妻が上野駅近くでお気に入りのケーキを購入!
こうして、スマホに何も連絡がなかったことに安堵して帰宅しました(´▽`) ホッ
※東京芸術大学大学美術館での『相国寺展』は5月25日までです。