夫のマシュウです。
私の父親が亡くなりました。
危篤の知らせがあってからまる4日・・・
落ち着かない時間を過ごしていました。
亡くなるまで
訃報を待つくらいなら、
危篤の知らせを受けた時、すぐにでも駆けつけるべきだったのでしょうか。
けれど・・・
その時の判断は「もうすぐ亡くなるのであれば、葬儀の段取りをしておこう」でした。
父親が最期を迎えようとしている田舎の病院へは、札幌から半日かかります。
移動手段のJRのダイヤも1日何本かしかない。
面会に行っている時に亡くなり、札幌にとんぼ返りしていては
葬儀の準備どころではありません。
訃報を待つことにしました。
ところが、翌日になっても病院から連絡がありません。
看護師に容態を聞きます。
「体温は座薬で下がっていますが脈拍も弱く心臓も弱っています。危険な状態には変わりありません」
次の日も父親は最後の力を振り絞っているようです。
この日は、特養にいる母親も病院に行き父親に付き添っていたそうです。
息子たちにも来てほしかったのでしょうけど、いっこうに来る気配がないため、
しびれを切らしたのか、たまたま同じ特養で暮らしている親を見舞いに来た、
親戚の方にお願いして病院に連れて行ってもらったのでした。
この時、母親は「別れが近い」ことを悟ったようです。
訃報を待つ身
私としては、動くに動けない状態が続きます。
「すぐに駆け付ければよかったかな?」
「でも病気が回復していない自分の体力がもたないし」と自問自答を繰り返します。
不肖の息子は、父親の最期を看取ることをあきらめ、自分の都合を優先してしまいます。
そんな中、就寝中の夜中の1時過ぎ、当直の看護師から、
たった今、父親が息を引き取ったという連絡が入りました。
それからは、寝ぼけ眼で弟に第一報を知らせ、続いて葬儀社に遺体の引き取りを依頼!
何度も見直したチェックリストをもとに連絡すべきところには連絡を済ませ、
遠く離れた街にある葬儀会場へ向かうことにしました。
田舎に帰るJRの車窓から通り過ぎる雪景色を見るとはなしに眺めながら、
父親の元気な頃の思い出を辿っていました。
父親の思い出
若い頃は、相当にやんちゃだったようです(笑)
リーゼント頭でナナハンにまたがる写真を見た覚えがあります(笑)
私たち兄弟が幼かった頃、毎日仕事帰りに酒を飲んでは大きな歌声を張り上げていました。
弟と「あ!父さん、帰って来たぞ!」と身をすくめたことを覚えています(笑)
帰ると決まって夫婦げんかが始まります。
いつもハカハカして嫌だった!
そんな実家を早く離れたくて、遠くの大学に通うことした私。
酔っぱらっては、お前は大学なんか行かなくてもいいと言っていた父親も、
学費の仕送りだけは続けてくれていました。
父親は、定年後、退職金で建てた家を唯一の自慢にして
悠々自適の生活を楽しんでいたようです。
趣味といえばドライブくらいで、母と一緒に旅行や買い物を楽しんでいましたね。
孫ができてからは好々爺で、いつも笑顔のじいちゃん!
昔のやんちゃな姿からはまったく想像がつかないほどです(笑)
父親の遺したもの
それもこれも、みんな思い出となりました。
父親の生き方には決して同調することはできませんが、逆に
背中で生きざまを見せて、私にいろいろなコトを考えさせていたのかもしれません。
残念ながら父親は記憶の中の人となってしまいました・・・☆
ですが、いまは、父親の葬儀を取り仕切ることに頭を切り替えます。
コメント
お父様天国へ逝かれたのですね、御愁傷様です。後の色々な残務が有るのでお疲れが出ませんように‼私も何とか残務をこなしております。では、失礼致します。
Aki60さん、コメントありがとうございます。マシュウです。
温かいお言葉ありがとうございます。
葬儀が終わっても手続きなど含めいろいろ残務ってあるものですね。
気を抜くと風邪をひきそうなので、適度な緊張感をもって残務をこなしています(^^)/
Aki60さんもお体大切に!
こんばんは。Aki60さん。妻のアンです。
ここ半年の間に、実父、義父が立て続けに亡くなりました。
仕方のないことだと分かっていても喪失感はぬぐえません。
「やらなければいけないこと」が多々あり、気合?を入れています(笑)
Aki60さん、お互いに残務処理、がんばりましょうね!
エイエイオー!(笑)
コメントありがとうございました♪
あけましておめで・・・、あっ、お父上が年末に亡くなられたので
喪中でしたね。このたびはご愁傷様でした。家族親類が少なくなり
ますが、盛大に見送られてお父様も満足していると思います。
神道の葬儀(結婚式は既に経験)は初めて聞きましたので参考にな
りました。意外に費用が掛かるんですね。でも母親が亡くなった時
仏式での戒名にウン十万円は、正直「こりゃ、ないだろうと思いま
した。」
杉ちゃんさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
温かいお気遣いありがとうございます。
悲しいというより、あやかりたい気持ちの方が上回って(笑)、
新年もいつも通り迎えられました。
ですが、写真を見ると元気な頃を思い出しますが・・・(^^)/
杉ちゃんさん、こんばんは。妻のアンです(*^-^*)
昨年はたくさんのコメントをいただきありがとうございました。
私の父が夏、夫の父が冬と、相次いで逝ってしまいましたが
何とか無事に新年を迎えることが出来ました。
神道の葬儀、思ったよりもお金がかかりました。
でも、義父の希望をかなえてあげることが出来、
ほっとしています。
私は義父には大切にしてもらい、本当に幸せな嫁でした。
感謝を込めた手紙を棺の中に入れましたので、
きっと読んでくれたことでしょう(^^)/
杉ちゃんさん、今年もどうぞよろしくお願い致します。