小さな冷蔵庫の秘密？

夫のマシュウです。

それまでの戸建て住まいからマンションへの引っ越しでは、

断捨離を兼ねて、いろんなものを捨てることにしました。

物持ちの良い妻が、衣類や大型の家具などを惜しみもなく処分！

その決断の潔さには、あっぱれ！(笑)

ですが、なかには妻の判断も鈍るものがありました(^^;)

形見・・・

実は、９年前に妻の父親（義父）が田舎の実家から、札幌の私たちのそばにある

グループホームに入所しました。

そのグループホームは、入居者それぞれ個室になっていて、

ある程度、自室での生活が許されていましたので、

小型の冷蔵庫や、テレビ、テーブルやイス、チェストなどの小さな家具類を買い揃えました。

しかし、義父は２年前に他界！７年ほど過ごしたグループホームから

家財道具を引き上げることになり、

その時点で「処分することも選択肢」としてはありましたが、

当時、病院のお世話になっていた「私の両親」がいつか使うという機会が

なきにしも非ずということで、とりあえずは、我が家に持ち込んだのでした。

しかしマンションに引っ越すにあたり、これらの家財をどう扱ったらいいものやら？

妻の出した結論は、

テーブルやイスは他に使いみちがないことから買い取ってもらうことにして、

キャビネットやテレビ、冷蔵庫などは、私の母親がお世話になっている特養が移転新築工事を進めているので、そのときに活躍できる場面があるかもしれない？という判断で、

キャビネットとテレビは私の執務室に置いておくことに落ち着きました。

さて冷蔵庫は？

もうひとつは冷蔵庫をどうするかです。

ビジネスホテルにあるような小さなサイズです。

妻「寝室に置いて夜にワインを飲むなんてシャレてるけどね～」🍷

私「それイイね！オレはビールだな！」🍺

妻「あ！やっぱりだめ！パパ飲みすぎるから、この案はボツ！」(笑)

「とりあえず、キッチンにスペースがあるからそこに置いとくね」

というわけで、とりあえずの？落ち着き先が決まりました（私、ガックリ）

最近は新生活にも慣れて、また映画鑑賞会を楽しめるようになりました。

鑑賞スタイルは、映画館と同じように部屋を暗くして、

傍らにつまみのナッツや珍味、それにドリンクを添える、俗にいう「カウチポテト族」

妻は、電源の入ってない「小さな冷蔵庫」のドアを何度も楽しそうに開閉してます。

私「その冷蔵庫、結局使いみちないし邪魔じゃないの？」

妻「そんなことないよ。使ってるもん！」

私「え？使ってたの？」（寝耳に水）

妻「内緒！内緒！」(笑)

実は、その扉を開けて、スナック菓子やおつまみを取り出していたのです。

そうです！義父の「形見」の小さな冷蔵庫！

妻アンはいつの間にか「おやつストック場所」として活用していたのです(笑)

妻「(´∀｀*)ｳﾌﾌ・・・いいアイディアでしょ」

「そうだ！これは秘密の冷蔵庫と呼ぼうっと！」

「だ、か、ら、パパ、勝手に空けないでね！」(笑)

私「開かずの冷蔵庫ってワケ？」(笑)

あるとき、ドアを開いた妻のため息が聞こえてきました。

「なんだかスカスカでサビシイ～！」

私「お菓子とか珍味を買ってたくさんストックしておきたいの？」

妻「うん！そうだよ！いっぱい入ってないと不安なの！？」(笑)

え？不安？

うーん・・・何だか訳わからんな～(笑)

と言いつつ「アンよ！明日、たくさん買って来たら？」（私、甘いの）(笑)

お菓子がいっぱいに詰まった「愛娘のヒミツの冷蔵庫」・・・

天国の義父も、きっと、笑ってみていることでしょう・・・☆