『日帰りツアー』はホップ！ステップ！ジャンプ台！？

夫のマシュウです。

先日、『どうみん割』を利用したＪＴＢ企画の「日帰りツアー」に参加してきました。

過去最大級の猛烈な勢力と表現された台風１４号が日本列島に近づいている頃から、

＜どうか早く過ぎ去ってほしい＞と念じていましたが、何とかツアー前日には通過！

当日は、文字通り台風一過の「快晴」に恵まれました☀

「3つのお楽しみ」があるツアー

★その①

北海道立近代美術館で開催の「国宝・法隆寺展」を観賞することで

私たちは「一番の楽しみ」にしていました。

★その②

旧道庁前の赤レンガテラス内にある鶴雅（つるが）リゾートダイニングの「昼食バイキング」

たくさん食べちゃうぞー！と大張り切り！(笑)

★その③

昼食後の「大倉山ジャンプ競技場」見学

初めていく所、未知の領域であります(^^;)

集合場所

大通公園そばのビル前に全員集合～！

他の参加者に迷惑を掛けないよう、そこは妻アンのことですから

余裕を持って自宅を出発！（私はギリギリでもいいと思うタイプですが）(^^;)

「一番人気」の企画は？

ツアーの参加者は約３０名ほどです。

出発すると早速、添乗員さんが参加者にアンケート調査開始！

＜今回のツアーは３か所を巡りますが一番期待するところは？＞に対して、

当然圧倒的に多かったのが『国宝・法隆寺展』

やはり一番人気です！

＜はじめは皆さんそう言うんですよー＞と添乗員さん。

さぁ、果たして、ツアー終了後にはどうなっているでしょう？(^^)/

まずは・・・

北海道立近代美術館へＧＯ！

 

『国宝・法隆寺展』は、新聞やテレビでも何回も紹介され、見学者の評判も上々とのこと。

今年は「聖徳太子が亡くなってから１４００年」の節目の年だそうです。

聖徳太子は仏教の教えを国づくりに取り入れ、法隆寺などを建立したといわれていますね。

今回の特別展は、その法隆寺に伝わる仏像や歴史的資料など、

普段私たちの目にすることができないものを拝観できる貴重な機会！

私たち夫婦にとっては、２０１２年に法隆寺を訪れて以来、１０年ぶりの再会です(^^)/

あー！大失敗を思い出す！

世界最古の木造建築物とされる法隆寺と五重塔に魅せられ、

時間が経つのも忘れて境内を散策していた10年前。

「柿食えば・・・」などと詠じているうちに、

「中宮寺(ちゅうぐうじ）」の拝観時間が過ぎてしまい、

肝心のご本尊「国宝　菩薩半跏思惟（ぼさつはんかしゆい）像」にご対面かなわず、

泣く泣く帰って来た私たち（ドジ？いえ、ドジを通り越したおバカです）(;´д｀)

そんなわけで、１０年越しの忘れ物？に、

今回、札幌に居ながらにしてご対面できるという奇遇に恵まれました。ありがたいことです。

私たちにとって、特別展の一番の目玉だった

「国宝　菩薩半跏思惟（ぼさつはんかしゆい）像」は、

アルカイックスマイルの神秘的な微笑をたたえ、

ふたつのお団子を結った独特なヘアスタイル。

ほおに指をあて、どのように人々を救おうかと思案するお姿には

惹きつけられるものがあります。

妻アンは、正面に向かって右斜め４５度からのお顔に癒されるものを感じるといいます。

ジーッと見入ってしまい、なかなかその場を離れることができませんでした。

「あぁ、きれい！本当に素晴らしいね～」を何度も繰り返していました。

秘仏

「国宝・聖徳太子および侍者像」は、

毎年わずかの期間しか拝観できないという、まさに「秘仏」

正面だけでなく背面からも見られるようになっていて、着衣の図柄がよくわかります。

一方、聖徳太子に仕える侍者像は、なんともユーモラスな表情！

見る者をほっこりさせ親近感を覚えます。

そして・・・

「国宝・観音菩薩立像」は「夢違（ゆめちがい）観音」という愛称があるように、

拝むと悪夢を良い夢に変えてくださるという伝承があるそうです。

「慈愛に満ちた表情」にしばし見とれてしまいます。

拝観する人の中には静かに手を合わせる人もいて、何か良い夢に変えてほしいのかな？

さらに、

聖徳太子の「二歳像」や１６歳のときの「孝養（きょうよう）像」を拝観。

「聖徳太子伝暦（でんりゃく）」（上・下巻）に書かれた文字を追っていくと

中大兄皇子や中臣鎌足の名前を発見！

古代の歴史の一端に思いを馳せることができました。

こうして、約１時間半たっぷりと鑑賞！素晴らしい特別展でした👏

 

妻もアルカイックスマイル？

ランチタイム

熱心に鑑賞したおかげでエネルギーを使い果たしガス欠の我ら！ぐぅぅ！お腹が鳴る～！(笑)

青空にそびえる赤レンガテラス内の鶴雅（つるが）リゾートダイニングに向かいます。

 

２階の入り口で体温を計測！

 

落ち着いた雰囲気のエントランス

 

でもバイキングですから、落ち着いてられませんよ～！

私、お腹が空き過ぎてこんなにご飯を盛ってしまいました(^^;)

 

私、デザートも集め過ぎた？(^^;)

 

こうして無事に昼食バイキングが終わり、またバスに乗り込みました。

北海道庁の旧赤レンガ庁舎前を通過します。

現在、工事中で足場が組まれクレーンも動いていましたよ。

最後の訪問地・大倉山ジャンプ競技場へ！

駐車場から長いエスカレーターに乗ってドンドン上へ向かいます。

 

これが「大倉山ジャンプ台」

オリンピックなどでラージヒルといわれる台で「うわー！すごーい」と歓声があがります。

ガイド役は？

オリンピック金メダリストの「阿部雅司」さんです。

「札幌オリンピックミュージアム」の「館長」さんでもあります。

この方のお話がとにかく面白い！👏

まず案内してくれたのがランディングバーンの一番下。

皆さん「人工芝」の敷かれたところに目が釘付けです。

 

足の長い人工芝（ソーメンと言うそうです）をいろいろ試し、

一番滑りが良くて選手に評判がイイのが、ちぢれソーメンという人工芝なのだそうです。

「へぇ～！そうなんだ～！」と、初めて見るモノ、聞くモノでした。勉強になりますね！

 

妻は、高梨沙羅ちゃん？になったつもりで、恥ずかしそうにテレマークのポーズ？

私が無理やりやらせちゃったので、なんだか照（てれ）マークっぽいです(笑)

 

高所恐怖症の妻！リフトに乗ってジャンプ台へ！(^^;)

 

五輪マークのところが選手が飛び出す「カンテ」というところです。

絶景かな。絶景かな。

頂上からの風景は、札幌市街を一望！

いやそれ以上、遠くの山々まで見渡せるほど視界が広がります。

すごいんです！！！👏

 

阿部館長さんが、高校生の時に初めて大倉山で飛んだときの

恐怖のエピソードを語ってくれました。

今では笑い話になったとのことですが、相当な恐怖だったそうですよ。

ここから転がり落ちたらひとたまりもないと思うと、私、足がすくみます(^^;)

 

それでもツアーの「つわものたち」は、勇気を絞って？助走路のスタートゲートに座ります。

妻アンは見てるだけで固まってましたよ(笑)

阿部館長の横には、たまたま見学に訪れていたモンゴル相撲の横綱が座ってます(黒い服の方）

 

素晴らしい景色に感動です！！「来てよかったね～」とは妻の弁。

 

帰りのリフトでは余裕で？景色を楽しめた妻（ホントなの？）

中央の緑の細いベルトは大通公園です。いつもは大通公園から望む景色が今回は真逆です。

札幌オリンピックミュージアムへ！

ここでも、阿部館長さんからスキー競技の歴史から、

自身のオリンピック金メダルを獲得するまでの「思い出話」が聞けました。

華々しい金メダリストの阿部さん、実は苦労人でもあります(^^)/

ところで、ここは「大倉山」ですか？

いえ、いえ、

大倉財閥の大倉喜七郎さんが私財を投じて建設したことから、名付けられ

「山の名前」ではなかったんです。

山をつけたのは後付けのようで、この辺一帯は丘だったということです。

 

記念館でジャンプのシミュレーション体験などが出来ます。

しばし子供に帰ってはしゃぎます(笑)

 

館長さんたちに見送られ、ジャンプ競技場をあとにする頃には、

日も西に傾いて少し肌寒くなってきました。

標高の高いここからススキ越しに見える街並みは「秋の風情」でしょうか。

ツアー参加者の事前アンケートでは最下位でしたが・・・

いちばん期待していなかった（失礼～）「ジャンプ台」が「最高の思い出」になった私たち！

地元に長く住んでいても行く機会がほぼない？大倉山ジャンプ台でしたが、

すばらしい景色＆金メダリストの阿部さんのガイドは最高でした👏

サプライズ！

いつも当ブログにお付き合いいただいている「ウエストさんご夫婦」と

実は偶然、この日のツアーでご一緒していたのです(@_@)

同じ札幌在住で「楽しいひととき」を分かち合うことができてとても嬉しかったです。

ありがとうございました！

これからも末永いお付き合いをよろしくお願いいたします(^^)/

こうして・・・

楽しい「一日さっぽろ散歩」が終わりました。

そうそう、このツアーは『ほっかいどう応援クーポン・ひとり２，０００円分』がつきます。

使いみちは、これが買い納めかも？ということで大好物の「さざ波サーモン」をゲット！

というのも、札幌駅にある北海道の名産品を集めた「どさんこプラザ」は９月２５日をもって北海道新幹線工事のために「閉店」することになっているからです。

あぁ、さて、今度はどこで買い求めようか？

頭を悩ませながら？帰路に着いた私たちでありました(^^)/