弱ってきた母親の様子を伺いに田舎へ!

夫のマシュウです。

私の田舎の特別養護老人ホーム(特養)で暮らす母親の元気がないということで

心配が募ります。

というのも、敗血症の疑いで病院に入院したことをきっかけに、

退院しても、以前のような元気が戻らない・・・と看護師さんからの報告がありました、

そして・・・

「施設看取り」の段階に入るかも?とのことです💦

いよいよか・・・という気持ちではあります😢

今、わが家は、妻の叔母のこともあり、なかなか動きがとれません。

そんな中、私からの知らせを聞いた弟がすぐに様子を見に行って元気をつけてくれましたし、

わが家に初ひ孫が誕生して写真を送ったりと、

いろんな手だてをして、まだ頑張る・・・という気力を持ってもらおう!と思っています。

叔母の介護から帰った妻も、

妻「私たちも行って、おばあちゃんにハッパをかけなくちゃね!」

「ひ孫も生まれたんだから、会うまではね・・・」

妻が・・・

特養の担当者に「面会予約」の電話を入れました。

以前ほどではないけど少し?元気も回復してきていること。

そして個室での面会が可能だと言います。

担当者の話では母親の様子は<少しは活気がある>ということですが

<これまでとは違う>と言われました💦

その言葉から母親の様子を良い方に解釈したい自分がいます。

しかし、体力が弱ってきていることは確か。

ある程度の「覚悟」は必要なようです。

いざ出発!

そんな思いで、JRとバスを乗り継いで、半日かけての移動の末、特養に到着。

初めて母親が暮らしている「個室での面会が実現」します。

面会したのは、ちょうど、お風呂上がりの時間でした。

汗を流してさっぱりしたのか、久しぶりに私たちに会ってなのか、

上気した面持ちの母親に、看護師さんが持ってきてくれた冷えたオロナミンCを、

ストローで口に添える妻アン。

気持ち良く吸い込む母親。

それまで生気がなかった母親の表情が明るくなっていきます。

元気を出させる作戦その①

「ひ孫っ娘」が誕生して、これまでに送った写真が元気の素のようです。

今回、たくさんの写真を収めたミニアルバムも渡します。

そして写真立ても一つ持って行きました。

妻が、手元で写真を一枚一枚見るより、アルバムの方が見やすいんじゃない?

と用意していたものです。

そして、

スマホの家族アルバム<みてね>のアプリを開き「動画を再生」

母親「かわいいねー!いい名前つけたねー!」

「元気に育ってくれればいい」

妻「これからも写真送るから成長を楽しみに待っててよ」

元気を出させる作戦その②

妻は面会日が決まってから母親にプレゼントする「夏物の婦人服」を買いに出かけました。

「おばあちゃんは洋服が好きだから、ステキなのを見つけて来るよ」

その言葉通り、母親好みの洋服を買って来た妻。

「これ、ゼッタイ似合うわ~元気出ること間違いなし~~~」(笑)

そんな気持ちで選んだ洋服をベッドの上に広げ、母親の上にかけてあげます。

妻「わー!おばあちゃんステキー!似合うわー!」(笑)

ここで一気に場が盛り上がりました!(さすが妻アン)

この後も、妻がいろいろな冗談を言うと、相好を崩して母親の表情が豊かになります。

こんなに笑えるなら、まだまだ大丈夫!!!!

しかし・・・

わずか30分足らずの面会はあっという間に終わってしまいます😢

別れ際に、

妻「握手は?」

私はここで握手するともう会えなくなってしまう気がして躊躇しています。

ふたたび促され、渋々握った母親の手のひらは妙に骨ばって痩せています。

握った手のひらから腕にかけて目をやると腕もやせ細ってしまっています。

母親の手をしっかり握ります。

握り返してくれるのを期待しますが力が入ってないのが伝わります。

なんだか悲しくなってしまいます。

「また来るね!」

つとめて笑顔で声を掛けて部屋をあとにします。

実は、母親がお風呂から上がってくる前に、看護師さんからお話がありました。

退院後の元気が回復しないということで、

今いま、ではないけれど

「看取り介護」「覚書」を交わしておきたいという申し出を受けました💦

病院の担当医師の了解も得ているとのことです。

書類を預かり、持ち帰って兄弟で相談して後日郵送することにしました。

その話を聞いてからの母親との面会ですから、

母親の「老衰」という現実が目の前で進んでいるようにも見える私・・・💦

今日のこの日の状態をいつまで維持できるかどうか・・・💦

後ろ髪をひかれる思いで・・・

帰りのバスに乗り込みます。

夕陽を受けて走るバスの車窓から一瞬「空き家となった実家」が見え、

ふるさとの街並みも後方に流れ去ります。

沈んでいく夕陽に人生の黄昏が重なります。

間もなく、この風景も懐かしい思い出になってしまうのだろうか・・・

つい感傷的になってしまいます。

おゆるしください・・・

故郷の田園風景

帰宅後

母親と長年のお付き合いのある方に近況を知らせ、

遺された時間が少なくなってきているので、都合のつくときを見計らって

励ましに行っていただきたいとお願いもしました。

まだまだ、ひ孫が会いに行けるときまで・・・頑張れ!母さん!

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